9月30日、岡山市がん対策推進条例制定記念イベントに参加
岡山市がん対策推進条例の制定を記念した講演とシンポジウムが9月30日、さん太ホールで開催されました。記念講演の講師は東京大学医学部附属病院、准教授の中川恵一先生。
開会前に控室にお邪魔したところ、公明党の取り組みを評価していただき、「今日は公明新聞の記者は来ていないの」と聞かれました。(実は、岡山市主催の事業だったので、呼んでいませんでした。残念)
先生は、厚生労働省委託事業である、がん検診受診促進企業連携推進事業(略称=がん検診 企業アクション)の座長でもあられ、11月初旬にも来岡予定とのことでした。
さて、演題はお馴染の「がんのひみつ」。ただし、「3.11」を意識され、被曝の話題にも触れられました。
私たちは年間1.5ミリシーベルト程度の自然被曝を受けていることを話された後、仮に、年間100~200ミリシーベルトの被曝をした場合、発がんのリスクは1.08倍となるとの数値を示されるとともに、生活習慣による発がんリスクを対比して示されました。
それによると、運動不足では1.15~1.19倍、肥満は1.22倍。そして日本酒換算で毎日2~3合の飲酒は1.4倍(これは500~1000ミリシーベルトの被曝に相当)、喫煙は1.6倍(これは2000ミリシーベルト以上の被曝に相当)と、生活態度が悪いことのリスクを指摘されました。(特に男性は要注意です)
もちろんこうした指摘はメインテーマではなく、あくまでも、「岡山市民がどうすればがんで死なずにすむか」というテーマへの解答として、「定期的にがん検診を受ける」というアクションが導き出されるためには、「がんを知る」ことが最も効果があることを分かりやすく説明されました。特に、何度も「子どもたちへの教育が大事です」と繰り返されていました。(私も、教育委員会に対して何度も申し上げていますが、反応は鈍いままです)
一方、会場を見渡しますと、参加者のほとんどは愛育委員をおぼしき方々ばかりです。地域でこうした啓発に取り組んでおられるみなさまであり、お世話になっている方々ではあります(感謝)が、こうした既存路線では検診率が低迷から抜け出せないのも現実であり、今回の講演会を週末に開催し、中学生を招待するなど、ひと工夫が欲しかったと感じました。
第二部はシンポジウムでした。概ねそれぞれのお立場から現状をご報告いただく内容でしたが、感想を申し上げれば、保健福祉局の身内でイベントをこなした印象が強く、残念な感じは拭えませんでした。
本来なら行政からは市長(最低でも副市長)と教育長、医学界からは医師と看護師、そして患者会やNPOなどの関係団体、要は3者がそれぞれの立場で何が足りないのか、何に困っているのかをぶつけ合うような本気度が溢れるものにしていただきたかったと思います。当然コーディネーターは中川先生でしょう。
ともあれ運営に当たられた職員のみなさまは大変だったと思います。いろんな意味でお疲れさまでした。