田辺広域市町村圏組合が職業訓練センターで開催されました。この組合は、田辺市、みなべ町、白浜町、上富田町、すさみ町が参加しているもので、各市町村から何名かずつの議員が出て組合議会を構成しています。
輪番病院の運営補助や、休日急患診療所への補助、ふるさと市町村圏事業、等々の説明を受けた後、H17年度の決算を含む議案を可決しました。
昨日の田辺市人権教育啓発推進懇話会といい、長い名前の会議が続きましたが、このような長い漢字の様々な名前にも慣れてきました。
初めて議員になった頃は、例えば、「田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算」などの議案の名前を聞いて、一体どこまで漢字が続くのだろうなどと、よく思いました。五年経って、「田辺広域市町村組合議会」位の長さは普通に思えます。
田辺市人権教育啓発推進懇話会が市役所で開かれました。
この懇話会は市が啓発推進の基本計画を策定するにあたって設置されたようですが、議会からは総務企画委員長が行くのが慣例となっているので、私が参加しました。他に、人権推進連盟の方、障害者連盟の方、公民館、隣保館の代表の方、教育関係者等々、それぞれの人権推進の立場におられる方が参加していました。
懇話会というのは、このように市が新たな事業を進める時や、政策の方向性などについて、市民の代表の方に意見を聞くため、しばしば設置されるものです。私もいくつかの懇話会に参加しました。しかし、中には、市があらかじめ持っている考え方について、了解してもらい、お墨付きを頂くという、「湯通し」的なものもあり、全ての懇話会が民意を反映しているとは思ってません。
しかし、人権推進という性格上でしょうか、今回の懇話会はそれぞれの立場で皆さんが多くの意見を述べられてました。上っ面ではない、現場での苦労を知っている方の意見を聞いていて、やっと初めて、人権推進の全体像が少し解りました。
次回の会議までに、過去の資料が欲しいと要望しました。
上げられていた全ての議案を可決し、12月議会が閉会しました。
田辺市総合計画基本構想案や、ケーブルテレビの工事業者に関するもの、紀南文化会館の運営委託業者を決めるものなど、多くの大事な議案も通りました。
公明党の会派としては私が、「法テラスのさらなる充実を求める意見書」を提出し、可決していただきました。法律に関する相談をより身近にする事や、弁護士のいない地域に対して国として手を打って欲しいというような意見要望を、田辺市議会として政府に送る事となります。
議場での最終日の採決までに、多くの人と多くの意見論争があったタフな議会でした。総合計画の議案が通った事で、田辺市総合計画調査特別委員会は解散となります。
党支部会が田辺労福センターであり、1年間の総括やお礼を述べさせていただきました。色々な事があった年でしたが無事1年を終えました。お世話になった皆様、本当に有難うございました。
毎回、支部会では質疑応答の時間を取ります。今月は、政務調査費の問題や、教育基本法、防衛省論議など多くの質問を予想していましたが、道路の改修の要望が一件あったのみでした。質問が少なかったのは予想外でしたが、今日も事前に多くの資料に目を通して臨みました。毎回の支部会で、どんな質問が出ても本質を理解したうえで、答弁できるように備えるというのは自分の大きな力になっているという事を実感します。
知事選の投票率は35%だそうです。一時は30%を切るのではないかと言われていました。新しい知事には多くの事を期待するところです。
8日、11日、12日と三日間の一般質問が終わりました。今回の登壇は10名と、いつもよりも少なかったのですが、様々な内容の質問がありました。
一般質問というのは議員が自由に選んだ当局への質問を、あらかじめ通告して行うものです。その中には、政策を提案する内容もあれば、現在の当局のやり方を批判する内容、又、思想信条、哲学を戦わせようというものなど様々です。私は、なるべく政策提案できる内容を盛り込むように努めていますが、当局を批判せざるを得ない時もありますし、信条として譲れない部分をぶつける事となる場合もあります。
教育などの分野についての質問は、まさに思想、哲学のぶつかり合いとなりますが、今議会もそういう場面が多くありました。私は、右側であれ、左側であれ、思想、哲学というのは実証が伴わなければ何の意味もないと思っています。歴史の事実として、その思想哲学が大衆を幸福に出来なかったのであれば、それが、その限界だと思います。
実証を示すのが目的であって、主張するのが手段です。思想を守るために主張が目的となってしまうのは本末転倒です。
今日の一般質問は、四人の議員が行い、公明党も佐井議員と出水議員の登壇がありました。高齢者介護についてや、森林環境についてなどの質問の他に、子育て支援に関する質問がどちらからもありました。
私が議員になったばかりの頃は、子育て支援については、その苦労を知っている女性の方が熱心でした。しかし、ここ数年、世論として少子高齢化問題が言われる中、その重要性が大変大きくなってきました。
私も子育て支援、少子高齢化問題について何点か質問をしてきました。とにもかくにも、社会というものを持続させて行くために、健全な子供をたくさん産み育てていける環境を早急に整えていかなければなりません。他にもたくさんの取り組むべき分野がありますが、将来に責任を持つという意味では、この点と教育が最も大事ではないかと考える事もよくあります。
少子高齢化問題という世論に押される形で男性議員も、子育て支援について大きな認識を持ち始めました。まだまだ女性の目線の方が実感がこもっているようにも思いますが・・・
商店連合会主催のまちづくり三法、中心市街地活性化法の活用等についての勉強会があり、参加させて頂きました。
以前にも書きましたが、私は、中心市街地の活性化については、大型店舗の出店規制だけではなく、旧市街地への住宅供給や、郊外の農地が宅地に転用される事の規制、新しい道路沿いの両脇にサラ地を作らせない事等々を、一度に行わなければ効果がないと考えています。6月議会で、市長に対し、総合的にリーダーシップをとって欲しいと要望をしましたが、それには、様々なハードルを乗り越えた上での、大きな決断が必要だと思っています。今日の講師の方も、首長ら自治体の政治的な判断に大きく左右されるというニュアンスのお話をしていました。
今回国から、大型店舗の郊外への出店規制が厳しくなりましたが、その対象は一万m²以上の店舗です。しかし、田辺のような地方都市に一万m²以上の店舗が何件も建つというのは現実的ではありません。逆にバイパス沿いに何千m²かのスーパーが出店するだけで、商店街にとっては十分脅威です。国の基準を一万m²よりももっと下げて欲しかったという意見を、愚痴も含め講師の方にぶつけたら、「だから、地域の実情に合うようなまちづくりを考え、その自治体にあったルールをつくっていかなくてはいけないのです。」と返されました。
その通りだと思って反省をしました。すこし、柔軟に考えることが出来るようになったようで、本当に有意義でした。市のまちづくりの基本計画や、先進地の独自のまちづくり条例などについて、もう一度、一から調べてみようと思います。