12月28日:JR摂津富田駅頭からスタート!
12月22日:淀川右岸 組合議会12月定例会に出席
高槻市長が石井国交相に要望!
12月21日:島本町衛生化学処理場を視察
緊急通報システム、熱感知センサーの普及啓発が大事
12月18日:JR高槻駅に特急はるか停車が実現!
12月定例会・本会議3日目:一般質問:本市の災害医療の取組みについて
12月16日:10時から開会。
付託案件の審査結果について、各常任委員長から報告があり、原案通りすべて可決成立しました。私は、都市環境委員会委員長として報告しました。
追加案件も即決で議決されました。その後、次の議員提出議案の意見書2件が可決成立しました。
⭕️ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の治療推進を求める意見書について
⭕️マイナンバー制度の円滑な運営に係る財源確保等自治体の負担軽減を求める意見書について
その後、一般質問に入り、本日は13番目まで行いました。
私は通告通り「本市の災害医療の取組みについて」をテーマに行いました!
〜本議会4日目最終日
12月17日10時から開会。
昨日に引き続き一般質問に入り、予定されていた24名全員終了しました。
本議会は、公明党議員団として、議長の除く7名全員が一般質問に立ち、議会・議員の役割りを果たせるよう取組みました!
一般質問:本市の災害医療の取り組みについて
皆様、こんばんは、公明党議員団の吉田ただのりでございます。今回は「本市の災害医療の取り組みについて」をテーマに質問をさせていただきます。
本市は、市ホームページ「どっちもたかつき」にも掲載の様に、特に「子育て・教育・医療」に「力と情熱」を注いでこられたと認識しております。その結果として、SUUMOの最新の調べによると、「住んで見て良かった街」「子育て環境の良い街」とも関西ランキング1位となっています。本日は、医療について取り上げさせていただきますが、市内には、身近な「かかりつけ医」となる歯科を含む診療所が約450あり、特定機能をもつ大学病院など、専門医療を担う病院も充実しています。また、万一のときに頼りになる救急医療としては、急な発熱やケガを診療する初期救急、入院治療に対応する二次救急病院、重症患者に対応する三次救急があり、他市に依存する必要がなく、市内で完結できる都市です。「高槻市総合戦略プラン・第5次総合計画」において「本市の安心度」を示されています。北摂の6市と比較した場合、1万人当たりの病床数、千人当たりの医師数については、いづれも平均を大きく上回っています。このように住み慣れた地域で安心して医療を受けられる「医療環境が充実した街」は、高槻の優位性の一つであり、「医療密度の濃いまち」として、他市に誇れるものがあります。
一方、昨今の自然災害やテロ災害等を踏まえ、いわゆる大規模災害に対する備えとして、本市は、災害医療という観点からどうなのか?という視点から質問させていただきたいと思っておりますが、本市においては、平成28年度中に新名神高速道路・高槻・神戸間が開通予定となっており、便利になることと同時に、さまざまな災害による他府県からの救急搬送事案や本市消防本部の出場件数が増加することが予想されます。この事は後ほど消防本部にもお聞きしていきたいと思っております。国の災害医療体制については、平成7年1995年の阪神・淡路大震災を契機として、災害拠点病院の整備、広域災害・救急医療情報システムの整備、災害派遣医療チーム(DMAT)の養成等を行ってきました。そうした中、発生した東日本大震災での対応において、これまで整備してきた体制等について、課題が明らかになり、被災地を含めた災害医療関係の有識者が検討する場として「災害医療等のあり方に関する検討会」を開催し、報告書に取りまとめています。そこで、厚生労働省は、平成24年3月21日付けで、「災害時における医療体制の充実強化について」通知し、報告書に則した取組みを促しています。
ここで、救急医療と災害医療の違いについて少し紹介させていただきます。救急医療は、突然発生した外傷や疾病などを扱う医療です。疾病等の発生が突発的なものであっても、医療機関は通常どおり診療可能な状況であり、あくまでも日常的に行われる医療の範囲であります。それに対して、災害医療は、事前に予測困難な災害の発生時において、急激な傷病者の増加に対して医療の供給が全く追いつかない状況下で行われる医療です。災害により、電気や水道などのライフラインが停止し、医療機関への医薬品等の供給も滞り、医療機関の職員も被災するなど、医療現場も混乱いたします。その中で、限られた医療資源を有効に活用し、一人でも多くの人命を救うことが求められる特殊な医療となります。災害医療では、例えば、治療の選択トリアージひとつ取っても、救急医療とは「時間のかけ方」が異なります。救急医療では一人の患者につき2~3分をかけてトリアージを行いますが、災害医療では、一人の患者に対し1分もかければ、仮に60人の患者が一度に来たとした場合、60番目の患者は医療機関に到着後、重症か軽症かも分からない状態のままで60分以上も放置される、という事態になってしまいます。実際の災害発生時に、災害医療を担当するのは、平時に救急医療に携わっている医療関係者ですが、このように 「災害医療」と「救急医療」は 本質的に全く異なる医療であることから、傷病者一人ひとりに対して、平時のような100%の医療は、提供出来ません。単純に「救急医療の規模が大きくなったものが災害医療だ」と勘違いすると、救えたはずの命が失われ かねないということになります。
これらのことを踏まえ質問いたします。
【1問目】
1-1 災害拠点病院の定義、高槻市及び大阪府内の該当病院について
1-2 災害時の医療救護に関する協定の締結状況について
1-3 災害医療の訓練については、どのような規模、スケジュールで実施しているのか
1-4 災害拠点病院としての訓練の実施状況についてお聞かせください。
1-5 新名神高速道路においては、高槻第一ジャンクションから神戸ジャンクションが平成28年度末開通予定で事業が進められておりますが、本市消防本部として新名神高速道路開通にともなう管轄区域についてお聞かせください。
1-6 想定される車両通行台数についてもお聞かせをください。
1-7 現在の名神高速道路(西宮ICから京都市内までの間)における平成26年度中分についての災害件数についてお伺いします。
以上、7点を1問目と致します。
《答弁》
本市の災害医療の取り組みにかかる数点のご質問にご答弁申し上げます。
まず、1点目の災害拠点病院の定義、高槻市及び大阪府内の該当病院についてでございますが、災害拠点病院には、厚生労働省局長通知において、運営や施設、設備についての要件が定められており、主な要件といたしましては、24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者等の受け入れ及び搬出を行うことが可能な体制を有することや、災害発生時に被災地からの傷病者の受け入れ拠点にもなること、災害派遣医療チームを保有し、その派遣体制があることなどがあり、それらの機能を備えた病院とされております。大阪府内における災害拠点病院は、大阪府保健医療計画において、基幹病院である大阪府立急性期・総合医療センターのほか、地域の病院として16か所、18病院が指定されております。三島医療圏域の災害拠点病院としましては、高槻市内に所在する大阪府三島救命救急センター、大阪医科大学附属病院がございます。
2点目の災害時医療救護協定につきましては、平成25年7月に高槻市医師会、高槻市歯科医師会、高槻市薬剤師会と協定を締結しており、本市内で大規模災害が発生した場合に、救護所等に医師や歯科医師、薬剤師等の方々を派遣していただき、急病者に対する処置や口腔ケア、服薬指導を行うなど、本市の地域防災計画にあります医療救護活動を円滑に実施していくこととなっております。
3点目の災害医療の訓練につきましては、平成19年度からおおむね毎年9月に災害医療救護訓練が実施されております。高槻市医師会が中心となり、本市が共催する中で、関係医療機関、医療関係団体、行政、消防、地域の自主防災組織などが参加して、関係機関や住民との連携強化や情報伝達、救護所の開設、医療救護対応訓練などを実施しております。例年の訓練の規模といたしましては、訓練従事者と見学者を合わせて、概ね300人程度が参加しており、5年に1度程度は大規模な訓練も実施しております。
4点目の災害拠点病院としての訓練の実施状況につきましては、本市域で指定されている両医療機関とも定期的に防災訓練を実施されており、情報収集や情報伝達をはじめ、患者の避難誘導や被災者受け入れなどの災害対応訓練を実施しているとお聞きしております。
5点目 新名神高速道路神戸高槻間40,5kmのうち、下り線は高槻ICから茨木北ICまでの約10km及び現在の茨木ICまでの約8,5km、上り線は高槻ICから大山崎
ICまでの約8,5kmが管轄区域となります。なお、平成35年度末には八幡ICまでの10,7km間が高槻市消防本部の対応予定であり災害出場の増加が予想されます。
6点目 名神高速道路の大山崎ICから吹田ICまでの車両通行台数が1日平均117,000台であるため新名神高速道路の想定車両通行台数は55,000台と想定しております。
7点目 名神高速道路(西宮ICから京都市内までの間)における災害件数について 平成26年中の西宮ICから京都市内までの間の災害件数は、火災件数14件、救急件数187件が発生しており、交通事故に関しては126件でありました。
【1問目の答弁を受けて】
まず災害拠点病院の定義についてお答えをいただきました。そして府内においては、18病院、高槻市においては、大阪府三島救命救急センターと大阪医科大学付属病院が災害拠点病院に指定されているということでした。
災害時の医療救護に関する協定の締結については、平成25年7月に本市医師会、歯科医師会、薬剤師会と協定を締結しているとのお答えでした。その目的は、本市の地域防災計画にある医療救護活動を円滑に実施していくためとなっています。
そして、災害医療の訓練については、平成19年度から毎年9月に医師会が主催、主導するかたちで5年に一度は、大規模な訓練も実施しているとのことでした。
医師会主催で実施されている訓練については、長年継続して実施していることは評価できるもので、今年の訓練に、他市の防災士の方が見学に来られましたが、感想として、医師会が主導していることに大変驚かれ、資料もお持ち帰りされるほどでした。災害時医療救護協定を締結されている医師会、歯科医師会、薬剤師会の皆様には、敬意を表し、今後も市民のために御尽力を賜わればと思っております。
市として、今年度から保健所に健康医療政策課が席を移し、医師会、医療関係者との窓口、事務局の役割を果たすことにされています。又、災害拠点病院の三島救命救急センターにも本市職員を派遣し、市との連携強化に務めていただいております。そこでお聞きします。
【2問目】
2-1 災害医療については、高槻市地域防災計画においてどのように記載されているのか
2-2 現地医療対策として、現地医療の確保については、9か所の小学校を救護所に指定しているが、その根拠について
2-3 現地医療活動については、市救護拠点病院(7か所)以外の病院の医師の対応になると思いますがどのような連携体制のもとで活動されるのか
2-4 現地医療のあと後方医療になりますが、その流れについて
2-5 災害拠点病院が分離型となっているが、その課題について
2-6 東大阪市立総合病院と中河内救命救急センターが大規模事故を想定して合同訓練を実施しているが、その訓練概要、高槻市での合同訓練の必要性について
2-7 古曽部防災公園や安満遺跡公園での避難訓練についての考え方、南の防災公園の現状について
2-8 高槻市管内において、高速道路上における多数の傷病者が発生した事故が仮に発生した場合、本市の医療機関や災害拠点病院での対応は可能でしょうか
2-9 名神高速道路を管轄する消防本部として、現在、どのような協定等を締結されておられるのか、また、今後、新名神開通にともなう協定等はどのように考えておられるのかお伺いします。
以上、9点を2問目とします。
《答弁》
まず、1点目の災害時医療救護活動につきましては、被災地の住民に医療を提供し、被災者の保護を図るための活動であるとし、医療救護活動の中枢として、高槻市医師会・高槻市歯科医師会・高槻市薬剤師会は、大阪府三島救命センターに救護対策本部を設置し、本市災害対策本部と連携した中で、被災した住民に医療を提供する体制を整えるとしております。
次に、2点目の救護所の指定につきましては、高槻市内の7つの主要な病院を救護拠点病院兼救護所としており、指定避難所のうち、概ねそれらを補う場所にある、9つの小学校を救護所として指定しております。
3点目の現地医療対策につきましては、高槻市地域防災計画において定めており、被災者の応急手当等の一次医療を地域に開設された救護所等で実施するものでございます。各救護所には、医師会等で作成している「医療救護対策マニュアル」において定められた各地域の医師等が出向して救護活動にあたることとなっております。
4点目の後方医療対策につきましては、救護所では対応できない患者への二次医療又は三次医療を提供するものです。本市におきましては、入院を要する患者を受け入れる救護拠点病院として7か所、重傷者等の受け入れ機関として大阪府三島救命救急センター及び大阪医科大学附属病院があります。また、災害時の医療機関間の調整・支援等を行う災害医療センターに大阪府三島救命救急センターを位置付けております。
5点目の大阪府保健医療計画において、2つの医療機関が、1つの災害拠点病院として指定されていることについてでございますが、現在、大阪府内においては本市などが属する三島二次医療圏と東大阪市などが属する中河内二次医療圏において、そのような指定がされております。厚生労働省局長通知では、地域災害拠点病院は原則として二次医療圏ごとに1か所とされており、その要件から三次救急医療機能を持つ病院が指定されておりますが、災害時における患者の多数発生時に対応可能なスペース及び簡易ベッド等の備蓄スペースを有することが望ましいとされていることなどから、二次救急医療機関と合わせて指定されております。災害時において、重篤患者等への救護体制が2つの医療機関にまたがることから、両病院の密接な連携が重要であると認識しております。
6点目の東大阪市立総合病院と大阪府立中河内救命救急センターの合同訓練の内容につきましては、大規模災害時における両医療機関の連携及び多数傷病者の受け入れ等とお聞きしております。本医療圏における大規模災害を想定した2つの災害拠点病院の合同訓練につきましては、医師会主催の災害医療救護訓練において一定の連携が図られていると認識しております。
7点目の古曽部防災公園や安満遺跡公園での避難訓練についての考え方と南部の防災拠点の現状についてでございます。
まず、避難訓練の考え方につきましては、古曽部防災公園は、北部総合防災拠点として指定しており、平成26年1月に実施いたしました「高槻市全域大防災訓練」時には、施設内にある耐震性貯水槽を利用した応急給水訓練や備蓄倉庫を有していることから、物資搬入及び各避難所への搬送訓練に使用しております。また、高槻自主防災組織連絡会の訓練会場として利用されており、防災教育の一環として、周辺の小学生なども利用しております。
安満遺跡公園におきましても、防災機能として「広域避難地としての役割」「防災拠点の役割」などを担うこととなっており、今後も古曽部防災公園や安満遺跡公園は災害時における防災機能を備えた防災公園として位置づけていることから、防災訓練や防災教育の場としての活用を考えております。
次に、南部の防災拠点につきましては、災害時に広域避難地としての機能と救援物資等を受入れ・供給を行う総合的な物流の機能を備え、また、救援ヘリコプターの災害時用臨時ヘリポート等を有する南部総合防災拠点として、高槻市立総合スポーツセンターを指定しているところでございます。
8点目 高速道路上における多数傷病者発生事故に対応する災害拠点病院について 平成19年2月18日午前5時25分頃に吹田市内の近畿自動車道で発生した観光スキーバス事故にて死者1名を含む重軽傷者26名の多数傷病者発生事故がありました。高槻市管内にて類似事故が発生したと想定しますと、高槻市内には災害拠点病院として、三島救命救急センター及び大阪医科大学附属病院ならびに、精神科を除く二次救急医療機関7医療機関が整備されておりますので対応可能と考えております。
9点目 名神高速道路を管轄する消防本部として、現在、どのような協定等を締結されておられるのか、また、新名神開通にともなう協定等はどのように考えておられるのかお伺いしたい?名神高速道路の協定につきましては、昭和51年に茨木市・島本町・京都市・乙訓消防組合・大津市・湖南広域行政組合の6機関と高速道路の火災・救急事故等の応援協定を締結しており、さらには、昭和55年に乙訓消防組合と名神高速道路の災害について消防相互応援協定を締結しております。なお、新名神開通にともなう協定につきましては、現在、本市消防本部・茨木市・箕面市・豊能町・池田市・兵庫県川西市の各消防本部及び西日本高速道路(株)関西支社の6機関にて協議体制構築に向け、事前調整会議を開催しており、来年度末までには協定を締結する予定でございます。
【2問目の答弁を受けて】
高槻市地域防災計画では、医療救護活動について示されています。まず、医療情報の収集・提供活動を行い、第2に 現地医療対策として、災害発生直後に、医療救護班は治療の選択(トリアージ)・応急処置等の救護活動や歯科治療などの現地医療活動を行います。そして、後方医療対策としては、あらかじめ指定した7 箇所の市救護拠点病院において救護所から搬送される入院を要する患者を受入れ、治療を行う。その後、救護所・市救護拠点病院で治療困難と判断された患者は、大阪府三島救命救急センター及び大阪医科大学附属病院に搬送することになっています。その要として、市災害医療センターがあり市、救護対策本部と連携し、患者受入れに係る医療機関間の調整等を行うことになっており、そのセンターは、三島救命救急センターが担っています。そこで、災害拠点病院が分離型となっていることについての課題についてお聞きしたところです。答弁では、両病院の密接な連携が重要とのことでした。私は、救急医療では、さほど課題は感じませんが、災害医療という点から観れば、欲を言えば、その距離については、課題としてあげることになります。市災害医療センターが現在、大阪府三島救命救急センターとなっています。この役割は大変重要なことがわかります。いざという時にその役割、機能が発揮できるのか、検証の必要性を感じます。老朽化による建て替えについても、その時期にきてもいますし、今後の検討を期待しております。次にお聞きしたのが、東大阪市立総合病院と中河内救命救急センターが大規模事故を想定して合同訓練を実施しているが、その訓練概要、高槻市での合同訓練の必要性についての答弁では、医師会主催の災害医療救護訓練において一定の連携が図られていると認識しているとのことでした。只、新名神開通であったり、医大の目の前に安満遺跡公園ができるという環境が変わって参ります。これまで訓練をされてきたとしても約1000人の医師の皆さんがどれぐらい訓練に参加できているのか、ということもわかりません。組織として一定の連携はできていても個々の医師や看護師については、訓練の場をつくっていくことが望まれます。また、古曽部防災公園や安満遺跡公園での避難訓練についての考え方、南の防災公園の現状についてをお聞きしました。答弁では、防災訓練や防災教育の場としての活用を考えているとのことでしたが、新名神高速道路開通後、大規模災害を想定した訓練については、今後、安満遺跡公園においての大規模訓練を要望しておきます。そして南の防災公園については、植木団地の跡地利用も含めた検討を要望します。
消防長からの答弁をいただきました。新名神高速道路の開通により、多くのメリットが期待されていますが、三次救急医療機関への搬送時間が短縮し、地域の安全・安心の向上及び走行性の向上による患者への負担軽減に寄与することが期待され、救急医療活動の支援につながっていることがNEXCO西日本作成の資料で明らかにしています。今年度の職員定数条例の改正で、消防職員の定数が32名増員ということで、この中には、新名神高速道路の開通に伴う体制の整備が含まれています。災害発生時おいては、地域防災の中心的な役割を担う消防本部、消防団の皆様には、大変お世話になりますが引続きよろしくお願い致します。【3問目】
今回の一般質問は、災害時における医療体制について確認をさせていただきました。その確認内容は、平成24年3月21日の厚生労働省医政局長通知からでしたが、課題はあるもののおおむねカバーされていると思っています。本日お聞きした、災害医療救護活動については、保健所の健康医療政策課が、事務局の役割を果たしていただき、災害拠点病院との連携もさらに行っていただきたいことを要望させていただきます。高槻市総合戦略プラン策定のため実施した市民アンケートで「将来どのようなまちに発展していくことが望ましいと思いますか?との問いに対しては、安全安心なまちが一番目で、病院や救急医療が充実した「医療のまち」が二番目に望まれています。冒頭申し上げましたが、本市の優位性の一つ、救急医療に合わせて、災害医療についても充実している、そのように市民に感じていただけるよう、言っていただけるよう頑張っていただきたいと思っております。
以上、これらを含め、本市においての災害医療については、災害拠点病院が分離されていることや防災訓練の充実、広域連携などの課題があると考えますが、課題の解決に向けて、さらに充実した取組みや環境整備を要望しますが、市の見解、決意をお伺いします。
《市長答弁》
災害医療に関しましては、関係する医療団体や医療機関等の協力のもと取り組んでいるところでございますが、議員仰せの通り、今後、新名神高速道路が開通する中、自然災害だけでなく様々な災害に対応できるよう、関係機関の理解と協力を得て、さらに充実した取り組みを検討してまいりたいと考えております。