吉田ただのり
大阪府議会議員 (高槻市・島本町)

平成21年3月10日3月定例議会本会議にて質疑しました!

■本会議 / 2009年3月10日

1、乳幼児の医療費・食事療養費の助成について

2、福祉医療助成制度の見直しについて(関連)

3、保育事業について

1、乳幼児の医療費・食事療養費の助成について

2、福祉医療助成制度の見直しについて(関連)

1問目】

1、△1538万9千円の減額理由は?

2、関連した質問になりますが、

大阪府では、本年1月9日に福祉医療助成制度の見直しについて

の考え方が示されました。4福祉医療に関わるわけですが、乳幼児

医療費助成制度について、もし橋下知事の方針通り実施されたら、

現状の助成内容について、何がどうなるのか?

3、市民は、どのような負担に変わるのか?お尋ねします。

【2問目】

1、 乳幼児医療費助成制度は、入院、通院については、

平成1910月から対象者を就学前まで引き上げをされ一定の

評価はしてはきましたが、北摂7市の中では、平均的なものです。

吹田市では、入院については、現在小学6年生まで。

茨木市では、入院、通院については、21年度から少学2年生まで。

箕面市では、入院については、21年度から小学6年生まで。

摂津市においては、入院については、21年度から中学3年生まで

引き上げの予定と聞いております。

所得制限についても、本市は、いまだにあるわけですが、

摂津市、池田市については、すでに所得制限はありません。

昨日、公明党の代表質問の奥本市長の答弁では、浮いてくる財源は

約5千万円とのことでした。これらを利用して、助成内容を引き上げる

ことを是非行っていただきたく、財源の活用についてお聞きします。

【要望】

現行制度の維持が望まれるわけですが、仮に制度改正が行われた

場合のことをしっかりと考えておくことは、行政の責任であり、私ども

議員の責任であるということは言うまでもありません。大阪府の対応

により、市民に負担増を負わせる結果となった場合、財源を活用して、

その分を市民にお返しする施策展開を期待するものです。

子育て支援は、奥本市長が掲げる施政方針において、一番目に挙が

っている最重要課題と認識しております。子育てにおいて、行き届いた

対応を本市が行うことで、高槻をアピールしていただきたい。

そのことにより、若い世代のご夫婦が高槻に引っ越してくるきっかけに

もなると思います。是非、助成内容、対象年齢の引き上げ、又は、

所得制限の撤廃について、ご検討をいただきたいことを、

強く期待しまして、質問を終わります。

3、保育事業について

【1問目】

1、認定保育施設運営事業の新規事業として、

施設改善の補助を行う。とあります。

事業の目的と予算額について、お示しください。

2、民間保育所で今年度開所予定の2園、南平台保育園と

城南保育園で、2時間の保育延長を行う。とあります。

これまで民間保育所に、1時間の延長に対する補助を行って

きましたが、民間における延長保育の現状は、

どうであったのか?今回は、2箇所で実施ということですが、

場所的には、2時間延長するというニーズに応えることが

できるのか。という見通しについてお伺いします?

3、病後児保育事業ですが、現在、芝谷聖ヶ丘保育園の1園で

実施されています。平成19年度実績分の事務事業評価表でも、

市内1ヶ所では、利便性の面からも十分とは言えず、今後、

市立保育所も含め、複数の保育所での事業展開に向けて

検討・調整が必要である。また、次世代育成支援行動計画には、

21年度までに2ヶ所の増を予定しているとしています。

今年度としては、1ヶ所の現状維持となっていますが、

これまでの利用状況、増設しなかった理由は、なんでしょうか?

【2問目】

1、昨年6月から開始された「認定保育施設制度」現在、 

  12園を認定しておられます。待機児童の人数には、 

  認定保育施設での受入れ人数にも大きく影響すると思

  います。まだ、1年は経っていませんが、それなりの 

  分析はされいると思います。そこで、直近の2月の 

  人数でけっこうですので、19年度の制度開始前の簡

  易保育所の時と20年度の認定保育施設との入所人数

  をお示しいただきどのように評価されているのかお聞

  かせください。

2、評価をいろいろな観点からされていると思います。

認定保育施設制度について、市民から見た課題につい

てお聞きします。

3、2時間の延長保育を今後、他の保育所へ拡充されるお

  考えはあるのか?お聞かせください。

4、病後時保育の今後の展望についてお聞かせください。

【3問目】

1、認定保育施設制度の効果として、約3.78倍という

  ことでした。6日の記者会見で、厚生労働省は、待機

  児童対策として、「認可外保育所」の新設に補助をす

  る。との緊急対策を発表されました。財源は2次補正

  で「安心子ども基金」を充てる。本市の認定保育施設

  制度は、まさに国の対応を先取りした制度であること

  が明白になったわけですが、今後の新たな認定につい

  ての方向性についてお聞かせください。

2、認定保育施設立入調査チェックシートに

 (1)保育内容、(2)給食・栄養・衛生関係、(3)安全管理

 の大きく3項目で53の確認項目があります。

 認定する際にチェックをされているわけですが、

 認定後については、どのようなチェックをされるんで 

 しょうか?また、関係法令等との関係については、ど 

 のように位置づけられているのでしょうか?

以上、2点お聞きしますが、要望として、

寝屋川市の無認可保育所で、生後5ヶ月の男児がうつぶせ寝で脳死状態になり昨年9月に死亡していたことが本年1月4日にわかった。との報道がありました。このような痛ましい事故が絶対におきないようにお願いしたいと思います。そのためにも、認定のための調査、認定後の調査を厳格にしていただきたいことを要望します。

また、分析をする中で、0、1、2歳を対象にしている制度ですが、現状は、4,5歳時も入所されているわけで、木目の細かい運営が施設側に求められます。本制度は、各会派からもかなり評価も高いわけですが、喜んでばかりいられないとも言えます。

まだまだ未成熟な制度であり、見直しもしっかり行って

いかれることも期待します。

詳細の論議は、委員会に託すことにしまして、質問を終わります。