今、自民党から国会質問時間配分見直しの意見が上がっています。
自民3回生ら国会質問時間配分の見直し要望「与党2、野党8」は「野党に過剰な配分」
産經新聞 2017.10.27
自民党の石崎徹氏ら先の衆院選で当選した3回生*3人が27日、国会での質問時間について「野党議員に過剰な配分がなされている」として、各会派の所属議員数に応じた配分に改めるよう同党の森山裕国対委員長に申し入れた。森山氏は見直しに向けて野党側と交渉すると応じた。(*3人とは、石崎徹・石川昭政・中山展宏の各氏)
安倍首相、質疑時間の配分見直し指示=自民「魔の3回生」が拡大要望
時事通信社 2017年10月27日
自民党の石崎徹衆院議員ら当選3回有志が27日、国会内で森山裕国対委員長と会い、慣例でおおむね「与党2割、野党8割」としてきた質疑時間の配分を見直し、与党の持ち時間を拡大するよう要望した。これを受け、安倍晋三首相(党総裁)は萩生田光一幹事長代行に対し、配分見直しに取り組むよう指示した。
石崎徹議員は、「週刊誌さんで、一度も質問していない議員リストみたいな、そんなような書かれ、私ではないのですけれど、そんな、たまに特集で組まれてしまうと、若手(当選回数1~3回ぐらいまで。議会では年齢よりも当選回数が優先)にもう少し割り振っていただきたいなというような意図であります。」と発言していました。
石崎議員のブログには
若手自民党議員の立場から国会運営を2期5年間見てきましたが、残念ながら若手議員に質問時間が回ってくることはほとんどありませんでした。1回も質問時間が回ってこない議員が、「仕事をしていない」と週刊誌に叩かれることもありました。若手も国民の代表者であり、地域で聴いた国民の声を国政に届け、諸政策に反映させていくことは極めて重要な議員活動の一つであるにも関わらずです。
と書いてあります。
地方議会と違って、国会は議院内閣制です。
地方議会は二元代表制といって、首長(知事・市区町村長)が首が主に条例案の提出や、予算を組み、行政を担当します。国会で言えば首長は与党的役割を担っており、それに対して議会が野党的役割つまり行政に対する監視の役割をはたしています。
一方、(国会の)議院内閣制は、行政を担う内閣の長である、国会は選挙で選ばれた国会議員により構成され、その国会議員による投票により、総理大臣が決定されます。総理大臣は国会の中で多数勢力である「与党」、現時点では最大与党の自民党の総裁から選出されています。
前高市早苗総務大臣が、「日本型議院内閣制」を見直すべきか?」というコラムの中で、
議院内閣制の下で、与党は内閣に閣僚を送っている関係上、政府と一体になって法案可決に責任を持つ立場です。政府の法案提出前に徹底的に官僚と議論し、党内の政調会や総務会で事前審査を行い、場合によっては必要な修正をしてもらった上で国会への提出を認めていました。
その代わり、国会で自民党に割り当てられた質問時間の殆どを、事前審査をしていない野党に譲ってきました(国会議員1人1人は平等との考えから、党所属国会議員の人数に比例した質問時間が与えられていますから、議員数の多い自民党の持ち時間は莫大。しかし、事前審査の無い野党に配慮して、自民党分の質問時間を野党議員に譲っている)。民主党や社民党の若手議員が国会質問で脚光を浴びるのを羨ましく思いながらも、政権与党の議員が我慢するのは当たり前と先輩から教えられてきました。
と述べられています。
若手議員から見れば、会社で言えば、総理大臣は社長、各大臣は取締役みたいなもので、会社のトップ機関が練りに練った企画を若手社員が鋭くチェックできるかは、疑問です。テレビ中継やインターネットの録画配信で、与党の議員、特に若手が質問しているときは、気を使いながらお伺いしているような質問が多く感じられます。
質問の機会が少ないので、週刊誌に『一度も質問していない議員リスト』と載せられることがあるからと言われていましたが、NEWポストセブンの「質問も議員立法もしていない代議士は83人」リストでも、議員提案した石崎議員とおなじ自民党2回生議員(衆議院選挙前)は2人しかいません。

与野党含めて、ちきんと仕事をしている議員の方が大半です。ちょっと視点が違うのではないかと感じました。