晴天の日曜日
本日は「高槻市全域大防災訓練」が開催されました。朝のスタートは、もちろんバス停交差点から、市議会の防災服を着用してごあいさつを。終了後、直行で地域の訓練会場になっている桜台小学校体育館へ
方面隊の皆さんをはじめ、小学校職員、6年生児童数名、コミュニティの連絡協議会等の皆さんと一緒に準備から。校舎3階の震災用倉庫からテレビ、給水装置、段ボールベッド、簡易トイレ、テントなどの準備を。
午前10時、防災行政無線から大きなサイレン音と訓練を告げるアナウンス。次々に参加者が集まり、受付がはじまりアンケートの配布も。平成30年の災害を経験して、新たに備えを行っていることはありますか? 訓練に参加する直接のきっかけとなったものはどれですか? 本日の屋外スピーカーからのサイレン音は聞こえましたか? 等々 皆さんしっかり記入されているようで。
ケーブルテレビでは、災害対策本部の様子が映し出され、体育館内でも、役員の皆さんが役割分担された場所でそれぞれが対応。参加者の皆さんも、給水装置や段ボールベッドの組み立て方などの体験。大阪ガスからマイコンメーターの説明、小学校6年生による震災体験の発表などを聞かせていただいて。
私の方は、設営準備とともに、先般、策定された「高槻市議会災害時初動及び平常時等における行動マニュアル」に則り、市議会事務局への安否報告とともに、地域内の被災状況(想定)の報告を。事務局から災害対策本部へ
また、事務局からは「本日発生した地震の状況等について」第2報までご連絡をいただき情報共有させていただきました。
[訓練]平成31年2月10日10時、大阪府北部を震源とするマグニチュード7・5、本市では震度7の地震が発生。木造住宅が多数倒壊、土砂崩れの発生、鉄道全線で運行停止、災害対策本部第2次防災体制、職員配備2,014人、帰宅困難者対応、緊急避難場所129箇所開設、10時40分時点で8,819人が避難(桜台小学校は11時10分時点で男性58人、女性78人)
11時45分、ケーブルテレビでは濱田剛史市長が「訓練終了宣言」を。
今回は、昨年6月18日の大阪北部地震から9月の台風21号と、本市が被災地となったことから市民の皆さんの防災・減災への関心の高さを感じました。地域の訓練会場で参加者から聴いたお声は、「災害対応の備品倉庫が3階にあるので、準備に時間がかかる」「備品はどこに保管してあるのか多くの人が知っておくべき」「方面隊の皆さんが発災後すぐに来れるとは限らない」「組み立て手順書はあるが、合いマーク(印)をつけておけば円滑にできるのでは」等々。
備品が浸水する恐れや開錠の問題、組み立ての説明は十分だったのかなど。これらの積極的なご意見は「共助」につながるものだと感じましたし、実際に発災し、避難所が開設されたあとは、なかなか冷静にできるものではありません。だからこそ、様々な課題は対策を検討して検証していく、継続的な取り組みが大切だと感じます。
南海トラフ大地震は30年以内に70%の確率で起こると言われ、また、本市には有馬高槻断層帯があり、今回の訓練想定の地震が実際に発生すれば相当な被害を被ることになります。いつ起こるかわからない自然災害。それは明日かも知れません。
改めて「自助」「共助」「公助」の大切さを考えさせられる防災訓練になったと思います。全関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。