0BS-TBSの番組「報道1930」に出演 公明党として原点に立ち返る
(12日 公明新聞より) 公明党の斉藤鉄夫代表は10日夜、BS-TBSの番組「報道1930」に出演し、公明党の存在感発揮に向けて「公明党として原点に立ち返る。
原点である『大衆とともに』の立党精神と平和、清潔を強く打ち出していかなければならない」と力説した。斉藤代表の発言は大要、次の通り。
■ (企業・団体献金のあり方)専門家の意見聴き結論
【党の存在感発揮へ】
一、公明党は例えば、平和安全法制を巡る議論では、厳しい安全保障環境の中で憲法9条の枠内に収め、「平和の党」として存在感を出してきた。平和の党として国民に理解していただける発信を行っていきたい。
【収支報告書不記載の自民党議員への対応】
一、昨年の衆院選で自民党が公認していない不記載議員を公明党が推薦したことで、「清潔な党」としての姿勢に疑問を持たれた。(今夏の参院選では) 自民党が公認しない人を公明党が推薦することはあり得ない。
【企業・団体献金】
一、公明党は企業・団体献金に全く依存していない。ただ、企業・団体の社会的発言としての献金はあってしかるべきではないかとの学説や司法判断もある。公明党として専門家と議論しているが、賄賂性などの疑念が起きない形での第三の道もあって良いのではないか。
■ (高額療養費の上限見直し)「多数回」治療に配慮も
【高額療養費制度】
一、高額療養費制度はどんなに医療費が高くても収入に応じて月々の上限額を決めている。セーフティーネット(安全網) である高額療養費制度を持続可能なものにしなくてはならない。
現役世代の負担を軽くし、制度を持続可能なものにするため、政府は見直しを行っている。所得区分を分けてきめ細かくし、3年間かけて徐々に上限額を上げていく。がん患者団体もトータルとして理解してもらっている。
一、(1年間で4回以上利用すると上限額が下がる)「多数回該当」利用では、毎月医療費を払わなくてはならない、がん患者や他の疾病の方の声を聴いて修正したい。公明党が伝え、自民党にも納得してもらった。
【日米首脳会談】
一、日米首脳が個人的な信頼関係をつくることは日本、東アジアの安全保障、経済にとって非常に大事だ。私は石破茂首相とよく電話して相談するが、渡米する前は緊張感が高まっていた。帰国後に首相から電話をもらったが、トランプ米大統領と人間関係を築き、日本に来てもらうところまで持っていった達成感、安心感を持っているのではないか。