こんにちは。佐井 昭子です。

 秋晴れの土曜日。新庄の「ビッグ・ユー」で開催された「精神科医療」の研修会に参加しました。

 1部は「精神障害のある人の地域移行における精神福祉士の役割」と題して、和歌山県障害福祉課の職員さんなど3人の精神福祉士さんの報告。

 2部は東京都立松沢病院院長岡崎祐士先生の「わが国の精神医療の歴史と現状から地域利用を考える」と言うタイトルでの講演。先生は長年統合失調症についてご研究をなさっておられるそうで、服薬、心理療法などデータを使って説明など、非常に解りやすく、説得力のあるもので共感を覚えました。

 特に早期発見、早期介入、早期治療、心理療法の有効性など、日頃の疑問がひとつ、一つ解かされていきました。

 精神疾患は、ストレスの多い現代社会では誰もがおこりうる病気です。目に見えない病気で外からはわからない。しかし、日常生活も出来ない、意欲を失う。そして自殺に至ることもある。ある意味では恐ろしい病気です。

  公明党もすでに「うつ病対策」に取り組んでいます。公明党の推進により、心理療法として「認知行動療法」が今年から、保健適用になりました。人材養成の段階ですが、今までの薬物、入院を中心にした治療から、患者中心の治療へと大きく転換しているように思います。

 今日の研修会で、早期発見、早期介入、早期治療で重症化させないということが大変重要であることを認識しました。地域移行については、具体的に現場から学ぶ必要があると思いました。夕方まで続いた研修会は大変勉強になりました。

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田辺市 佐井昭子
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