[5] 第63回パグウォッシュ会議世界大会in広島:大会の意義
[5] 第63回パグウォッシュ会議世界大会in広島:大会の意義
◆世界39カ国・地域から集った科学者たち
11月1日から5日間にわたり開催された第63回パグウォッシュ会議世界大会には、欧米・アジアをはじめ、ロシア、イラン、イラク、イスラエル、パレスチナなど、計39カ国・地域から科学者、政治・歴史研究者、ICANやIPPNWの関係者、そして若手研究者を含む約200名が集い、核兵器廃絶に向けた対話と議論が重ねられました。被爆80年の節目にあたる広島において、本大会は平和事業の中でも極めて意義深い一頁となりました。まさに、パグウォッシュ会議だからこそ、さまざまな対立を越えて人々が集うことができたのだと感じています。
◆国会における平和への訴え
11月5日に行われた衆議院の代表質問では、公明党の斉藤てつお代表が登壇し、次のように訴えました。 「今日まで、パグウォッシュ会議世界大会が20年ぶりに広島で開催されており、世界の科学者と被爆者・市民による核兵器廃絶をめざした対話が行われている。対立よりも対話、拡散よりも軍縮を選び、核兵器廃絶へと世界の潮流を変えるべきだ。」このように、国会の場で平和への決意を力強く示されました。
◆広島宣言の核心
大会最終日に発表された「パグウォッシュ広島宣言」において、特に重要な成果は以下の2点です。第一に、核兵器廃絶に向けて「科学者と専門家は、知識と科学的根拠、倫理的判断に基づいて指導者を導く特別な責任を負っている」との認識が明確にされたこと。第二に、「戦争と武力行使を放棄する日本国憲法第9条は、1955年のラッセル=アインシュタイン宣言が訴えた『戦争そのものの廃絶』に繋がるもの」として、国際的に共有されたことです。
個人的には、パグウォッシュ会議のフセイン・アル・シャハリスタニ会長について、より深く学ぶ機会を得たいと強く感じました。
◆フセイン・アル・シャハリスタニ会長の証言と哲学
フセイン・アル・シャハリスタニ(Dr. Hussain Al-Shahristani)会長は、イラクのサダム・フセイン政権下において核兵器開発への協力を拒否したことで、アブグレイブ刑務所に約10年間投獄されました。湾岸戦争中にイランへ亡命した後、再びイラクに戻り、エネルギー担当副首相として活躍された方です。
会長は新聞インタビューで次のように語っています。
「独房での監禁は10年に及んだ。周囲の囚人が拷問で命を奪われていったが、それでも大量破壊兵器によるおびただしい死に加担しないという意思は揺るがなかった。」(中国新聞 2025年11月1日付)
また、科学者の道を志した原点について、幼少期に原爆報道に触れ、「何が起きているのか」「核科学とは何か」を知りたいと思ったことがきっかけだったと語られています。開会式では、「私たちはヒロシマの惨禍を繰り返さない決意を新たにするため、この地に集っている」と挨拶されましたが、その言葉通りの会議となったと感じています。
◆公明党の取り組みと今後の決意
公明党は、広島・長崎の被爆から80年となる本年、広島市議会・広島県議会において、パグウォッシュ会議世界大会の広島開催が実現するよう取り組んでまいりました。今後も、核兵器廃絶、そして平和創出のために先頭に立って取り組んでまいります。
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