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5月1日、島根原子力発電所を視察。

未分類 / 2012年5月1日

島根原子館の駐車場から眺めた1号機と2号機

初めて中国電力㈱の島根原子力発電所へ視察に行きました。事前に申し込みをするのですが(申し込みは谷合参議院議員事務所でしていただきました)、防護服のサイズとのことで、ウエストや靴のサイズを聞かれましたので、けっこう緊張もので出かけました。(実際は、それは聞き間違いだったようです)
説明をいただいたのち、視察服に着替え(安全靴とヘルメット着用)、ゲートのセキュリティチェックを受けてトンネルをくぐると、間近に原子力発電所が見える高台に。そこには日本ではいち早く設置したという緊急用のガスタービン発電機が2台(昨年12月に運用開始)、また15メートルの防潮堤をはじめ津波や地震対策に現時点で約400億円を投入していますとの説明を受け、ウラン燃料と制御棒をセットするだけになっている3号機の施設に入らせていただきました。総工費は約4600億円だそうです。
入り口をはじめ万が一に備えて電源喪失を回避するために、3.11後設置したという水密扉を至る所で見かけました。理論的には幾重にもリスクヘッジがなされていることを確認することができました。また、1号機2号機についても経年化への対処と長寿命化の手立てが万全になされているとの説明は偽りのないところだと思います。あとは地元の理解と政府の判断ということなのでしょう。
しかし、まだ稼働していない3号機の原子炉建屋や中央制御室を見学した正直な感想を言えば、まったく個人的な反応で申し訳ないのですが、生理的に受け付けない感覚に支配されました。人や自然の営みに比べると禍禍(まがまが)し過ぎるのです。
要塞のようなコンクリートと鋼鉄に覆われ、こんなに念入りに重層的に警戒態勢をとっていることの安心感よりも、とらなければならない代物だという不気味さが勝るのです。
もちろんこれは政治的発言でも科学的発言でもありません。島根原子力発電所はいままでも安全でしたし、これからも恐らく安全なのでしょう。「恐らく」です。
より政治的に言えば、代替エネルギーとの文脈の話になるでしょうから、方向は「脱原発」で当座は慎重に継続せざるを得ないというのが妥当な落としどころになるのでしょう。社会的リスクと安全性のリスクを睨みながら、ソフトランディングへと英知を結集するしかありません。中央制御室のガラスの前でネクタイの結び目を急に息苦しく感じた以上に正直気の重い話です。

日本庭園をバックに。

ちなみに道中、足立美術館に立ち寄りました。ここの日本庭園はまったくもって見事です。年中無休ですのでいつ庭師さんは頑張っているのかとお聞きしたところ、早朝に働かれているそうです。
この日は横山大観とともに竹内栖鳳の特別展が開催中でした。でもやっぱり私は大観が好きですね。のんびりとした「麗日」の絵葉書を2枚買いました。(著作権でアップできませんのでネットで検索してみてください。)