広島市へ要望:広島市原爆被害者の会「被爆二世・三世対策の 充実についての要望」
2020年「広島県被団協代表者会議」
2020年「広島県被団協代表者会議」が広島市西区民センターで開催され、公明党からは斉藤鉄夫幹事長代理と共に来賓出席させていただきました。
挨拶では、1月23日の衆院本会議において斉藤幹事長が代表質問で、「広島に残る最大級の被爆建物である「旧広島陸軍被服支廠」を原爆遺構として保存する支援策を!」と訴え、安倍首相から「広島県の議論を踏まえて国としてしっかり対応する」と応じたことをお伝えいたしました。
また、本年、東京五輪・パラリンピックを、世界に「ヒロシマの心」を発信する絶好の機会と捉えて、いまだかつてない規模の「原爆・平和展」を提案し、夏に開催されることとなったことをご報告させていただきました。
本日の会で、功労者の方々への感謝状贈呈があり、以前、「ヒロシマの心」を伝える為に、英国にご一緒した山中エミ子さんにも贈呈され、嬉しい再会。呉友の会の理事を35年間務め、その間、語り部として国内外で活動に尽力されてこられました。いつまでもお元気でいていただきたい。
被爆者の方と手を携えて、ヒロシマの平和行政、国、県、市と連携しながら、しっかり取り組んでいきます。
「津波避難対策」徳島市議会公明党
広島市議会「安心社会づくり対策特別委員会」視察:徳島市「 津波避難対策について」
本日は、広島市議会「安心社会づくり対策特別委員会」メンバーと担当課長とで徳島市を訪問し、「津波避難対策について」の視察を行いました。
徳島市川内町は、南海トラフ地震が発生した際に約5mの津波が襲い、町全体の70%が約3mほど浸水するとのこと。レベル2の地震想定の場合に徳島市東沖洲のマリンピア東端では、地震発生の約41分後に津波が到達し、その12分後に最大約5mの津波水位となると想定されている。
そのために、川内町地域では、高速道路の盛り土部分を活用して、津波からの避難所を確保。8箇所で計4,100人の避難が可能(さらに1箇所計画有)。
徳島市の公明党市議が住民相談を基に、一貫して推進してきたのが、この避難所。避難所となる高速道路脇の現地視察で、震度5強以上の地震が発生した場合に、電源無しで自動に開く避難所門の「かぎ保管庫」(開くとゼンマイ式のベルが鳴るようになっています)なども見せていただきました。
質問では、住民の避難意識と高齢者・障がい者避難についてお聞きしました。また、2011年の東日本大震災が発生後の夜は、家や街の電気が消えて真っ暗となり、足元も見えずらかったことから、階段を上がるときのことなども質問させていただきました。
広島市と徳山市は、海を有した同じ課題があり、高速道路の法面を利用するという先進的な事例は、大変勉強になりました。ありがとうございました。
広島市議会「安心社会づくり対策特別委員会」視察:大阪市「 地域住民による自律的な地域運営の実現に向けた支援について」
本日は、広島市議会「安心社会づくり対策特別委員会」メンバーと担当課長とで大阪市を訪問し、「地域住民による自律的な地域運営の実現に向けた支援について」の視察させていただきました。
大都市の大阪市においても少子高齢化と合わせて、単独世帯及び高齢者単独世帯が増加し続ける中で、「地域のことは地域で決める」との住民自治の観点から、「地域活動協議会(地活協)」の仕組みをつくりだし、自律的な運営を展開。
例えば、公園清掃を行政がすべて実施するのではなく、地活協に委託するかたちで実施するなど、市民活動を支えるかたちをつくり出している。また、支援制度では、年間約7億7000万円が活動費補助金と運営費補助金で支出されており、NPO活動をはじめ、地域の自発的な活動をする支援する仕組みを展開。
いくつか質問をさせていただきましたが、地活協の母体でもある「地域振興会(町会=広島でいう町内会)」への加入率が大阪市でも減少しており、これは課題がある。人口、世代割合の変化による変革期でもあり、新たな思考で取り組んでいかなければならないことを学ばせていただきました。大変にありがとうございました。
終了後、中之島の大阪市役所そばの中央公会堂横を通りました。いつ見ても威風堂々とした建物で、1年半前に、この公会堂で「芸術と平和」をテーマに講演をさせていただいたことを、昨日のように思い出します。
感謝御礼
広島市議会「安心社会づくり対策特別委員会」:大阪府高石市 「スマートウェルネスシティについて」視察
広島市議会「安心社会づくり対策特別委員会」メンバーと担当課長とで大阪府高石市を訪問し、「スマートウェルネスシティについて」の視察させていただきました。
高石市は、日常の主な移動手段が、他都市と比較して圧倒的に自転車利用が高く、また、徒歩も多く、人口57,855人で、堺市の南に位置し、面積が11.30k㎡で、その4割が石油コンビナートのコンパクトな都市です。
自律的に「歩く」を基本とする『健幸』なまち(=「スマートウェルネスシティ」)を推進する中で「健幸のまちづくり条例」を策定し、自転車道の整備や健幸ポイントなど健康づくり事業を展開。また、少子高齢化社会に向けた義務的経費の割合変化に対応した歳出等、参考になりました。
終了後、高石市議会を代表して挨拶してくださった久保田和典議長と、SNSで繋がっていた阪口茂市議にご挨拶させていただくことができました。大変にありがとうございました!
作文コンクール:題名「決」
【息子話】小学4年生の息子が、このたび1万5,239点の応募があった作文コンクールの中学年の部(応募6,143点)で、第二位にあたる優秀賞をいただきました。
漢字をテーマに思いを伝える作文コンクールで、春にお祖父ちゃんにインタビューした被爆体験と広島平和記念資料館を訪れた内容で、下記の作文です。
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題名:決
「よし決めた!」
学校の平和学習の課題を、広島で被爆したおじいちゃんにインタビューをすることにした。おじいちゃんは、四才の時、庭でセミを取っていて被爆した。右の頭と腕、そして両足をやけどした。そのやけどを見るたびに、アメリカ人と戦争をうらんだ。いつも、長ズボンをはいて、海水浴は夜に行き、部活動では、ハイソックスをはいた。仕事をはじめてからは、アメリカ人へのうらみも自然と消えていった。ぼくは、聞いているうちに、原爆がこわくなり、とても悲しくなった。
おじいちゃんが、
「今まで、だれにも話したことがないんじゃが、じいちゃんは、本当は、俳優になりたかったんじゃけど、やけどのせいであきらめたんよ。やけどを消したくて、皮ふが生まれ変わるように、カミソリで自分の足を、血が出るぐらいに傷つけたんよ。でも、お父さんやお母さんには、心配をかけたくなかったから言わんかった。戦争は本当にひさんじゃ。」
と話してくれた。ぼくは、おじいちゃんの前で泣くのを必死にこらえた。本当にこわかった。おじいちゃんがかわいそうで、ぼくは心がいたかった。
おじいちゃんが、勇気を出して話してくれたことを、何回も何回も思い出した。
おじいちゃんにインタビューをしてから、広島の原爆資料館を二回見学した。おじいちゃんが、
「戦争は本当にひさんじゃ」
と話してくれたことが本当のことだと実感し、胸が押しつぶされた。
大切な人が、悲しい思いをすることは、がまんできない。
「ぜったい、原爆と戦争をなくすぞ!」
と、ぼくの心は決まった。
「参院本会議で山口代表 持続可能な世界築く SDGs推進 に総力を/パリ協定など国際ルール順守主導も」(公明新聞2020/01/25 1面より)
「参院本会議で山口代表 持続可能な世界築く SDGs推進に総力を/パリ協定など国際ルール順守主導も」(公明新聞2020/01/25 1面より)
参院は24日の本会議で、安倍晋三首相の施政方針演説などに対する各党代表質問を行った。公明党の山口那津男代表は、2020年代の幕開けとなる今年が「日本の未来を開く重要な一年」と力説。10年後の30年が目標達成年次である国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」や、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の実現をめざし、日本が国際社会をリードする役割を担うよう主張した。また、全世代型社会保障や防災・減災・復興、経済対策などの具体策を盛り込んだ今年度補正予算案と来年度予算案の早期成立も訴えた。=2面に質問、3面に政府答弁の要旨
【SDGs、パリ協定】山口代表は、気候変動対策など日本が直面する重要課題を含んだSDGsやパリ協定の目標達成に向け、「初年度に当たる本年の取り組みが正念場」と主張。「緊張感が高まる国際情勢にあって、多国間協調の枠組みや国際ルールの順守を日本が主導しつつ、持続可能な社会モデルの構築をリードすべき」と促した。
SDGsの推進に関しては、地方自治体や企業、民間団体などが一体となった取り組み強化を求めた。安倍首相は、官民の垣根を越えた連携を促進し、「日本のSDGsモデル展開の加速化を力強く推進する」と答えた。
■(子育て支援)最優先、抜本的強化
【少子化対策】山口代表は「少子高齢化と人口減少が同時に進む日本では、子育て世代への支援は最優先の課題だ」と力説。政府の全世代型社会保障検討会議が夏までにまとめる最終報告で、少子化対策を柱として位置付け、抜本的に強化するよう迫った。安倍首相は「最終報告の柱として位置付け、公明党の意見もよく聞いて、しっかりと議論する」と表明した。
また、4月から実施される大学などの高等教育無償化を巡り山口代表は、中間所得層の負担軽減など、さらなる支援拡充を要請した。安倍首相は「引き続き注視、検討する」と応じた。
【防災・減災・復興】山口代表は「防災対策に女性の視点を生かすことは、子どもや高齢者、障がい者など災害弱者の視点を生かすことにつながる」と指摘。防災計画や避難所などの現場で女性の視点を着実に反映させるよう求めた。
また、災害時のドクターヘリの効果的な活用に向けて、広域連携が進むよう国の支援を要請。「財政を含めて最大限のバックアップを」と訴えた。安倍首相は、共同運航などの仕組みの構築が重要との認識を示し、「県境を越えた運航事例のデータ提供や、運航経費の補助などを行い、支援を進めていく」と答えた。
■(新型肺炎)日中協力し拡大防げ
【新型肺炎対策、日中関係】山口代表は、中国で感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について「日中が情報共有や連携を強化し、感染拡大防止に協力すべきだ」と強調。今春の中国・習近平国家主席の国賓来日を見据え、「その環境を双方の努力で整えることが重要」と主張した。
安倍首相は、拡大防止へ連携して万全な対策を期すと力説。習主席の国賓来日に関しては「日本と中国は地域や世界の平和と繁栄にともに大きな責任を有している。その責任をしっかり果たすとの意思を内外に明確に示す機会にしたい」と明言した。
【観光先進国の実現】訪日外国人旅行者の増加を受けて山口代表は、地方への誘客や消費額の拡大に向けた取り組みを求めた。赤羽一嘉国土交通相(公明党)は、地方に寄り添う支援とともに、受け入れ環境の整備も進めていくと答弁。また、近隣諸国との観光交流の活性化に向け「本年、日本がホスト国となる日中韓観光相会合を兵庫県の淡路島で開催するよう準備している」と述べた。
「高校生「エシカル甲子園」環境配慮のアイデア競う/徳島県 で初開催」(公明新聞2020/01/25 7面より)
「高校生「エシカル甲子園」環境配慮のアイデア競う/徳島県で初開催」(公明新聞2020/01/25 7面より)
徳島県は、SDGsの課題解決に挑戦する高校生たちを支援する取り組みを実施し、その成果が大きくあらわれいます。SDGsの取り組みとその認知度は、例えば広島銀行の窓口の方が全員SDGsバッジを着用されているように、経済界でも企業として当たり前となってきています。このSDGsの課題解決に取り組む高校生たちを、来年度は、ぜひ広島市から中国ブロック代表として「エシカル甲子園」に出場できるように、支援策の検討を提案していきたいと思います!
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■生ごみ乾燥、布のリサイクルなど紹介
国連のSDGs(持続可能な開発目標)の一つに掲げられている「つくる責任、つかう責任」に基づき、食品ロスや海洋プラスチックごみの削減などにつながる環境に配慮した消費行動「エシカル(倫理的)消費」を推進するため、高校生が課題解決への取り組みを発表する「エシカル甲子園」がこのほど、全国で初めて徳島市内で開催された。消費者庁、徳島県などが主催。公明党の古川広志、梶原一哉の両県議も参加した。
■(全国70校参加)他校の発表に新たな発見
エシカル甲子園は、全国からエントリーした70校のうち、各地の予選を勝ち抜いた12校が今回の本選に出場。各校10分の持ち時間でそれぞれの学習成果などを発表し、審査委員会(委員長=中原秀樹・日本エシカル推進協議会会長)の計10人が審査した。
このうち、長野県の長野日本大学高校と、徳島県立城西高校がエシカル消費の認知度向上を図る試みを紹介。また、山口県の宇部フロンティア大学付属香川高校は、生ごみを乾燥させて減量する器具の開発を提案した。
愛媛県立三崎高校は、細かく裂いた古い布を新たな布に織り直してリサイクルする佐田岬半島の伝統文化「裂織り」を生かして、持続可能な地域づくりをめざす事例を発表し、徳島県知事賞を受賞。カンボジアでヤシ砂糖農家の生産性向上を図る支援活動を紹介した徳島県立徳島商業高校が、最優秀賞に当たる内閣府特命担当大臣賞に輝いた。
参加した生徒からは「他校の発表を聞き、新たな発見と学びがあった」「今回学んだことを地域貢献につなげていきたい」などの感想が寄せられた。
副審査委員長のとくしまエシカル消費推進会議の加渡いづみ会長は、「若い世代が自分たちの想像力と実践力で地域の持続可能性を育てようとしている。柔軟な発想と豊富なアイデアが机上の空論ではなく、形になっている」と高く評価した。
古川県議は「次代を担う生徒たちの発表は私たち大人も勉強になった。今後の政策に生かしていきたい」と語っていた。
■SDGs実現へのきっかけ/日本エシカル推進協議会 中原秀樹会長
昨年9月20日、世界各国で気候変動に関するデモが行われ、約400万人の若者が立ち上がった。その中で、ニューヨークの小学生が「あなた方大人は老衰で死にます。でも私たちは気候変動で苦しみながら死にます」というプラカードを持っていたことが印象に残っている。
こうした訴えは、「世の中を変えないといけない」と言っているように私には聞こえる。今回、エシカル甲子園にエントリーした高校生たちが訴えていたことも全く同じだ。
私たち大人は、こうした声に耳を傾け、寄り添いながら次の時代を担う子どもたちを親のように見守っていくとともに、SDGsがめざす「誰一人として取り残さない」世界の実現に向けて、お手伝いすべき時代になってきたのではないか。エシカル甲子園がそのきっかけになってほしいと思う。