視察最終日は岐阜市の複合施設「みんなの森ぎふメディアコスモス」を視察しました。
岐阜市では、中心市街地に位置する岐阜大学医学部等跡地に、“知の拠点”「市立中央図書館」、“絆の拠点”「市民活動交流センター」、“文化の拠点”「展示ギャラリー」等からなる複合施設が昨年7月に完成。
面積の8割は、最大所蔵可能数90万冊、座席数910席を誇り、木造格子屋根を持つ図書館です。活動・発表の場となるスタジオ等を備え、市民活動を積極的に支援する「市民活動交流センター」では何でも相談できるカウンター、最大100人収容可能な「かんがえるスタジオ」、一面鏡張りの「おどるスタジオ」などが整備されています。展示や発表会、講演会やセレモニーなど多様な使い方ができる「みんなのホール」、「みんなのギャラリー」のほか、国際交流の場となる「多文化交流プラザ」も開設されています。
羨ましいほど整備された施設には、赤ちゃんから高齢者までたくさんの市民が集い賑わっていました。
今回の視察で、木更津市でも図書館を基本に多目的に使用できる複合公共施設を何かの形で提案していきたいと思いました。
人口42万都市の富山市コミュニティバス(公共交通)施策について視察しました。
地方都市再生の切り札として期待される取り組みの1つが「コンパクトシティ」への転換であると言われています。
富山市では、2002年から「コンパクトな まちづくり」を目指し20年、30年先を見据え、将来の世代に責任が持てる、持続可能な都市経営・まちづくりに取り組んでいます。
富山市は全国2位の自動車保有台数でもわかるように、過度な自動車依存と公共交通の衰退を視野に「公共交通を軸としたコンパクトな まちづくり」を進めています。
市営コミュニティバスで、通学割引や高齢者、障がい者割引を実施したり、地域の合意のもと推進運行する「地域自主運行バス」や予約制デマンドシルバータクシーなど7つのコミュニティバス事業について研修しました。
今後、木更津市の公共交通の推進に役立てていきたいと思います。
「高岡市きずな子ども発達支援センター」を視察しました。高岡市では、心身の発達に特別な配慮や支援が必要な子どものために、医師・看護師・訓練士・保育士が連携して療育を行うことで、子どもの健やかな発達と自立への基礎作りをすることを目的とした医療型児童発達支援センターを開設しています。
医師による診察を出発点として、子どもの状況に応じて就学までさまざまな療育コースを設けています。
就学後の子どもについては、診察・発達相談・機能訓練・学校内での生活指導を行ないます。
また、保育園・幼稚園・学校・子育て支援センター・放課後児童育成クラブ(学童保育)など、子どもが集うすべての場を訪問し、集団生活に適応する力を育てるための指導も行なっています。
さらに、子どもの発達を保障する社会を支える人材(保育士・教師・保護者・地域の人々等)の育成に努め、そのための研修の機会と場を提供する活動も展開しています。
健康推進、子育て支援、障がい者福祉、学校教育の面で大変に参考になる視察になりました。
高岡市議会公明党の2人の議員とも交流懇談することができ、2016「ユネスコ無形文化遺産」登録候補の御車山会館を見学しました。
夜は、高岡駅前で高岡七夕祭りで盛り上がっていました!