電気・ガス代、8月使用分から補助 物価高、酷暑で緊急支援/公明の提案が結実 公明新聞2024/07/31 1面より
電気・ガス代、8月使用分から補助
物価高、酷暑で緊急支援/公明の提案が結実
公明新聞2024/07/31 1面より
■ガソリンなどの価格抑制、年末まで
円安などに伴う原材料価格の高騰が長期化し、家計や中小企業の経営が厳しい。また、気象庁が23日に発表した3カ月予報によると、8~10月の平均気温はいずれも平年より「高い」見込みだ。こうした状況を乗り切るための緊急支援として、政府は電気・都市ガス料金の負担軽減策を8月使用分から実施。ガソリンなど燃料油価格を抑える補助金も年内まで継続する【図参照】。物価高と酷暑の克服へ、公明党が対策を求めてきた。
電気・都市ガス代の補助は、家庭や企業向けに8月使用分から3カ月間適用する。補助水準は、酷暑を乗り切る観点から、8、9月使用分を重点化。10月使用分は補助を減額して実施する。
電力大手10社は30日、8月使用分の電気料金が、標準家庭で前月と比べ899~1063円値下がりすると発表した。今回の補助で、東京電力では1055円安い7818円となる。中部電力は1063円安い7550円、関西電力は1040円安い6624円、北海道電力は899円安い8624円となる。
都市ガス料金についても、東京ガスなど大手4社の8月使用分の標準家庭料金は、前月比423~552円安くなる。
一方、ガソリンなど燃料油価格の高騰を抑える激変緩和措置は、年内まで継続。この措置により、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は「175円程度」に抑えられる。
公明党は物価高などの影響を受けている家計・企業への支援策の実施を積極的に訴えてきた。6月4日の政府・与党連絡会議で山口那津男代表が、物価高の影響で節約志向が広がっている生活者の実情を指摘し「生活や消費を支える追加策の検討も必要だ」と提案した。これを踏まえ、岸田文雄首相は同21日、8月使用分から電気・ガス料金の負担軽減策を実施すると表明。ガソリン代抑制に向けては、石油元売り会社に支給している補助金について、年内の継続方針を示した。
また、公明党は6月27日、岸田首相に対し、緊急提言を提出。「健康に影響が及ばないよう、エアコンの利用を、ちゅうちょするようなことがあってはならない」と必要な具体策を要請した。さらに、電気・都市ガス代の補助について4月以前の水準(低圧電気は1キロワット時当たり3・5円、高圧電気は同1・8円、都市ガスは1立方メートル当たり15円)を超える助成を訴えていた。
このほか、LPガス(プロパンガス)や特別高圧電力の利用者への支援も提案。これに対し、岸田首相は対応を進める考えを示している。
■世論調査、7割が「評価」と回答も
8月使用分からの電気・都市ガス代補助について、マスコミ各社が7月に実施した世論調査では、読売新聞で「評価する」と答えた人が71%を占めたほか、共同通信でも59・5%が評価すると回答した。他にも、JNN(TBS系)が56%、ANN(テレビ朝日系)が54%と、それぞれ評価すると答えるなど、多くの国民から支持されている。
■燃油代の負担軽減、経営の安心材料に/全国商工会連合会総括参与・苧野恭成氏
中小企業の売り上げは回復傾向にあるものの、原材料やエネルギーの価格高騰により採算が取れず厳しい状況だ。そんな中、8月から始まる電気・都市ガス代に対する支援や、燃油代の負担軽減策の継続など、追加の物価高対策は事業者としても非常にありがたい。
特に、移動を車に頼らざるを得ない地方の事業者にとって、ガソリン料金への補助は経営の安心材料となっている。
公明党は昨年、政府に「中小企業等の賃上げ応援トータルプラン」を提言するなど、幅広い視点で中小企業・小規模事業者への施策を進めてくれている。
取引環境の適正化をはじめ、引き続きの支援をお願いしたい。
