吉田ただのり
大阪府議会議員 (高槻市・島本町)

「おいしい店プロジェクト」が公明新聞(6/30)に掲載!

○公明新聞 ●実績 / 2012年6月30日

 
“おいしい店”並ぶ魅力的な街に/成果挙げる応援プロジェクト 府内で初/初期工事費 50万円まで助成/10年度から 新規出店の飲食店など対象/大阪・高槻市
 “おいしい店”が並ぶ魅力的な街をめざそうと、大阪府高槻市が行っている「おいしいお店応援プロジェクト(地域商業活性化創業・個店支援事業)」が成果を挙げている。このプロジェクトは2010年度にスタートしたもので、新たに飲食店や食品小売店を出す個人・中小企業経営者に、初期工事費の一部を助成するなどの支援を行うもの。市議会公明党(岡糸恵幹事長)の吉田忠則議員が推進してきた。 「おいしいお店応援プロジェクト」は、融資相談員など専門家による審査を通過した場合、市が初期工事費の50万円までを助成するほか、市の広報や公式ホームページで店舗を紹介するサポートも行う。こうした支援は、府内の自治体では初の取り組みで、全国的にも珍しいという。
 助成を受けるには、(1)飲食店または食品小売店を出す個人・中小企業経営者(2)JR高槻駅付近の「アクトアモーレ店舗会」など、市内にある22の商店街とその周辺地域内の新規出店者(3)出店に必要な保健所の営業許可などの法的裏付け――の三つの条件を満たす必要がある。
 10年度から始まった同プロジェクトでは、これまで9店舗が新たにオープン。そのうちの一つが、権田和徳さんが経営する料理店だ。権田さんは当初、駅前に3店舗目の出店を計画していたが、予想以上に店舗改装費が掛かることから断念した。
 しかし、昨年4月ごろ、知人からプロジェクトの内容を聞き、出店を決意。市の審査を通り、50万円の助成を受け、晴れて7カ月後に和食をベースにした料理店「蓮華」を阪急・高槻市駅付近にオープンさせた。
 権田さんは、「このプロジェクトのおかげで、店を開くことができ、今では店の利益が当初の1・5割増しになり順調です。高槻市が好きで住んでいる従業員と共に、この街に恩返ししていきたい」と意欲を示していた。
 このほかの8店舗も「経営は全て好調」(市産業振興課)という。3年目となる今年度は11件の応募が寄せられ、うち5件が今月11日、市の審査を通り助成対象者に決定した。同課の楠直人課長は「魅力ある飲食店が商店街の核となり、集客力アップにつながっている」と語っていた。
 同プロジェクトについては、吉田議員が09年10月の市議会決算審査特別委員会で新規出店者に使いやすい助成事業の導入を提案するなど、一貫して推進してきた。