6月15日、個人質問「Withコロナ、Afterコロナと行政のデジタルシフト」
コロナ禍では、人の移動や接触、集合が制限されると、社会の機能が一気に麻痺することを思い知らされました。一方で、人と人が直接会うことなく社会生活を維持するためのキーワードが目につきました。
しかし、今回私たちが突き付けられたのは、普段できていないことは、非常時にやろうと思ってもできないという当たり前の事実です。市職員のテレワーク、市民病院のオンライン診療、市立校のオンライン授業、福祉などのオンライン相談やWeb会議、これらはいずれも実施できませんでした。遅れは顕著です。市としての方針を固め、具体化を急ぐよう求めました。
→各局長、教育長の答弁で、テレワークは今年度中の試行。オンライン授業は実施を盛り込んで基本方針を見直し。Web会議は実現に向けて具体的な検討等、動きが出てくることになりました。
さて、生活に密着したサービスがデジタル化されることで、誰もがどこにいても、一人ひとりの状況に応じたきめ細やかで必要なサービスを受けることが可能となる街をスマートシティと呼びます。このスマートシティは間違いなく、今以上に地方の価値を高めます。また、新しい生活様式は非対面のサービスが前提になります。今や、世界の結論はデジタルシフト(デジタル化を進めること)です。それを、岡山市がどう扱うのかが問われているというのが、今回の質問の主旨でした。
私が思うに、岡山市のICT(情報通信技術)推進における問題は、インフラとかプラットフォーム、まさに土台や骨格が示せないままで、単発の施策にとどまっていることです。大森市長は就任以来、社会の大きな変化を感じ取って、これまで大胆に政策の舵を切ってこられました。コロナの未曽有のインパクトを機に、Withコロナ、Afterコロナで勝ち抜くための舵取りが求められています。折しも来年度からの5カ年の計画を策定する最中であることから、策定に当たって長期構想の基本目標や基本方向への加筆・修正にも言及しました。デジタルシフトを社会の新しい流れに位置づけるだけに終わるのか、2021年からの本市の生命線に位置づけるのかで未来は全く別物となると訴えるとともに、「スマート東京」の取り組みから学ぶべき項目を取り上げ、行政の役割はデジタルシフトの加速化であることを明示しました。
中でも、一番の問題は人材です。「デジタル人材を増やさなければ何も起きない」と、東京都の宮坂副知事(元Yahoo社長)は言います。Society5.0(AIなどの先端技術を活用する新たな社会構想)時代の行政を見通すにも、あるいは次期計画を策定するにも専門人材は欠かせません。ITテクノロジスト、ITスペシャリストの確保を戦略的・集中的に行うべきと訴えました。
→大森市長から、デジタルシフトを後期中期計画の中に盛り込み、今後の一つの指標、目標としていきたい。財政面でも進めるべき構想に位置づける旨答弁がありました。期待したいと思います。









