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自治体アンケート

2024年4月14日

少子高齢化、人口減少社会への対応に関して

IMG_5137(13日 公明新聞より) 公明党が2月11日から3月15日まで実施した「少子高齢化、人口減少への対応に関する自治体アンケート」の結果概要を紹介する。

この調査は、能登半島地震で被災した石川県では実施せず、富山、新潟両県は県のみに回答を依頼。

石川県以外の46都道府県と1304市区町村(回答率75.6%) から回答を得た。=各グラフは市区町村の結果

■(将来推計人口の受け止め) 自治体の存続、楽観できず

国立社会保障・人口問題研究所が公表した2040年の地域別の将来推計人口に対する受け止めでは、自治体としての存続が「非常に危うい水準」もしくは「危うい水準」と答えた市区町村が計32・5%。「存続がぎりぎり可能」は36・3%を占め、先行きが楽観できない状況がうかがえる。

都道府県でも存続に危機感を抱いているところが23・9%に達し、28・3%が「ぎりぎり可能な水準」と回答した。

■(医療、介護需給見通し) 高齢者減でも「施設・人材不足」3割超

医療と介護の長期的な需給見通しに関しては、市区町村の50・9%が「高齢者人口が増加し医療施設や医師らは不足する」、57・7%が「高齢者人口が増加し介護施設や介護士らは不足する」と答えた。

また、高齢者人口がピークを過ぎて減少傾向になっても、施設や人材が不足すると答えた市区町村が医療で31・7%、介護で35・6%に上った。

都道府県においても高齢者人口の増減にかかわらず、医療、介護が不足するという回答が医療で69・6%、介護で91・3%を占めた。

医療、介護など社会保障の持続可能性を高めるために、どのような政策が必要か三つ回答してもらったところ、市区町村で最も多かったのが「地域住民の健康寿命の延伸」(61%) だった。これに「少子高齢化に対応できる安定財源の確保」(59・4%)、「他の市区町村との広域的な連携」(52・2%) が続いた。

■(外国人材の受入) 需要に地域差、言語に課題

外国人材の受け入れの見通しについては、「今後、不足する」とした市区町村が全体の63・7%に達した。一方で「今のところ外国人材の必要性は低い」と答えたところが26・6%であることから、外国人材の需要にかなりの地域差があることがうかがえた。自治体としての存続に危機感を持っている市区町村に限定すると、70・7%が「将来的に不足する」と回答した。

外国人材を受け入れる上での課題を三つ選んでもらったところ、市区町村では「地域住民の理解と協力」(61・1%) が最も多く、それに続いて「日本語教育の充実」(53・7%)「地域や職場における通訳など支援スタッフの確保」(51・3%) となった。都道府県では「日本語教育の充実」を挙げた回答が81・1%と圧倒的に多くなった。

■(望まれる政策)

■(子育て・教育など) 働き方の改善求める声大きく

子育て・教育、少子化対策で今後、国として優先的に取り組むべき政策課題を三つ選ぶ設問において、市区町村では「若者の働き方や雇用環境の改善」(60・4%) が最多だった。「小中学校の給食費を全国で無償化」(52・1%)、「子ども医療費助成を18歳まで拡大」(43・3%)、「児童手当などの経済的支援の一層の拡充」(41・6%) が続いた。

■(一人暮らし高齢者)「日常の見守り・安否確認」が最多

増加している一人暮らしの高齢者について今後、自治体の現場で求められている支援策を三つ選んでもらったところ、市区町村で「日常の見守り・安否確認」(73・3%) が最多。「『通いの場』や『交流の場』づくり」(70・6%) がほぼ並んだ。都道府県でも同様の結果となった。市区町村でこれらに続くのが「移動手段の確保」(64%) だった。

令和6年度の取り組み

2024年4月3日

高槻市 濱田市長の施政方針より

IMG_2388令和6年3月定例会において、令和6度の施政方針が発表(3月28日) され、代表質問等を経て、3月25日に成立しました。

この4月から新規政策を含め、新年度の事業がスタートします。市長の施政方針説明と、その思いより、どのように取り組んでいくのか、市ホームページ「令和6年度施政方針大綱」(全文)からご紹介をいたします。

令和6年度の施政方針

はじめに、私は、4期目となる市政運営に当たり、将来にわたり全ての方が幸せを実感できるまちづくりを進めるとともに、高槻の輝く未来を創造する3つの柱として「次世代への積極投資」「成長基盤の強化」「健全財政の堅持」を掲げ、安心と希望を次世代に引き継ぎ、市民の皆さんと共に育んできた我がまち高槻を更に成長させていくことをお約束しました。

この実現に向け、令和6年度におきましても市政の発展に全力で取り組んでまいります。

具体的には、都市機能の分野では、JR高槻駅南地区の再整備に向けた取組を支援するとともに、高槻城公園周辺においては、歴史と文化を感じられる街並みの整備を進めます。

安全・安心の分野では、災害対応の総合拠点となる「(仮称) 総合防災センター」の整備に向けて検討を進めます。

子育て・教育の分野では、小学校・中学校の給食費無償化に続き、子ども医療費の完全無償化に向けた取組を進め、子育て・教育のトップランナー都市にふさわしい施策を推進してまいります。

健康・医療の分野では、全ての市民が健康でいきいきと暮らすことができ、質の高い医療・介護が受けられる「健康医療先進都市」を推進するため、施策の更なる充実と、その積極的な発信に取り組んでまいります。

そして、令和2年度に移転が正式決定されて以来、日本将棋連盟が準備を進めてきた新関西将棋会館が、いよいよ本年秋に開館を迎えます。「将棋の聖地」である同会館のオープンに合わせ、JR高槻駅周辺においては、官民連携により、「将棋のまち高槻」としての環境整備を進めます。

この将棋文化振興の取組は、将棋文化の振興はもちろんのこと、広く本市が日本古来の伝統文化を尊重し、その継承に取り組む自治体であることを市内外に示すこととなり、さらに、品格ある都市としての知名度向上とシビックプライドの醸成につながるものと確信しています。

一方、市民生活や地域経済においては、新型コロナウイルス感染症の影響は少なくなったものの、物価高騰が市民生活や地域経済に、今なお大きな影響を及ぼしています。この物価高騰に対し、これまで、水道料金基本料金の無償化など、市民・事業者に対する支援を実施してまいりましたが、引き続き、市独自の第6弾プレミアム付商品券の発行など、市民・事業者の皆さんに寄り添う支援策に取り組んでまいります。

令和6年度の重点施策について

⑴ 都市機能が充実し、快適に暮らせるまちに向けた取組

JR高槻駅南地区については、中核市高槻の玄関口として、風格と魅力あるものとなるよう、市街地再開発準備組合による再整備に向けた取組を支援します。

富田地区については、多世代交流機能を有する(仮称) 富田地区複合施設等の基本計画を策定するとともに、引き続き、豊富な歴史・文化などをいかした本市西部の都市拠点としてふさわしい、にぎわいあふれるまちづくりを進めます。

富寿栄住宅については、2期住宅棟の建設に着手するなど、令和8年度の事業完了を目指し、PFI事業者による効率的かつ効果的な建て替え事業を推進します。

地域公共交通については、「総合交通戦略」の改定に合わせた一体的な計画の策定に向け、市民意識調査や課題整理などを行います。また、山間部の地域特性に応じた適切な交通手段の導入について、地域住民と意見交換を重ねた上で、実証実験に向けて取り組みます。

民間建築物の耐震化を促進するため、戸建て木造住宅の除却補助額を増額するとともに、官民連携による耐震化の補助制度の周知や啓発活動を積極的に行います。

JR高槻駅北については、上宮天満宮へ向かう高槻駅前線において、防災性の向上や快適な道路空間の確保と、本市の玄関口にふさわしい風格と魅力ある景観形成を図るため、無電柱化と美装化を推進します。また、安全で快適な移動を確保するため、駅舎内エスカレーターの更新を行います。

JR高槻駅西口周辺については、新関西将棋会館のオープンに合わせて、地下通路の美装化や休憩施設の整備を行います。また、駅中央口から西口周辺までの間において、「将棋のまち高槻」にふさわしい空間整備に取り組みます。

高槻城公園へのアクセス道路である大手八幡線及び野見八幡線については、安全で快適な道路空間を確保するとともに、公園と調和した景観形成を図るため、無電柱化と美装化を推進します。

府内唯一の公営バスである市営バスについては、市民の生活に欠かせない重要な社会インフラとして、「市営バス経営戦略」に基づく取組を推進するとともに、事業を取り巻く環境の変化に対応するため、更なる経営基盤の確立・強化に向けた取組を推進します。

大規模災害に備え、「水道事業基本計画」に基づき、基幹管路等の耐震化や大冠浄水場の段階的な更新など、安全で安心な水道水の安定供給を堅持するための取組を着実に推進します。

水需要の減少など、経営環境が一層厳しさを増す中、将来にわたり安定した経営を行うための方策について、水道事業審議会での審議を踏まえ検討を進めます。また、管路更新の必要性や経営の見通しについて、市民の関心・理解を深めるため、より積極的な情報発信を行います。

下水道施設については、排水機能の停止や道路陥没等を未然に防止するため、「下水道ストックマネジメント計画」及び「下水道総合地震対策計画」に基づき、点検調査や更新工事など、老朽化対策・地震対策を推進します。

⑵ 安全で安心して暮らせるまちに向けた取組

頻発する自然災害への備え等に資する施策を効果的に推進し、強靱なまちづくりを進めるため、「国土強靱化地域計画」に基づく取組を着実に実行するとともに、次期計画を策定します。

自助・共助力の更なる向上に向けて、市民防災協議会の活動を支援するとともに、同協議会と協働で各地区の防災活動のサポートや新たな防災リーダーの育成を行うなど、災害に強いまちづくり・人づくりを推進します。

淀川等における大規模水害時に、より実効性のある避難体制を確保するため、令和5年度に策定した淀川広域避難タイムラインに基づく避難の方法や適切なタイミングを市民へ周知啓発するとともに、浸水想定区域内において、新たに「洪水時緊急安全確保施設」の指定と表示看板の設置を行います。

防災意識の向上と災害対応力の強化を図るため、市内北西地区において市民避難訓練を実施します。また、防災関係機関や事業者等と連携し、淀川広域避難タイムラインに沿った警戒体制や発災後の対応を確認する地域防災総合訓練を実施します。

総合防災力の向上を図るため、平常時には防災の普及啓発、研修等、自助・共助力を強化するための拠点となり、災害時には危機管理機能の総合拠点となる「(仮称) 総合防災センター」の整備に向けた検討を進めます。

消防団員の能力や資質の向上を目的とした全国的にも数少ない多機能型消防団等訓練施設の整備と中消防署富田分署の建て替えについては、本年10月の運用開始に向けて工事を進めます。

119番通報の受信体制の強化や相互応援体制の迅速化による市民サービスの向上を図るため、高槻市島本町消防指令事務協議会において消防指令システムを整備するなど、令和7年度に開始する消防指令事務の共同運用に向けた取組を進めます。

増加している特殊詐欺被害対策として、市民の防犯意識の高揚を図るため、令和5年度に創設した特殊詐欺被害防止サポーター制度に基づく講座受講者をサポーターとして認定するとともに、同制度の周知等を目的とした啓発イベントを開催します。また、引き続き、詐欺電話対策機器の無料貸出を実施します。

⑶ 子育て・教育の環境が整ったまちに向けた取組

将来にわたって適切な集団保育を実施するため、「第2次市立認定こども園配置計画」に基づき、保育所・幼稚園の認定こども園化に向けた取組を進めます。また、令和7年度から3年保育を開始する公立幼稚園5園の改修を行います。

子育て中の保護者の経済的負担を軽減するため、子ども医療費助成については、引き続き、18歳までを対象として実施します。また、更なる負担軽減を図るため、令和7年4月診療分からの完全無償化に向けて取り組みます。

学童保育については、高学年児童の受入確保と待機児童の解消に向け、民間学童保育室の設置を促進するため、引き続き、開設や運営に要する経費の一部を助成します。

小学生の放課後の居場所づくりを推進するため、「(仮称) 見守り付き校庭開放」を小学校5校で実施します。

全ての妊婦に対する健診の費用助成回数を拡充するとともに、健診の受診回数が多い多胎妊婦に対する追加助成を新たに実施するなど、安心して子どもを産み、育てることができるよう、全国トップクラスの妊婦健診費用助成制度を実現します。

小中学校の学校給食費については、無償化を継続するとともに、食物アレルギー等を理由に給食を喫食せず、弁当を持参している児童生徒の保護者に対して、新たに給食費相当分の補助を行うことにより、子育て世帯の家計への負担軽減を図ります。

義務教育9年間の一貫性・連続性のある教育活動を通じて、学力向上や豊かな人間性の育成を目指すため、新たに学校教育審議会を設置し、義務教育学校について、検討を進めます。

学校体育館の空調設備については、令和7年度までの全校設置に向けた整備を着実に進め、教育環境の更なる向上を図ります。

学校図書館については、確かな学力と豊かな心を育むため、蔵書を計画的に増冊するとともに、新たに各中学校区に校区学校司書を配置し、読書環境の充実を図ります。

目標に向けて学習する経験を通して、児童生徒の自信を育み、学習意欲と登校意欲の向上を図るため、3つの中学校区で漢字検定に取り組みます。

不登校支援の充実を図るため、不登校等支援員を増員するとともに、中学校に加え、全小学校に校内適応指導教室を設置し、学校での居場所づくりに取り組みます。

学校運営の方針を保護者や地域と共有し、学校と地域が協働して教育の質の向上を図るため、新たに4つの中学校区で学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールの導入を進めます。また、導入中学校区に学校と地域をつなぐ地域学校協働活動推進員を配置します。

⑷ 健やかに暮らし、ともに支え合うまちに向けた取組

全ての市民が健康でいきいきと暮らすことができ、質の高い医療・介護が受けられる「健康医療先進都市」を推進するため、関係機関と連携し、講演会の開催など、本市の充実した医療環境や先進的な取組について、情報発信の強化に取り組みます。

「第4次・健康たかつき21」に基づき、健康寿命の延伸に向けた取組を推進し、全ての市民が健やかで心豊かに暮らせるまちを目指します。

がん検診については、早期発見・早期治療に向け、引き続き各種検診を無料で実施します。また、がん治療による外見の変化を受けた方に対して、ウィッグや胸部補整具等の購入費用の一部を助成する「がん患者アピアランスケア助成事業」を新たに開始し、がん治療と社会生活の両立を支援します。

白血病などの血液疾患の治療に必要な骨髄移植及びドナー登録を促進するため、市内在住ドナー及びドナーを雇用する市内事業所に対する助成制度を新たに創設します。

歯科口腔保健の推進を図るため、通院が困難な高齢者や障がい者を対象とした訪問歯科健診を新たに開始します。

令和5年度に診療日数を拡充した口腔保健センターにおいては、引き続き、地域の歯科診療所では診療が困難な障がい児者の受入体制を確保します。

令和6年度を始期とする「感染症予防計画」に基づき、平時から感染症の発生及びまん延防止に向けた取組を進めるなど、市民の命と健康を守る健康危機管理対策の強化に取り組みます。

地域共生社会の実現に向け、複雑化・複合化する支援ニーズに対応するため、「第4次地域福祉計画・地域福祉活動計画」に基づく事業を推進するとともに、コミュニティソーシャルワーカーを増員し、多機関協働による包括的な支援体制の更なる充実を図ります。

「(仮称) 地域共生ステーション」については、基本計画に基づき、にぎわいや交流の拠点となるよう整備を着実に進めます。また、魅力ある地域共生社会モデルとなるよう、地域と連携し、気運醸成に取り組みます。

認知症高齢者や知的・精神障がい者の権利擁護支援を推進するため、地域連携ネットワークの機能強化に取り組みます。また、障がい者虐待防止対策の更なる強化のため、市民への意識啓発や施設職員等に対する研修の充実を図ります。

高齢者を含む全ての世代が互いに支え合い、心が通い合う、やすらぎの社会の実現を目指し、「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に基づく各種施策に着実に取り組むとともに、介護保険制度の安定した運営を図ります。

子どもから高齢者まで手軽に楽しむことができるグラウンド・ゴルフを通じ、高齢者の健康づくりや多世代交流を推進するため、新たにグラウンド・ゴルフ場の整備に着手します。

「第2次障がい者基本計画」及び「第7期障がい福祉計画」に基づき、障がい者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、障がい者施策を着実に推進します。

⑸ 魅力にあふれ、にぎわいと活力のあるまちに向けた取組

街のにぎわいを創出するため、「BOTTOたかつき」を始めとする観光プロモーションにおいて、創意工夫による魅力的なコンテンツを提供し、交流人口及び関係人口の拡大を図ります。

定住人口の増加に向け、著名人をアンバサダーに起用するなど、東京圏及び関西圏への定住促進プロモーションを一層強化し、若年層の転入促進と転出抑制を図ります。

市外来訪者の増加を図るため、観光協会や商工会議所等との連携の下、集客イベントや多彩な観光プログラムを提供する「オープンたかつき」の更なる充実を図ります。

国史跡に指定された芥川城跡については、「芥川城跡保存活用計画」の策定に着手するとともに、史跡指定地の公有化に向けて測量を進めます。

高槻城公園については、かつてあった高槻城を偲ばせる歴史的景観に配慮した施設となるよう、北エリアの一次開園に向けた実施設計に着手するとともに、姉妹都市交流センターの跡地を北エリアと一体的に整備し、人々の交流と地域の活性化を促す新たなシンボルエリアの創造に向けた取組を進めます。

摂津峡青少年キャンプ場については、街のにぎわいと地域の活性化につながる施設を目指し、リニューアルに向けた検討に取り組みます。

芥川緑地においては、本年3月に開園する関西最大級の健康遊具数を備えた健康づくり広場(愛称「アクトレ」) を中心に、芥川緑地全体の利用促進が図られるよう、管理運営に取り組みます。

JR高槻駅西口前の駒音公園については、新関西将棋会館と調和し、将棋文化が感じられる、本市の玄関口にふさわしい魅力的な空間となるよう、令和7年3月の開園に向け整備を推進します。

芥川公園については、インクルーシブ遊具や乳幼児用遊具などを備えた、誰もが共に遊び楽しめる公園となるよう、再整備に取り組みます。

農業経営基盤強化促進法の改正に伴い、市街化調整区域内の農地の集積・集約化等に向け、地元との協議を踏まえた上で、各地域の農地利用の考え方を定める地域計画を策定します。

農林産物の生産者による地域資源を活用した加工・流通・販売等の取組や市内事業者とのマッチングを推進するなど、関係団体とのネットワークを活用した6次産業化の取組を促進します。

水源涵養や土砂災害の防止等の森林が持つ多面的機能を発揮させるため、森林環境譲与税を活用し、台風により被災した森林の復旧を始め、間伐や植林等、大阪府や大阪府森林組合と連携した森林整備に取り組みます。

物価高騰の影響を受けている事業者や市民の家計を支援し、地域経済の活性化を図るため、市独自の第6弾プレミアム付商品券を発行します。

生産年齢人口の増加を図るため、「社宅等整備促進補助金制度」を拡充するとともに、市内外の法人に対する積極的な周知に取り組みます。

創業・個店支援事業補助金制度や商工会議所との共催による創業セミナー等の実施により、市内の起業・創業環境を整備・醸成することで、魅力ある店舗の新規出店を促進し、雇用機会の拡大や地域経済の活性化を図ります。

⑹ 良好な環境が形成されるまちに向けた取組

市域の温室効果ガス排出量を削減し、地球温暖化の防止を図るため、エコハウス補助金等により、市民が取り組む創エネ機器設置や集合住宅の省エネルギー改修、事業者が取り組む省エネルギー設備等導入を支援します。

「第2次環境基本計画」に示す望ましい環境像の実現を図るため、市民・事業者・団体と共に「エコ&クリーンフェスタ」を開催するほか、環境保全活動の担い手を育成する「たかつき市民環境大学」を引き続き開講します。

自然環境・生活環境・景観の保全と災害の未然防止を図るため、太陽光発電施設の設置に係る条例を制定し、適正な設置を誘導します。

阪急高槻市駅前の公衆トイレについては、誰もが快適に利用できるバリアフリートイレにリニューアルするため、設計を行います。

⑺ 地域に元気があって市民生活が充実したまちに向けた取組

コミュニティ市民会議や各地区コミュニティが取り組む、地域に根ざしたまちづくり活動や防災活動を支援し、市民との協働による住みよいまちづくりを推進します。

パスポートセンターについては、市民の更なる利便性向上を図るため、旅券切替時の電子申請を導入します。

犯罪被害者等の支援については、新たに条例を制定し、見舞金の給付など支援制度を創設します。

「第2期文化振興ビジョン」に基づき、市民一人ひとりが文化芸術に親しみ、心の豊かさを感じられるよう、各種施策を総合的に推進します。

市を挙げて誘致に取り組んできた新関西将棋会館のオープンを契機として、「将棋のまち高槻」の全国に向けた発信に一層注力するとともに、産業界とも連携して地域経済の活性化を図ります。

将棋の振興については、将棋まつりやタイトル戦を引き続き開催するとともに、将棋文化の更なる裾野拡大に向け、新入学児童全員への高槻産木材で製作した将棋駒の配布や、棋士による出前授業等を実施します。

「第2期スポーツ推進計画」に基づき、スポーツを通じて市民の活力を増進するため、市民がスポーツに親しむことができる取組を推進します。

⑻ 効果的・効率的な行財政運営が行われているまちに向けた取組

「第6次総合計画」に基づき、まちづくりの目標となる8つの将来都市像の実現に向け、各種施策を推進します。

自治体DXを推進するため、「DXアドバイザー」の専門的知見を活用し、ICTガバナンスを強化するとともに、DX推進の中核を担う職員の育成に取り組みます。

「デジタル市役所」の実現に向けて、国のマイナポータルや市の電子申請システムを活用し、引き続き、市民がデジタル化の利便性を実感できる行政手続のオンライン化を推進します。

ふるさと寄附金については、魅力ある返礼品の拡充を行うとともに、新たな寄附申込サイトやサイト独自のポイント制を導入するなど、新規寄附者及びリピーターの獲得を推進することで、更なる受入額の増加に努めます。

公共建築物については、「公共施設等総合管理計画」及び「個別施設計画」に基づき、長期的な視点を持って、更新・長寿命化などの最適化を行うことにより、将来の財政負担を軽減し、次世代に良質な資産を引き継げるよう取り組みます。

税外収入の確保を図るため、環境科学センター跡地の売却に向けて引き続き取り組むなど、公有財産の貸付けや売却を積極的に推進します。

市政の推進に当たって

本市の財政状況は、40年にわたり連続して黒字を達成するとともに、基金残高の多さと市債残高の少なさは中核市の中で上位に位置するなど、健全な財政を維持してきました。しかし、生産年齢人口の減少、高齢化の進行、公共施設の老朽化への対応など、本市を取り巻く課題は山積しており、今後の財政見通しは非常に厳しい状況です。さらに、物価高騰など新たな社会情勢の変化にも適切に対応していく必要があります。

そのため、引き続き、「『みらいのための経営革新』に向けた改革方針」に基づく取組を推進することで、これまでの健全財政を堅持しながら、市民サービスの向上、さらに、高槻の将来に向けて、次世代への積極投資、成長基盤の強化を着実に進めてまいります。

また、組織面では、昨年8月に機構改革を実施し、組織体制の見直しや推進官等の配置を行い、子ども施策や学校教育など、各分野の課題解決に向け、積極的に取り組んでまいりました。引き続き、多様化・複雑化する行政課題に柔軟かつ迅速に対応し、主要施策を力強く推進してまいります。

以上の取組を通じ、市民の皆様が将来に対して夢と希望を持てる輝く未来の実現に向け、引き続き市政運営に邁進してまいります。

これら、ご説明申し上げました市政運営の方針に則りまして、議員各位を始め、市民各界各層のご意見、ご要望なども勘案しつつ、編成いたしました令和6年度の予算の総額は

一般会計で   1,404億1,098万7千円

特別会計で   1,112億8,518万1千円

合わせまして、 2,516億9,616万8千円

とし、一般会計につきましては、対前年度6月補正後の予算比で2.5%増の予算編成といたしております。

むすびに、本市で7番目に国史跡の指定を受けた芥川城は、戦国時代の大名三好長慶が全盛期に本拠としていた城郭です。

戦国時代、群雄は割拠し、政治の中心であった京においても私益を図るための政争や武力衝突が後を絶たない中、長慶は、統治能力を失った室町幕府に代わり、芥川城において畿内を掌握し始めます。

長慶は、畿内の大名、国人衆、寺社勢力、商人、農村など、当時の社会を代表する各勢力のそれぞれの立場や利益などをできる限り尊重し、それらを包摂するという方法により畿内を治めていきました。

このような長慶の政治・行政手法は、社会の融和を図るという当時としては極めて穏健な方法であり、華々しいものではなかったが故に、その功績は歴史に埋もれていましたが、近年は、当時、民衆が熱望していた泰平が畿内に訪れ、その後に続く天下泰平の礎を築いた長慶の功績が再評価されるようになりました。

芥川城は、長慶が泰平のための政治・行政の本拠とした天下の政庁です。その存在は、いわば幸福の象徴ともいえ、我がまちに、日本の歴史に残る功績を象徴する史跡があることは大いに誇るべきことです。

ところで、本年元日、能登半島において大地震が発生し、多くの方が亡くなられました。現在も多くの被災者が避難生活を余儀なくされています。翻って本市も、約6年前、大阪の歴史上初めて震度6以上を記録した大阪府北部地震で、まさに震源地として地震災害を経験しました。

これに引き続いて到来した台風第21号も史上まれにみる強大な台風であり、本市は局地激甚災害に指定されるほどの被害を受けました。

そして、令和2年に日本に上陸した新型コロナウイルスの感染拡大は猖獗を極め、想定をはるかに超える社会経済活動の停滞により、市民生活に大きな打撃を与えました。

その影響は今も続いています。さらに、世界の各地では戦争が頻発し、多くの民が苦しみ、日本においても物価高騰等の影響が国民の生活を直撃しています。

ここにおいて、この数年に我が国を襲った災いは、私達に、日常生活を何事もなく平穏に守っていくことの大切さを痛感させました。また、自然災害を始めとするこれらの災いは、私達が関知できない領域で無慈悲に起こり得るという点で、平穏な日常生活を維持継続していくことの難しさも痛感させられたのです。

言うまでもなく、平穏な日常生活の維持継続は、市民の幸福、まちの発展・成長のための大前提です。

それ故、行政の第一義的な使命は、まさにこの市民の平穏な日常生活を守ることにあります。それは、いつの世の政治・行政においても、変わらぬものであるということを改めて認識しなければなりません。

しかし、平穏な日常生活を守る仕事には華々しさはなく、注目されることもない極めて地道な営みです。その仕事の成果は、市民の平穏な暮らしが維持されることであり、市民からすれば至極当たり前のことですから、性質上、その努力と成果は市民に認識され難いものだからです。

しかし、三好長慶を始めとする先人達が示すように、また、近年の災いで私達自身が痛感したように、市民一人ひとりの平穏な日常生活の維持継続こそが最も大切なものであり、そのための仕事がたとえ市民に認識され難くとも、市民の平穏な日常生活を守るべく全力を尽くさなければなりません。そのことこそが行政の王道であり、政治の王道でもあります。

私は、このような認識の下、「大阪の高槻」から「日本の高槻」への更なる飛躍のためには、その大前提として、虚飾に奔らない地に足を付けた堅実な行政が必要不可欠であるという新たな決意を持って、引き続き、我がまち高槻を発展成長させるべく、市政に全力を尽くしてまいります。

引き続き、より一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の施政方針の説明とさせていただきます。

児童手当、高校卒業まで支給

2024年4月2日

給付型奨学金など、中間層に対象拡大

IMG_4955(2日 公明新聞 1面) 2024年度の政府予算には、公明党の「子育て応援トータルプラン」を反映させた「こども未来戦略」に基づき、子ども・子育て施策や教育関係の支援強化策が数多く盛り込まれました。

■経済的支援を拡充

まず公明党が強力に推進してきた児童手当がさらに拡充します。

具体的には、今年10月分から所得制限を撤廃し、支給対象を高校卒業まで延長。第3子以降は月3万円に増額します。支給回数も、これまでの年3回から年6回に変更。拡充後の初回支給は今年12月を予定しています。

また妊娠期から出産・子育てまで一貫して寄り添う伴走型相談支援と、妊娠・出産時に計10万円相当を給付する「出産・子育て応援交付金」を継続して実施。安心して子どもを産み育てられる社会を構築します。

大学など高等教育費の負担軽減も前進します。授業料減免と給付型奨学金をセットで行う「修学支援新制度」について、24年度から3人以上の子どもを扶養する多子世帯や理工農系学生の中間層(世帯年収約600万円) に対象を拡大します。文部科学省によると、拡充対象者は約19万人で、制度全体の対象者は約72・7万人になるとしています。

■多様なニーズ対応

公明党は弱い立場にある人への支援強化に力を注いでいます。24年度予算では、ひとり親世帯を対象にした児童扶養手当について、25年1月支給分から所得制限を引き上げ、第3子以降の加算額も第2子と同じ月最大1万420円に増額。子どもの貧困対策や虐待防止、障がい児や医療的ケア児への支援も充実します。

■保育士の処遇改善も推進

保育の質の向上では、4~5歳児の保育士の配置基準を「子ども30人に1人」から「25人に1人」に改善。保育士の処遇改善も進め、賞与アップなどで人件費を5・2%引き上げます。併せて放課後児童クラブ(学童保育) の常勤職員を1クラスに2人以上配置した場合には補助額を上乗せし、人材確保や運営の安定化も図ります。

春らんまん 暮らし応援!

2024年4月1日

新年度から始まる公明推進の主な施策

IMG_4915(31日 公明新聞) 桜の開花が始まり、いよいよ本格的な春の到来です。

公明党は、現場の声から暮らしを応援する実績を積み重ねてきました。公明党が推進し、2024年度からスタート、拡充される主な施策を紹介します。

■(子育て・教育)

■誰でも通園制度

専業主婦にとって、0~2歳児を定期的に預ける制度がないことへの負担は大きく、“育児の孤立化”という問題にもつながっています。

そこで、親の就労要件を問わず保育施設を利用できる「こども誰でも通園制度(仮称)」の創設をめざし、全国150自治体でモデル事業を実施します。

同事業では、対象を生後6カ月から2歳の未就園児とし、子ども1人当たりの利用上限を「月10時間」、保護者の負担額を1時間当たり300円程度に設定。課題を検証し、26年度の本格実施につなげる方針です。

■不登校児支援

小中学校の不登校児童生徒は約30万人(22年度) と過去最多です。こうした現状を受け、誰一人取り残さない学びの実現に向けた取り組みが進みます。

校内の居場所「スペシャルサポートルーム(校内教育支援センター)」について、未設置校のうち不登校の多い6000校への導入をめざすほか、不登校児らに合わせて柔軟なカリキュラムが組める「学びの多様化学校(不登校特例功)」の設置を促進。教員の負担軽減を図る「教員業務支援員」についても全小中学校への配置が進みます。

■奨学金の拡充

大学・専門学校などに通う学生への給付型奨学金や授業料減免の対象が、4月から中間所得層の一部にも広がります。これまでは年収約380万円以下の世帯が対象でしたが、24年度からは、年収600万円程度を上限とし、扶養する子どもが3人以上の多子世帯と、私立学校の理工農系の学生が加わります【上の図参照】。

支援額については、多子世帯は満額(私立大生で年最大約160万円) の4分の1、私立理工農系の学生は文系授業料との差額相当額です。新入生だけでなく、すでに在学中の学生も対象で、4月以降に在籍校を通じての申請となります。

■(賃上げ・中小企業)

■生産性向上へ省力化補助金

中小企業の賃上げ促進に向け重要なのが、売上増や生産性向上、人手不足の解消につながる省力化・省人化への支援です。

そこで、省力化につながるIoT(物のインターネット) 機器やロボットなどの製品を選びやすいようにカタログにまとめ、対象の製品を購入した企業が補助を受けられる「中小企業省力化投資補助金」が新設されました。補助率は2分の1で、上限額は最大1500万円(従業員21人以上で賃上げ要件を満たした企業の場合)です。

29日には事業者向けの公募要領が公表されました。システム構築などの準備が整い次第、交付申請が開始される予定です。

■促進税制の強化

企業が従業員の給料を引き上げた場合に、その一部を法人税などから控除できる「賃上げ促進税制」が拡充されます。

教育訓練や子育てとの両立支援、女性の活躍促進などを行う中小企業については、最大控除率を現行の40%から45%に拡充。大企業として扱われていた従業員2000人以下の企業を新たに「中堅企業」として、税優遇を強化します【下の図参照】。

また、税額控除分を5年間にわたって繰り越せる「繰越控除制度」を創設し、法人税の納税額がゼロの赤字中小企業も、同税制を活用できるようにしました。

■医療・福祉や保育の処遇改善

医療、福祉、保育などの社会保障の担い手確保に向けた処遇改善が進みます。

24年度以降の医療・介護・障がい福祉サービスの3報酬改定では、賃上げを実施するための改定率引き上げが決まりました。基本給を底上げするベースアップとして、24年度に2・5%増、25年度に2%増を実現するための措置が講じられます。

保育士や幼稚園教諭についても、国が定める公定価格上の人件費を5・2%引き上げ、必要経費を24年度予算に盛り込みました。

■(生活・福祉)

■1人4万円の定額減税

家計の負担を軽減するため、政府は6月から定額減税を実施します。納税者本人と配偶者を含む扶養家族を対象に、1人当たり所得税3万円、住民税1万円の計4万円を減税します(年収2000万円超の高所得者は対象外)。

低所得世帯には給付措置で対応しており、住民税非課税世帯に7万円(昨年夏以降に給付した3万円と合わせ計10万円)、住民税均等割のみ課税世帯に10万円の給付を順次開始しています。このうち18歳以下の子どもには1人当たり5万円の追加給付も実施しています【下の図参照】。

■年金額引き上げ

公的年金の支給額は23年度と比べ2・7%引き上がります。物価や賃金の上昇を反映して2年連続で増額され、1993年以降、最も高い伸び率となりました。

厚生労働省の試算によると、支給額は、自営業者らが加入する国民年金(満額) の場合、68歳以下は月1750円増の6万8000円、69歳以上は月1758円増の6万7808円。厚生年金は、サラリーマンの夫と専業主婦の「モデル世帯」で月6001円増の23万483円となります。

■女性の健康

女性の健康や医療、福祉に関する施策がさらに充実します。

更年期障害などライフステージに応じて特有の課題が生じる女性の健康について、その研究・治療の司令塔機能を担う「女性の健康」ナショナルセンターが24年度中に開設します。年1万人超の女性に発症する子宮頸がんの早期発見・治療に向けては、自治体のがん検診にHPV(人パピローマウイルス) 検査の導入が4月から可能になります。

一方、性被害や生活困窮など困難な問題を抱える女性を支援するための新法が4月施行となり、当事者に寄り添った相談対応や自立支援について官民協働の実施体制が整備されます。

4月も全力で

2024年4月1日

4月度 公明党大阪府本部一斉街頭を

IMG_4919暖かな午後の日曜日、地域の桜も開花をはじめました。3月末(31日) の本日は、地域で大阪府本部主催の一斉街頭を実施。

たくさんのご声援、誠にありがとうございました。

先日(28日) 参院本会議で2024年度予算が成立した公明党が取り組む政策、高槻市議会3月定例会のご紹介などを。

*

さて、能登半島地震から3カ月。公明党は被災者がいま何に困っているのかを把握し、刻々と変わる現場のニーズを的確に捉え、迅速な支援につなげています。

能登半島地震では、広範囲にわたって甚大な液状化被害が発生。公明党は直ちに現地を確認し、いち早く液状化被害への対応を政府に迫り、復興への道筋を示しました。

公明党は復旧・復興を加速させるため、被災者や自治体などから寄せられる要望に速やかに対応しています。個別の事情や多種多様な要望にきめ細かく対応するべく全国にネットワークを持つ公明党は徹底して現場に入り“一人の声”を具体的な支援策に結び付けています。

公明党はこれまで、東日本大震災をはじめ大規模災害の復旧・復興支援に党が一丸となって尽力してきました。各地で培った知見や教訓を党内で共有し、能登の支援をさらに進めます。

また、市区町村が作る地域防災計画に反映させることができる地区防災計画の策定に尽力してきました。

公明党はこれからも徹底して現場に入り込み、党のネットワークの力をフルに発揮し、復興に全力で取り組んでまいります。

*

参院本会議で成立し、新年度から始まる公明推進の主な施策をご紹介。

まずは、復旧・復興支援については、一般予備費を5000億円から1兆円に拡大。インフラ復旧、住まいの確保、なりわいの再建を着実に推進。

また、(31日 公明新聞より) 子育て・教育においては「誰でも通園制度」を。専業主婦にとって、0~2歳児を定期的に預ける制度がないことへの負担は大きく、“育児の孤立化”という問題にもつながっています。

そこで、親の就労要件を問わず保育施設を利用できる「こども誰でも通園制度(仮称)」の創設をめざし、全国150自治体でモデル事業を実施します。

同事業では、対象を生後6カ月から2歳の未就園児とし、子ども1人当たりの利用上限を「月10時間」、保護者の負担額を1時間当たり300円程度に設定。課題を検証し、26年度の本格実施につなげる方針です。

不登校児支援につて、小中学校の不登校児童生徒は約30万人(22年度) と過去最多です。こうした現状を受け、誰一人取り残さない学びの実現に向けた取り組みが進みます。

校内の居場所「スペシャルサポートルーム(校内教育支援センター)」について、未設置校のうち不登校の多い6000校への導入をめざすほか、不登校児らに合わせて柔軟なカリキュラムが組める「学びの多様化学校(不登校特例功)」の設置を促進。教員の負担軽減を図る「教員業務支援員」についても全小中学校への配置が進みます。

生活・福祉について、1人4万円の定額減税を。家計の負担を軽減するため、政府は6月から定額減税を実施します。納税者本人と配偶者を含む扶養家族を対象に、1人当たり所得税3万円、住民税1万円の計4万円を減税します(年収2000万円超の高所得者は対象外)。

低所得世帯には給付措置で対応しており、住民税非課税世帯に7万円(昨年夏以降に給付した3万円と合わせ計10万円)、住民税均等割のみ課税世帯に10万円の給付を順次開始しています。このうち18歳以下の子どもには1人当たり5万円の追加給付も実施しています。

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IMG_4921令和6年度施政方針より、一般会計で1,404億1,098万7千円、特別会計で1,112億8,518万1千円、合わせまして2,516億9,616万8千円とし、一般会計につきましては、対前年度6月補正後の予算比で2.5%増の予算編成のご提案。25日の採決において可決・成立。

皆さまのお声をまとめた、公明党議員団の要望が随所に反映されました。主要施策は・・・◎ご紹介

【にぎわいと魅力にあふれるまちへ】
◎ 今秋、新関西将棋会館が開館
◎ 開館に加えてJR高槻駅西口には駒音公園なども整備
◎ 芥川緑地「健康広場アクトレ」が3月16日オープン
◎ 高槻署移転予定地に隣接する芥川公園にはインクルーシブ遊具や乳幼児用遊具を整備
◎ 高槻城公園北エリア実施計画。など

【都市が充実したまちへ】
◎ JR高槻駅南地区の再開発へ(再開発準備組合による取り組みを支援)
◎ 冨寿栄住宅の2期工事が進む、富田地区では多機能型複合施設等の整備計画を策定
◎ 総合交通体系事業の推進

【安心して子育てできるまちへ】
◎ 令和7年4月から子ども医療費が完全無償化へ
◎ (仮) 見守り付き校庭開放を、まず小学校5校で実施
◎ 不登校支援の充実(全小学校に「校内適応指導教室」を)
◎ 学校給食無償化を継続*
◎ 学校図書館の充実(蔵書の増冊) など

【健やかに共に支え合うまちへ】
◎ 「健康医療先進都市」の推進
◎ がん患者アピアランスケア助成事業を開始
◎ 訪問歯科検診事業(今年10月~)
◎ 新グラウンドゴルフ場整備へ
◎ 「(仮称) 地域共生ステーション」の植木団地跡での整備を推進

【元気と活力に満ち、市民生活が充実したまちへ】
◎ プレミアム付き商品券第6弾(デジタル7/1~ 紙7/10~)
◎ 自治体DX、キャッシュレス化の推進
◎ 公共建築物最適化(更新、長寿命化) など

【安全な暮らしを守れるまちへ】
◎ 学校体育館の空調設備が来年度中に整備完了
◎ 中消防署富田分署&訓練施設の運用が開始
◎ (仮称) 総合防災センターの整備を検討
◎ 特殊詐欺被害対策を推進 など

市議会の令和6年3月定例会において、「高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画について」を一般質問。高齢社会でも住み慣れた地域で自分らしく生活・活動できることが大切と。

皆さまご清聴ありがとうございました。4月も全力で頑張ってまいります。

24年度予算が成立

2024年3月29日

税制関連法も、定額減税6月から/公明の主張反映

IMG_4892(29日 公明新聞より) 2024年度予算は28日夜の参院本会議で、自民、公明の与党両党などの賛成多数で可決、成立した。

立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党などは反対した。

24年度予算の一般会計総額は112兆5717億円。

定額減税や賃上げ促進税制の強化などを盛り込んだ改正所得税法など税制改正関連法も同日成立した。公明党の主張が随所に反映された。

■能登地震受け、災害への対応など一般予備費1兆円

24年度予算では、能登半島地震の復旧・復興に切れ目なく対応し、今回の地震以外にも自然災害など不測の事態に備える一般予備費を5000億円から1兆円に倍増。インフラ復旧や住まいの確保、なりわいの再建を着実に推進する。

また、医療・福祉現場で働く人の賃上げに向け、基本給を底上げして処遇改善につなげるための措置を講じる。中小企業の賃上げを実現するため、価格転嫁が適切に行われているか監視する「下請Gメン」の人員増強などを盛り込んだ。

子育て支援では、児童手当を抜本的に拡充。10月分から、所得制限の撤廃や高校生までの支給対象拡大、第3子以降への加算増額を行う。給付型奨学金と授業料減免の対象を多子世帯や理工農系の学生の中間層まで拡大することなども盛り込まれている。

一方、税制関連法では、国民の家計所得を底上げする生活支援策として、1人当たり4万円を所得税や住民税から差し引く定額減税を6月から実施する。

■河野氏が賛成討論

本会議に先立つ参院予算委員会で、締めくくり質疑と賛成討論を行った公明党の河野義博氏は、24年度予算について、デフレからの完全脱却と新たな成長型経済への移行を実現することが求められているとし、「物価高に負けない賃上げの実現に向けた力強い施策が盛り込まれた予算だ」と評価した。

社会保障における重要課題

2024年3月26日

地域共生社会 実現への課題

IMG_4827(26日 公明新聞より) 少子高齢化の進展と共に、家族のつながりや地域の支え合いが希薄になる中、孤独・孤立、生活困窮など困難を抱える人の支援が、社会保障における重要課題となっている。

政府は「地域共生社会」をビジョンに掲げ、経済的に厳しい状況にある単身の高齢者や子育て世帯への支援を強化する生活困窮者自立支援法の改正案を今国会に提出している。

地域共生社会の意義、実現に向けた制度面や支援現場の課題を聞いた。

■早稲田大学理事・法学学術院教授 菊池馨実氏
■所得再分配では解決不可能/困り事への相談支援を重視

――政府が地域共生社会の実現を掲げている背景は何か。

菊池馨実教授 国民皆保険・皆年金をはじめとしたセーフティーネット(安全網) からこぼれ落ちていく人や、制度の狭間で恩恵が受けられない人がいるためだ。2008年のリーマンショック以降、顕在化したように、経済的困窮が背景にある。

一方で、80代の親が自立できない50代の子どもの生活を支え、社会的に孤立する「8050問題」や、日常的に家族の世話や介護を担う子ども「ヤングケアラー」の増加が深刻な社会問題となっている。

所得再分配政策だけでは解決できない点が共通する特徴だ。求められるのは、従来の給付による支援に加え、相談支援体制を整えて一人一人の困り事を把握し、それぞれに適した対応を行うことだ。

こうした課題に対処する専門職技能を「ソーシャルワーク」と呼ぶ。ただ重要なのは、相談支援は専門職だけではなく、地域の人々の支え合いによっても行われることだ。これが地域共生社会のめざす姿であり、生活困窮者自立支援法や改正社会福祉法といった法律を制定し、その土台を作ってきた。

――日本の社会保障における地域共生社会の位置付けは。

菊池 社会保障制度を巡っては2000年代以降、医療、介護、年金について議論が活発化し、その後、少子化対策が加わった4本柱となり、近年は雇用・働き方も論点に上がっている。

持続可能性を高めていく上で課題はあるものの、医療、介護、年金の各制度は諸外国と比較しても高いレベルで整備されている。少子化対策についても財源確保は悩ましい問題だが、支援の規模は着実に増している。

一方で、家族の役割が縮小し、単身世帯が全体の4割を占める状況がある。金銭やサービスの保障だけでは人々の生活を支えていくことはできない、との認識や社会状況が生まれている。地域共生社会は、これらの解決策の方向性を提示する理念であり、「社会保障の最後のピース」になり得る。

■理念を法的に位置付けよ

――支える体制を構築する上で必要な視点は。

菊池 単に資金を投入すれば解決する話ではなく、各種サービスの担い手の底上げが鍵だ。政府の「全世代型社会保障構築会議」が22年に示した「今後の改革工程」で、取り組むべき政策が具体的に示されている。

例えば、多様な専門性や背景を持つソーシャルワーカーの確保や活用、複数分野にわたる専門的な知識を習得するための資格取得の促進などだ。人口減少社会において、各分野で専門家を育てていく人的余裕はなく、分野横断的な知識やスキルを備えた人材の育成が不可欠である。政府は、こうした観点で支援を強化してほしい。加えて、シニア世代や外国人材をどう活用していくか検討していくことも必要になるだろう。

――法制度における今後の課題は。

菊池 認知症や孤独・孤立は、法律によって理念や支援対象が明確だ。

残念ながら「地域共生社会」は、この点が曖昧だ。法律で定められていないため、誰かが主張し続けない限り社会や政治の動向によって取り組みが途絶えてしまう懸念がある。例えば、「地域共生社会基本法」のような法律を制定するなど、政治の責任で法制化を進めてもらいたい。

また、地域のつながりの弱体化を防ぎ、住民同士が助け合う「互助」を強めるため、市民の意識変革も欠かせない。

きくち・よしみ 1962年生まれ。北海道大学大学院博士課程修了。博士(邦楽)。大阪大学助教授などを経て現職。政府の全世代型社会保障構築会議のメンバーなどを務める。

■一般社団法人生活困窮者自立支援全国ネットワーク理事 生水裕美氏
■人材確保・育成強化を急げ

――自治体職員として生活困窮者支援の最前線に立ってきた経験から、地域共生社会の実現に向けた課題は。

生水裕美理事 生活困窮や孤独・孤立に陥っている人を地域でサポートしていくには、あらゆる分野の人の協力が必要だ。関係者をつなぐ“接着剤”のような存在が自治体であり、業務に当たる職員の役割は非常に重要である。

近年、自治体業務はコロナ禍時や物価高騰対策など、国からの事務量が増えている半面、財政難で人員が削減されてマンパワーが足りていない。地域共生社会の実現において欠かせないのは、相談を起点にした伴走型の支援や地域づくりであり、その分だけマンパワーも要する。人材の確保へ支援強化が急務だ。

――職員のスキルアップも問われる。

生水 現場にはその余裕がないのが現状だ。困っている人を支援するための法律や諸制度は整ってきており、地域の担い手の活用も含め、いかに支援体制をコーディネートしていくかが自治体職員に求められている。まさに、制度や担い手を“見渡せる”人材を育成していかねばならない。国は財政措置などで、専従職員の配置を進める自治体を後押ししてほしい。

■生活困窮への対策会議必要

――今国会に提出された生活困窮者自立支援法の改正案については。

生水 地域共生社会の実現にとって、非常に重要だ。注目したいのは、深刻な困窮状態にある人の情報を関係機関で共有する「支援会議」の設置を努力義務化する点だ。

現在、支援会議の設置は全自治体の約4割にとどまる。設置しない理由として「必要性を感じない」「既存の体制で連携が取れている」といった回答が約8割を占めている【グラフ参照】。

支援会議は、守秘義務を課して関係機関が情報共有や支援の役割分担を検討できる貴重な会議体である。しかし、その意義が十分理解されていないのではないか。全国の自治体で設置できるよう国は理解を促し、積極的な支援をお願いしたい。

■相談の実情に議員は関心を

――各地の議会に対する期待は。

生水 長年、重要だと感じてきたのが議会の役割だ。率直に言って、議員には市民の相談内容にもっと関心を持ってほしい。議会で「生活困窮に関する相談件数は何件か」といった数を尋ねられることはあるが、「今、どのような相談が寄せられ、どのように対応しているか」といった具体的な内容を問う質問は、ほとんど見られない。

議員の質問に対する答弁を作成するに当たり、役所の関係部局が情報を共有して協議する。これ自体が、部局横断の取り組みのきっかけとも言える。役所の対応を掘り下げ、支援強化につながるよう応援いただきたい。

議員にとっても、相談の実情を知ることは、議会として行政に対するチェック機能を果たすだけでなく、より実効性ある支援策の提案につながるはずだ。先述の支援会議の現状についても、自治体にただすことがあってよいのではないか。

しょうず・ひろみ 1999年、滋賀県野洲市役所に消費生活相談員として入職し、その後、正規職員に。消費者行政や生活困窮者支援などを担当。同市市民部次長など歴任し、2022年で定年退職。14年より現職。

こども家庭庁 創設1年

2024年3月23日

土曜特集 東京大学大学院教授 山口慎太郎氏に聞く

IMG_4803(23日 公明新聞より) 子ども政策や少子化対策の司令塔となる「こども家庭庁」の創設から来月で1年。

この間、日本が直面する最大の危機である少子化の進行に対し、対策強化の具体策を示した「こども未来戦略」の策定を推進するなどの役割を担ってきた。

少子化対策の現状や課題、こども庁に期待することに関して、東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授に聞いた。

<インタビュー>
■(「出生数」過去最少) 社会保障の維持困難に/雇用不安など複雑に絡み合う要因

――昨年の出生数が過去最少を更新するなど、少子化が進む原因は。

山口慎太郎教授 さまざまな要因があり、結果的に少子化という現象になっている。一つ目に、特に女性にとって大きな問題なのは、仕事と子育ての両立が難しい点だ。もう一つは、経済的な安定や雇用への不安から、結婚しない人が増えている。三つ目に、価値観の変化も無視できない。先に挙げた二つの問題が大きくない北欧諸国でも、子どもを持たない生活を選ぶ人が増加しており、日本でも今後さらに増えていくと考えられる。

――少子化がもたらす影響は。

山口 経済という大きな観点で心配になるのは、医療や年金など社会保障制度の維持が困難になる点だ。少ない現役世代で多くの高齢者を支えなければならず、現役世代の負担が非常に大きくなる。同時に、働く人が少なくなれば、国の経済力を総合的に示す1人当たりの実質国内総生産(GDP) はおのずと下がり、経済的な豊かさが失われてしまうことも否めない。

――政府が子育て支援に注力すべき意義は。

山口 一つは、言うまでもなく少子化対策としての意義だ。日本では、子育て政策が少しずつ充実してきており、これを後退させるべきではないし、今後は仕事と子育ての両立を制度的、経済的な側面から支えていくことが欠かせない。

もう一つは、いま生まれてきた子がより良い人生を送られる手助けをするためだ。たとえ出生率が向上しなくても、環境を整えることにより、次世代の日本の社会と経済を支える人の生産性を高めるメリットは計り知れない。

――創設1年となる「こども家庭庁」の評価は。

山口 まず、理念に掲げる「こどもまんなか」は、子どもの意見を聞き、自己決定権を尊重する「子ども権利条約」の理念が法律に書き込まれるようになったもので、画期的だ。今後、その理念が運用面に反映されていくことを望みたい。

政策面で見ると、未就学児に対する経済的な支援、幼児教育がかなり充実していく。予算規模でも、国の子育て・家族支援予算である「家族関係支出」が対GDP比で現在の約2倍に当たる3%台後半まで増える見通しだ。達成すれば、経済協力開発機構(OECD) 諸国でトップ水準になり、非常に期待している。

IMG_4804■(「未来戦略」の評価) 誰でも通園、発達に効果大/男性の育休促進、家事・育児参加に期待

――「未来戦略」で特に評価する政策は。

山口 全ての子育て世帯が保育を受けられる「こども誰でも通園制度」だ。これまで専業主婦世帯は保育園を使うことができなかったが、子育てが母親に偏る「ワンオペ育児」の回避につなげられる。研究でも、保育も含めた幼児教育の充実は、目に見えて子どもの発達に効果があることも分かっており、「全ての子どもに幼児教育の機会が開かれた」と解釈している。

――子どもの発達にもたらす好影響とは。

山口 国のデータを分析した結果、保育園に通うことで、まず子どもの言語面が改善される。周囲の子や大人との関わりで刺激が増え、言葉の発達が早くなるためだ。

より重要なのは、社会経済的に恵まれない家庭の子に顕著に見られたが、多動や攻撃性の問題が減り、落ち着きが出た。幼い頃から暴力傾向の強い子は、少年期以降もそうした傾向を引きずることが多いが、保育園に通うことで社会生活を営む重要な能力を身に付けられると分かっている。

――戦略には、育児休業給付を実質10割に拡充することなど、男性の育児参加を促す施策も盛り込まれた。

山口 国内外のデータを見ると、男性の育児負担割合が高いほど、子どもが生まれやすい傾向が分かっており、日本で改善余地の最も大きいのが、男性の育休取得の促進だ。日本では、女性は男性の実に5・5倍の時間を家事・育児に費やしているとのデータがあり、先進国でも突出している。出生率の上昇に向け、男性の家事・育児参加を促進する意義は大きい。

なお、育休制度の充実度は、国連児童基金(ユニセフ) の評価でも日本は世界最高の水準にあるが、職場での働き方や使いづらい雰囲気に問題がある。政治から経済界に働き掛け、長時間労働や残業ありきの働き方を変えていくことが大切だ。

――戦略には小中学校の給食の実態調査も明記された。給食無償化の意義については。

山口 給食によって、栄養状態の改善や成績の向上など、子どもの発達にプラスになることが国内外の研究で明らかになっている。一方、給食費の徴収管理の手間が教職員の負担にもなっている。教育の質を高め、子どもと接する時間の活用にもつなげられるという意味で、ぜひ給食費の無償化は実現してもらいたい。さらに、将来的には、全ての子どもの「教育の無償化」をめざすべきだ。修学旅行や算数セットなどの負担は大きく、各家庭で負担しなくても済むような方向に進めてほしい。

■(財源の確保へ) 社会全体で「薄く広く」/支援金制度の理解浸透を

――少子化対策の財源確保はどうあるべきか。

山口 まず、少子化対策や子ども・子育て支援の受益者が誰かを考えてみると、子どもがいる人はもちろん、子どもを持たない人も社会の活性化や財政の改善を通じて利益を享受することになる。つまり、社会全体が利益を受けるということが、最初に踏まえておきたいポイントだ。そう考えれば、財源の負担は「薄く広く」社会全体で進めることが大切ではないか。

――財源確保策として政府は、公的医療保険を通じて集める「支援金制度」の創設をめざしているが。

山口 私の理想としては、消費税が適切ではないかと考えているが、現実的な解として「支援金制度」には一定の評価をしている。消費税に次いで薄く広くに近い考え方を達成できるのが、この制度になるのではないか。

――若い世代をはじめ、中高年世代にも負担への懸念の声があるが。

山口 独身世帯であっても、利益を享受する立場になることに変わりはない。子育て世帯については、児童手当などの支援策の差し引きで見ると、大幅に得をしている。大局的な視点で考えていくことが大切だ。

少子化は「静かなる有事」と指摘される通り、社会保障財政を維持するためにも、子育てを終えた高齢世代が危機感を持つ必要がある。若者が子どもを持ちたいと感じられる社会を作っていくことが、最終的に日本社会の安定や活性化につながるのは間違いない。

――今後、こども家庭庁に望みたいことは。

山口 実行しようとしていることは、本当に素晴らしいことが多い。ぜひ社会を変えるところまで自信を持って進めてほしい。同時に、統計や成果に基づいて政策を立てるEBPM(根拠に基づく政策立案) の考え方を重視し、政策に期待したような効果が出ているのかを検証していく視点を持つことも大切だ。日本の政策全体に言えることだが、もし誤りがあれば、それを認める余裕も持ってもらいたい。

子育て支援の重要性はなかなか理解されないが、20年後、30年後、さらにもっと先の日本社会を良くするために最優先されていいことだ。公明党には、今後も子育て支援を重視し、政策形成に取り組んでもらいたい。

やまぐち・しんたろう 1976年生まれ。慶応義塾大学商学部卒。米ウィスコンシン大学で経済学博士号取得。カナダ・マクマスター大学准教授などを経て、2019年から現職。内閣府・男女共同参画会議議員を務める。専門は家族の経済学、労働経済学。著書に『子育て支援の経済学』(日本評論社) など。

<解説>
■(子ども家庭庁の1年) 加速化プランなど策定

こども家庭庁は、2023年4月に発足。子育て政策関連の総合調整や省庁間の縦割り打破、子どもの意見反映の仕組みづくり、新しい政策課題への対応などを実施する。同12月には、こども未来戦略と、今後5年間の政策の基本方針「こども大綱」を策定。大綱では重点項目に貧困、虐待防止策の強化などを掲げ、実施主体となる自治体の「こども計画」作りを支援している。

今国会では、今後3年間で行う「こども未来戦略・加速化プラン」の着実な実施へ「子ども・子育て支援法等改正案」や、子どもと接する職に就く人に性犯罪歴がないことを確認する「日本版DBS」創設に向けた法案を提出している。

子どもの居場所支援事業について

2024年3月15日

3月議会 福祉企業委員会 ⑶

IMG_46358日(金) の本会議質疑より福祉企業委員会に付託された案件について12日(火) 福祉企業委員会が開会され議案の審議を行いました。私の方からは、次に…

「議案第36号 令和6年度高槻市一般会計予算」子どもの居場所支援事業について、子ども未来部に要望致しました。

(1問目)
子どもの居場所支援事業、放課後の子どもの居場所づくりについて、意見と要望をさせていただきます。

見守り付き校庭開放については、放課後や長期休業、夏休みや春休み、冬休みなど、小学校の校庭において、安全・安心に過ごし、活動を行えるよう子どもの居場所づくり事業を推進されるとのことです。また、青少年センターの交流スペースの拡充も図るとのことです。

居場所支援は、荒天時では体育館を利用されるとも。小学生を対象とした見守り付き校庭開放をまずは5校予定され今後、教育委員会と調整を図りながら拡充もお考えとのこと。全校実施については、早期の実現に向け取り組んでくださいますよう要望します。

安全面については平日、一定の時間において、帰宅せずに安心して遊べるもので見守り員2名の配置により、受付、危険な遊びへの声かけ、ケガへの対応、傷害・賠償保険も適応、シルバー人材センターに委託される予定と伺っています。

要望として、私は本事業は青少年の健全育成に加え、社会教育の一環と考えますので、子ども達に居場所づくりの意義や注意事項をお知らせすることが大切なことだと思います。

また、保護者への説明と理解については、教育委員会・学校と協力して進めること。

見守りしていただく方々には、どのような視点で見守るのかなどの研修の充実。災害時等、万が一の対応などが大事だと思います。

施設利用に当たっては、教育委員会や学校開放との丁寧な調整など。

また、今後の進展の中で、需要が広がった場合、どう拡充していくのか。豊中市は4月から、39ある全ての市立小学校で、午前7時に校門を開けて登校時間まで児童を体育館などで見守る事業を始めるとのニュースがありました。朝早く出勤する共働き家庭などのニーズに合わせたことや小1の壁の問題解消など。

東京都三鷹市では、昨年11月から市立小学校で校庭開放の時間を午前7時半に早めた。共働き家庭のニーズや、児童の健康づくりが理由とのこと。です。

どうか広い視点で、子ども達を見守っていただきたいと思います。

令和6年度の施政方針、「子育て・教育の環境が整ったまちに向けた取組」においても、「まちごと図書館事業」や「学童保育事業」、「子ども食堂運営支援事業」等々、様々な取り組みもあります。当年度も充実できるようお願いしておきます。

居場所づくりは様々な場所に対して、子ども達が自分の居場所と感じることが大切だと思います。宜しくお願い申し上げ意見と要望と致します。

*

福祉企業委員会 ⑴ ドナー登録の促進について <あきひログ

福祉企業委員会 ⑵ 認定こども園化推進事業について

認定こども園化推進事業について

2024年3月14日

3月議会 福祉企業委員会 ⑵

IMG_46358日(金) の本会議質疑より福祉企業委員会に付託された案件について12日(火) 福祉企業委員会が開会され議案の審議を行いました。私の方からは、次に…

「議案第36号 令和6年度高槻市一般会計予算」認定こども園化推進事業について、子ども未来部にお聞きしました。

(1問目)
第2次高槻市認定こども園配置計画に基づき、引き続き整備を進めるとのことです。また、令和7年度から3年保育を開始するための環境整備も行われます。

少子化の流れは、幼稚園に空き教室ができ、働き方の関係より保育需要が増加する時代となりました。

本市では、時代背景より平成29年に市立認定こども園配置計画を策定、いわゆる教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設の具現化が図られ、保育需要の拡大や適切な集団保育を行ってこられました。

また、本市の民間幼稚園、保育園のご協力も相まって、厚生労働省基準の待機児童ゼロ宣言をするまでに至った経緯があります。これまでの取り組みを評価するとともに今後の適切な対応にも期待をしています。

厚生労働省はこのほど、2023年の人口動態統計速報(2023年12月分) を取りまとめ、出生数は75万8631人で8年連続の減少。過去最低だった22年から4万1097人となり、2年連続で80万人台を割り込んだと公表されています。

今回、富田認定こども園をはじめ他5施設の認定こども園化する取り組みや、実施設計及び内部改修などの環境整備を進められます。

代表質問でも、これまでの総括と今後の取り組みをお聞きしましたが、今後の方向性の考え方を改めてお聞かせください。

(ご答弁)
本市はこれまで、保育需要の増大や公立幼稚園における入園児数の減少等に対応するため、平成28年に策定した「市立就学前児童施設の在り方に関する基本方針」に基づき、平成29年に第1次、令和3年に第2次の「市立認定こども園配置計画」を策定し、その具現化を図ってまいりました。

今後の認定こども園化の方向性については、まず、令和7年度から公立幼稚園5園で3年保育を実施し、その後、地域型保育事業の卒園児の受け入れ先の確保策として、認定こども園化を早期に行ってまいります。

また、次期計画を可能な限り早期に策定した上で、より良い教育・保育環境を整備するため、適切な集団保育が実施できるよう公立施設の整理・集約を行い、教育・保育提供区域ごとに核となる公立認定こども園を設置する取り組みを進めてまいります。

その結果、現行の公立施設26か所を令和15年度には、公立幼稚園1か所、公立認定こども園11箇所、民間の認定こども園6箇所となる予定です。

(2問目)
今後の方向性の考え方についてご答弁をいただきました。認定こども園化の早期対応、次期計画の早期化など見える形でのご答弁だったと思います。

しかしながら、他方では現在も利用保留児童など、保護者からのお声もいただきます。市としては課題もまだあると思いますが、適切に進めていただきたいと思います。

文部科学省の「子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の方向性」においては、人の一生において,幼児期は,心情,意欲,態度,基本的生活習慣など,生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期である。

幼児は,生活や遊びといった直接的・具体的な体験を通して,情緒的・知的な発達,あるいは社会性を涵養し,人間として,社会の一員として,より良く生きるための基礎を獲得していく。

また,幼児期は,知的・感情的な面でも,また人間関係の面でも,日々急速に成長する時期でもあるため,この時期に経験しておかなければならないことを十分に行わせることは,将来,人間として充実した生活を送る上で不可欠である。

したがって,我々大人は,幼児期における教育が,その後の人間としての生き方を大きく左右する重要なものであることを認識し,子どもの育ちについて常に関心を払うことが必要であると示されています。

関連になりますが先日、即決案件として可決されました「こども誰でも通園制度」についても、子どもの成長にとって、家庭以外での経験は極めて大切であり、子育てに不安や悩みを抱え、孤立を感じながら奮闘している保護者も少なくないところです。

就労の有無にかかわらず利用できる「こども誰でも通園制度」についての意義は大きいと感じます。

しかし、国の制度の考え方では、満3歳児で給付が対象外となることや、利用時間のあり方、短時間での子どもの記録、支援児等の対応など、課題を聴くところであります。

当事業については、本格実施を見据えた試行事業を計画され、対象については、0歳6か月から満3歳未満で保育所を利用していない子どもとされ、但し、本市独自の経過措置として、令和5年度未就園児定期的預かりモデル事業を実施された上で、3歳となった年度の末日とされ実施されることになりました。

幼児期の子育てのあり方の充実など適切・最適な検討を含め今後、進めていただけるよう要望しておきます。次に子どもの居場所支援事業について…

*

福祉企業委員会 ⑴ ドナー登録の促進について <あきひログ

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