バックナンバー 2008年 11月 12日

紀南病院H19年度分の決算審査委員会が同病院の講堂で開催された。

紀南病院の組合議会にはみなべ町、田辺市、白浜町、上富田町から議員の代表が参加し構成されている。そして予算と決算の審査には、それぞれ半数ずつの議員により委員会を設置するのが慣例になっている。昨年に続いて決算委員会への参加となったが、今回は委員長として委員会に臨む事となった。

電子カルテ委託業者の経営が困難になっている問題や、病院職員の患者の方等への対応、債務の償還や医師不足解消への考え方等々、病院当局に対しては厳しい意見も多く、審議は長時間になった。

10対1看護(患者10人に対して看護師1名の体制)から7対1看護に移行したことでの看護師の増員確保について感じている事や、医療費の未納の中で最も多いのは出産費用であるという問題など、私もあらかじめ聞こうと思っていた何点かについて質問した。結果的には委員会として19年度決算を了承したが、昨年に続いて、やり取りの中で多くの事を感じた。しかし、問題点を多く抱えながらも、悪いところばかりではなく、病院当局が様々な努力をされている事も認識している。

地域医療にとって中核となる大事な公立病院である以上、真摯に経営を行い、地域に喜んで頂いたうえで自治体の税金を投入する事を納得してもらえるという状況をつくるのが理想だと思う。

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田辺市 小川浩樹
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