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広域連携

2025年7月24日

大阪の高槻市と島本町 消防指令事務の共同運用開始をめざし

(17日 公明新聞に掲載) 隣接する大阪府の高槻市と島本町は現在、今年10月中の消防指令事務の共同運用開始をめざし、準備を進めている。

公明党の吉田忠則府議、高槻市議会公明党議員団、島本町議会議員団はこのほど、高槻市消防本部を訪れ、両市町の消防本部関係者から説明を聞いた。

■「119番」受信体制の強化、事業債活用で住民負担軽減も

両消防本部によると、共同運用の効果としては、119番通報の受信体制の強化、相互応援体制の迅速化、大規模災害時の対応強化に加え、運営費の縮減も見込まれている。

また、広域連携を条件とする国の財政支援である「緊急防災・減災事業債」の活用も予定しており、自治体の単独整備と比べ、住民の負担軽減にもつながるとしている。

地元の両市町の公明府・市・町議は2017年以降、定例会質問で度々、行政の広域連携の取り組みを提案するなど一貫して推進。20年12月11日に、島本町が高槻市に対し、「消防行政に係る広域連携の協議」について申し入れを実施した際には、公明議員団も立ち会い、その後も、定例会質問を通じて事業効果や課題の整理を訴えてきた。

説明会で吉田府議は共同運用の重要性に触れ、「今後も住民の命と暮らしを守る防災・消防体制の充実を強力に支援していきたい」と語った。

消防の広域連携に期待と要望

2022年9月14日

総務消防委員会 議案第73号

-d_b4muWTDKPoLby9Hbx1w13日(火)、9月定例会において、総務消防委員会に付託された議案73号「高槻市島本町消防指令事務協議会の設置に関する協議について」意見と要望を述べさせていただきました。

高槻市と島本町の広域行政において、令和7年4月から消防通信指令業務の共同運用開始が予定されており、詳細に準備を進めていくための、両市町の協議会設置が10月から計画されています。

今年4月、地方分権推進特別委員会において、広域連携を推進する立場から質問と要望をさせていただき、この時の答弁をもとに、これからの取り組みについて確認をさせていただきました。

本市消防本部として、島本町をはじめとする広域行政への考え方についてお聞きしましたが、消防は住民の生命・身体・財産の火災からの保護や災害の防除、傷病者の搬送等の重要な行政分野であり、消防組織法では、市町村が当該区域における消防を十分に果たすべき責任を有することが規定されていること。

一方で高槻市および島本町は、昭和32年に消防組織法の規定に基づく消防の相互応援協定を締結しており、平成25年度からは両市町の境界付近の消防連携を一層強化し、強固な協力体制を築いている状況であること。

今回は、これらを踏まえ、島本町からの申し入れで示された消防通信指令業務の共同運用に向け、協議会を設置しようとするものであること。

広域行政については、本市消防本部においても、今後の人口減少社会に向けた持続可能な行政運営の検討とともに、市民サービスの向上や事務の効率化の視点で取り組んでいくと当時ご答弁をいただきました。

また、協議を行う委員の構成につきましては、本市消防本部と島本町消防本部の次長、総務、指令担当課長級などで構成する予定であること。

また、令和7年とする本計画の考え方については、3年後の運用となる本計画の考え方につきましては、平成23年度に運用を開始した、本市消防本部の消防指令システム更新を令和6年度に計画していたため、これに合わせようとするものとのこと。

さらに、費用の在り方については、消防指令システムは、119番通報を受信して各種災害に対応する消防・救急車両の出動などを処理する特殊なシステムで、通報者の位置情報を取得する装置、出動車両の指定や運用状況を管理する装置など、多種多様な装置で構成されていること。

また、円滑な指令業務を行うためには、消防活動の支援に必要な防火対象物等の情報を管理する情報システム、活動部隊の統制に必要な無線システムなどの連携が必要となること。

これらにより、消防指令システムの設計と整備には、それぞれ約1年の期間を要するため、令和5年3月からシステムの設計、令和6年4月からシステムの構築を行ない、令和6年度中に構築を完了し、令和7年4月からの消防通信指令業務の共同運用開始を予定するものとの答弁をいただいています。

また、費用負担の按分率の考え方につきましては、すでに採用実績のある救急安心センターおおさか運営費分担割合と同様に、管轄人口規模等から標準財政規模と住民基本台帳人口を50:50で按分した割合の平均を両市町の負担割合とすることが最も公平性が高いと判断されたこと。

島本町の考え方についても、本市消防本部と同様の考え方であることや、高槻市民の皆さまへの告知につきましては、取組みの内容や連携のスケジュールなどを、広報誌、ホームページなどを活用してお伝えする予定となっています。

2月の特別委員会におきましても、消防体制面での強化や、広域化の取り組みによる「緊急防災・減災事業債」の活用により財政面での負担軽減につながることを確認してきました。市民の皆さまへのお知らせを適切にお願い致します。

また、広域連携での通信指令業務の共同運用に当たっては、市民の皆さまや本市の消防体制に影響がないよう協議を進めていただきたい。

特に当時も要望させていただき繰り返しになりますが、消防指令システムは各種災害に対応する消防・救急車両の出動などを処理する特殊なシステムです。

このシステム構築による作業において、市民の生命と財産を守る使命・観点より、日常の消防業務に影響がでないようにすることや、今後の協議をしっかり進めた上で、システムの互換性を担保することが重要な課題であると感じます。

また、今後の予定より、令和7年4月の共同運用まで円滑に、今後の人口減少社会に向けて、将来的な広域連携の在り方も視野に入れながら慎重に取り組んでいただけますよう、期待と要望をしておきます。

消防本部の見学会

2026年5月31日

5月度の公明党高槻桜支部党員会を「楽しく学ぼう、楽しく語ろう、楽しくやろう」のテーマで開催

30日(土)、雲一つない晴天のもと、5月度の公明党高槻桜支部党員会を「楽しく学ぼう、楽しく語ろう、楽しくやろう」のテーマで開催。

今回は「市の公共施設を知ろう」という目標のもと、その第一弾として、党員希望者の皆さまと一緒に「消防本部の見学会」を行いました。

内容は、高槻市・島本町指令センターと消防行政の役割についての講話をはじめ、2班に分かれての指令センターや建物地下の免震層見学、地震体験車による体験、消防車両の見学など盛りだくさん。消防長をはじめ消防職員の皆さまから丁寧なご挨拶とご説明をいただき、活発な質問も飛び交いました。

日夜、市民の生命と財産を守る取り組みに心からの感謝と敬意を表するとともに、自助・共助・公助としての防災意識の高揚につながる大変有意義な機会となりました。

開催終了時には全員で記念撮影。「参加して良かった人?」との問いかけには全員が手を挙げ、大賛同の中で感動のひと時を終えることができました。

*

消防本部の皆さまにはおかれては、今回の”見学会” について快く受け入れていただき、丁寧な説明をいただきました。本当にありがとうございました。

(講話) 高槻市・島本町指令センターと消防行政の役割について

高槻市・島本町指令センターの主な業務は、① 119番の受信、② 出動指令、③ 通信統制、④ 情報の収集伝達などです。

消防行政に係る広域連携の取り組み(消防指令事務の共同運用)

  • 令和2年12月:島本町長から高槻市長に対する申し入れ

  • 令和4年10月:高槻市島本町消防指令事務協議会が発足(これまで勉強会などを重ねる)

  • 令和7年10月:高槻市島本町消防指令センターが完成、共同運用を開始

 共同運用による4つのメリット

  1. 119番受信体制の強化

  2. 相互応援体制の迅速化

  3. 大規模災害時の充実強化

  4. 財政面の効果(設備費・運用費の軽減)

消防本部の任務として

改めて、講話のはじめは高槻市ホームページのPR動画から「消火・救助・救急・予防」などの二文字のキーワードを学びました。

消防組織法 第1条には、“消防は、その施設及び人員を活用して、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災又は地震等の災害を防除し、及びこれらの災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行うことを任務とする。と記されています。

高槻市は、市長、消防長のもと、消防総務、予防、警防、救急課と指令調査室の各課が設置され、消防本部内の中消防署をはじめ市域9箇所にバランスよく消防署等が配置されています。

令和7年中の高槻市、火災件数は? 58件、本市の出火率(人口1万人当たりの出火件数) は1.7となり、全国平均は3.0と比較しても火災の少ないまちと言えます。

また同年の救急件数は、24,668件となり、平成22年の16,615件から約1.5倍となっています。特に令和2~3年はコロナ禍の状況から約2万件に減少したものの、令和4年にはさらに増加傾向を示し現在も推移しているところです。

救急車の適正利用が特に求められるところですが、大切なことは「救急時は迷わず119番へ」ということ、但し、「こんなときは・・・」● 病院に行った方がいい? ● 応急手当の方法は? ● 近くの救急病院はどこ? ● 救急車を呼んだ方がいい? など「救急安心センターおおさか」 #7119(7 なやまず 1 いますぐ 1 いりょうと 9 きゅうきゅう) へお電話を また、繋がらない場合は 06-6582-7119へ


ここまでの私の感想

大阪府の北の砦である高槻市と島本町。災害は広域で守ることが極めて重要と感じます。

指令センターでは情報を一元化し、それぞれの消防設備で迅速に対応することこそが、市町民の生命と財産を守る最大の力になると実感しました。

また、設備更新にあたっても、設備費や運用費を相互に軽減できることは、税金の適切な使い方(賢い支出) であると考えます。

ちなみに、令和2年の申し入れ以前より、公明党議員団として消防行政の広域連携を強く要望してきたところであり、こうして形になり運用されていることに深い感慨を覚えます。これからも地域の安心・安全のネットワーク構築に全力で動いてまいります!

また、消防本部の任務については火災や救急対応について、組織連携の重要性に感銘を受けました。

説明の中で特に印象的だったのは、市域の境界付近から119番通報をした際のお話です。 電波の関係などで、万が一、隣町の消防が通信を受信してしまった場合でも、すぐに内容を確認して確実に強固な連携が図られる仕組みになっているとのこと。

災害時や緊急時は、まずは「あわてず、落ち着いて状況を伝えること」が何よりも大切です。

*

ここからは、2班に分かれての現地見学と体験の様子をお届けします。

私の班は、まず「高槻市・島本町指令センター」へ。 部屋の前面にある壁いっぱいのいくつものモニターには、救急出動などのリアルタイムな情報が映し出されていました。

それぞれの消防隊員の皆さんのデスク前にも多くのパソコンが並び、現場と連携をとる姿には、手に汗握るほどの緊命な緊張感が漂っています。まさに「この部屋から、1秒を争う生命(いのち) が守られている」のだと、深く実感させられました。(119番通報のリアルな体験も緊張しながらさせていただきました)

次に地下の「免震層」に驚愕! 建物を守る仕組み

高槻市消防本部が地震で被害に遭えば、市民の救援・救助活動ができなくなってしまいます。

そのため、地震の揺れ(震度) を軽減する「免震層」が地下に備えられていますが、その仕組みには本当に驚かされました。

建物と地面の間には、以下の高度な免震装置が設置されています。

  • 弾性すべり支承

  • 鉛ダンパー

  • 天然ゴム系積層ゴムアイソレーター

建物側に設置された地下への階段や各配管も含め、まるで「建物全体が浮いている」かのような構造になっており、防災の要としての強固な備えを実感しました。


地震体験車でのリアルな恐怖

続いて別の班と交代し、「地震体験車」の説明と体験に移りました。 食卓をイメージしたテーブルとイスに座り、段階的に揺れを体験します。

  1. 震度3の体験

  2. 震度5強(大阪府北部地震と同等) の体験

  3. 震度6弱(今後発生が予想される東南海地震を想定) の体験

実際に揺れを体感すると、想像以上の恐怖を感じました。車内では1923年(大正12年) の関東大震災(震度7相当) の揺れも再現できるようになっていました。

南海トラフと有馬高槻断層帯 — 迫る巨大地震のリスク
説明の中(や後日調べた内容) で、特に危機感を覚えたのが今後の地震予測です。

  • 南海トラフ地震 今後30年以内の発生確率が「60%〜90%程度以上」(2025年時点の評価)と非常に高く、広範囲にわたって強い揺れ(高槻市では最大震度6弱)が長時間続くことが特徴です。

  • 有馬高槻断層帯地震 高槻市を横断している活断層による地震。これが起きた場合はさらに激しい最大震度7の揺れが想定されており、建物の全壊など非常に大きな被害予測が出ています。

説明の最後には、私が今もっとも重視し、市への補助制度を要望している「感震ブレーカー」の案内もあり、その重要性を再認識しました。党員の方からも熱心な質問が飛び交い、別の班では補助金の要望もあったと聞きました。


頼もしい消防車両の見学

見学の締めくくりは、車庫に並ぶ多くの消防車両の見学です。

今回は収納されている「化学車」の設備(20mホースや酸素ボンベなど) や救急車について詳しく説明をいただきました。(暑い一日、訓練塔では消防救助技術大会に向けて救助隊の訓練が行われていました)

  • 化学車の特徴: 工場火災などでオイル漏れが発生した場合、水では消火できないため「泡による消火作業」が必要になります。化学車は水と泡の両方を備え、狭い火災現場ではホースを継ぎ足しながら活動するそうです。

  • 救急車の保有台数: 高槻市で12台、島本町で2台が保有され、地域の命を繋いでいます。


見学会を終えて

今回、党員の皆さまと共に消防本部を見学させていただき、大きな感動と防災への意識を共有することができました。

最後にお世話になった消防本部職員の皆さまに心からの感謝をお伝えし、記念撮影をして解散となりました。

“党員会” の解散後、消防自動車がサイレンを鳴らしながら国道を走っていく姿を見送りました。「命を守る時間との戦い」に日々挑まれている皆さまに、改めて深い感謝の念が湧き上がる有意義な一日となりました。

心のこもったまちづくり

2026年2月27日

令和8年度 施政方針大綱が発表

25日(水) 令和8年3月定例会が開会、濱田剛史市長から「令和8年度 施政方針大綱」が発表されました。令和8年度施政方針大綱(概要版)

私ども公明党議員団の要望が随所に反映されています。

3月3日(火) には、施政方針に対する各派代表質問を行います。

一番目は、公明党議員団の“たかしま佐浪枝” 議員から。令和8年度施政方針に対する代表質問項目 

*

(市ホームページより) 市長就任4期目においては、「次世代への積極投資」「成長基盤の強化」「健全財政の堅持」の3つの柱を掲げ、「大阪の高槻」から「日本の高槻」として更なる飛躍を遂げるべく、将来にわたり誰もが幸せを実感できるまちの実現に向け、常に先手を打つことを心掛け、あらゆる分野において施策の充実に取り組んでまいりました。

令和8年度においても、高槻の輝く未来を見据え、市政の発展に全力で取り組んでまいります。

JR高槻駅周辺については、北側において歩道の美装化やシェルターの設置などを行うほか、新たにモニュメントベンチを設置し、将棋のまちを感じることができる空間形成を図ります。また、JR高槻駅南地区については、引き続き、市街地再開発準備組合の取組を支援してまいります。

安全・安心の取組では、災害対策の中枢拠点となる危機管理センターを4月に開設し、より迅速な意思決定や指揮命令を可能とすることで、災害対応力の一層の強化を図ってまいります。

*

子育て支援の取組では、北摂初となる特定教育・保育施設等に係る2歳児クラスの保育料無償化を開始するほか、「見守り付き校庭開放」の実施校を40校に拡大します。また、青少年の自習環境の充実を図ってまいります。さらに、小学生の市営バス運賃について、令和9年4月からの無償化に向けて検討を進めてまいります。

また、高齢者福祉の取組では、ごみ出しの支援など、日常生活を支える施策の充実を図るとともに、補聴器購入の補助制度の創設など、社会参加や地域交流への支援を強化してまいります。

*

さて、先人たちによって育まれてきた本市の歴史や文化は単なる過去の遺産ではなく、市民の誇りと地域のアイデンティティを育む源であります。これら歴史や文化を次世代へ継承するとともに、光を当て、観光・地域経済の新たな可能性を切り拓く資源としていかすことは、本市が「日本の高槻」として更に飛躍するための戦略的な投資であり、安満遺跡公園の整備や「将棋のまち高槻」の取組は、その最たるものと言えます。さらに、これらの魅力を積極的に発信することで、その価値は飛躍的に高まるものと確信しています。

令和8年度は、高槻城公園北エリアについては、令和9年春の一次開園に向け、かつての城下町の風情を感じられる歴史空間となるよう整備を進めるとともに、摂津峡公園とその周辺エリアについては、更なるにぎわいを生み出す魅力ある観光拠点として、青少年キャンプ場や史跡芥川城跡も含めたエリア全体の整備を検討してまいります。

さらに、本市西部の都市拠点である富田地区については、地域住民の多世代交流拠点となる新公共施設や伝統芸能にも親しめる歴史文化施設の整備に着手するなど、豊富な歴史・文化・自然をいかした本市独自のまちづくりを推進してまいります。

*

物価高騰対策については、これまでも市独自の支援策を大胆に実施してまいりました。令和8年度におきましても水道料金基本料金を6か月間無償化するほか、第8弾となるプレミアム付商品券では1世帯当たりの購入口数を更に増やし、従来の2倍とすることで、市民や事業者の皆さんを引き続き力強く支援してまいります。

 


令和8年度の重点施策について

 


(1)都市機能が充実し、快適に暮らせるまちに向けた取組

JR高槻駅南地区については、中核市高槻の玄関口として、風格と魅力あるものとなるよう、市街地再開発準備組合が作成する計画骨子にあわせ、駅前広場や道路等の公共施設の配置について検討を行うなど、準備組合による再整備に向けた取組を支援します。

富田地区については、豊富な歴史・文化をいかした本市西部の都市拠点としてふさわしい、にぎわいあふれるまちづくりを進めるため、新公共施設の整備、伝統芸能にも親しめる文化ホールや歴史資料館の整備、小寺池図書館のリニューアル、老朽化が進む富田支所・富田コミュニティセンター・富田公民館の建て替えに向けて取り組みます。

2期住宅棟が完成した富寿栄住宅については、旧住宅棟の解体や公園整備等に取り組み、建替事業を完了します。

本市の都市構造を支える持続可能な交通体系を確立するため、「総合交通戦略」に基づく取組を推進します。あわせて、山間部の地域特性に応じた交通手段の導入について検討を進めるとともに、樫田地域では、引き続き、地域住民と協議調整を行いながら、デマンド交通の実証運行を実施します。

「耐震化アクションプラン2026」に基づき、木造住宅の耐震補助制度を拡充し、民間建築物の耐震化を一層促進します。

JR高槻駅から上宮天満宮へ向かう高槻駅前線については、防災性の向上や快適な道路空間の確保を図るとともに、本市の玄関口にふさわしい風格と魅力ある景観を形成するため、無電柱化と美装化を推進します。

JR高槻駅北側については、市営バス乗り場や関西将棋会館への動線において、利便性や快適性に優れた、将棋のまちを感じることができる空間形成を図るため、歩道の美装化やシェルターの設置を行うとともに、下りエスカレーターの整備工事に着手します。

高槻城公園へのアクセス道路である大手八幡線については、安全で快適な道路空間を確保するとともに、公園と調和した景観を形成するため、無電柱化と美装化を推進します。

JR高槻駅西口及びJR摂津富田駅前の公衆トイレについて、誰もが快適に利用できるバリアフリートイレに改修します。

JR摂津富田駅北側については、快適な公共空間を創出するため、新たに密閉型公共喫煙所を設置し、駅北側周辺を路上喫煙禁止区域に指定します。

府内唯一の公営バスである市営バスについては、市民の生活に欠かせない重要な社会インフラとして、新たな「市営バス経営戦略」に基づき、快適で質の高いサービスの提供に努めるとともに、中・長期的な収支改善に資する方策を検討し、更なる経営基盤の確立・強化に取り組みます。

安全で安心な水道水の安定供給を堅持するため、基幹管路等の耐震化を着実に進めます。特に、避難所等の重要施設に接続する管路については、「上下水道耐震化計画」に基づき、上下水道一体で推進します。

物価高騰の影響を受けている市民の負担を軽減するため、水道料金の基本料金6か月分の無償化を実施します。

水道管の漏水対策を強化し、有収率の向上を図るため、人工衛星を用いた漏水調査等を実施します。

効率的で持続可能な下水道等事業の経営を行うため、「第2次下水道等事業経営計画」の策定に取り組みます。

「下水道ストックマネジメント計画」に基づき、下水道施設の点検調査や更新工事など、老朽化対策に取り組みます。また、官民連携によるウォーターPPPの導入に向け、試行的に実施している包括的管理業務委託により、本市に適した維持管理等の手法を検討します。

 


(2)安全で安心して暮らせるまちに向けた取組

災害対策の中枢拠点として被害情報や対応状況を一元的に把握し、迅速な災害対策の決定や指揮命令を行う「危機管理センター」を4月から供用開始し、平常時においてはVR映像を用いた災害疑似体験など、効果的な防災啓発・研修の拠点として活用します。

災害時に飲用水を確保するため、避難所である第三中学校及び如是中学校に貯水機能付給水管を設置します。

自助・共助力の更なる向上に向けて、各地区での防災ワークショップの開催や防災活動を担う人材の育成など、市民防災協議会が取り組む活動を支援し、同協議会と協働で災害に強いまちづくり・人づくりを推進します。

防災意識の向上と災害対応力の強化を図るため、市北東地域において市民避難訓練を実施します。また、関係機関と連携し、直下型地震を想定した地域防災総合訓練を実施します。

令和7年10月に運用を開始した高槻市島本町消防指令センターについては、強化された119番通報の受信体制に加え、迅速な相互応援、大規模災害への対応など共同運用の強みをいかした安全・安心の取組を推進します。

特殊詐欺被害を未然に防止するため、65歳以上の高齢者がいる世帯を対象に実施している特殊詐欺対策機器の無料貸出しについて、貸出数を拡大し、75歳以上の単身世帯で希望する全ての方に貸与します。

 


(3)子育て・教育の環境が整ったまちに向けた取組

将来にわたって適切な集団保育を実施するため、「第3次市立認定こども園配置計画」に基づき、阿武野幼稚園及び芥川幼稚園を認定こども園に移行するとともに、令和9年度に認定こども園へ移行する松原幼稚園及び北清水幼稚園の施設整備を行います。また、磐手保育所及び阿武野保育所については、民間事業者による認定こども園化に向けて取り組みます。

子育て世帯の負担軽減を図るため、北摂初となる特定教育・保育施設等に係る2歳児クラスの保育料無償化を実施します。

市立小中学校の給食費無償化に加え、私立小中学校等に通学する児童生徒の保護者に対して給食費相当額を支給することにより、子育て世帯の家計への負担軽減を図ります。

小学校の校庭を有効活用し、安全・安心な居場所を提供する「見守り付き校庭開放」の実施校を20校から40校に拡大し、小学生の放課後の居場所づくりを推進します。

妊娠・出産、子育てに係る不安や負担の軽減を図るため、産前・産後ママサポート事業の利用曜日及び時間帯を拡充するとともに、父親等も支援対象とします。

子育て総合支援センターに隣接する旧高槻保育所跡地において、低年齢の子どもが安心して外遊びができる屋外広場の整備に取り組みます。

移動負担が特に大きい2人以上の未就学児を養育する家庭等を対象に、新たに幼児二人同乗用自転車(3人乗り自転車) の購入費を補助します。

令和9年4月の実施に向けて、小学生の市営バス運賃無償化について検討します。

GIGAスクール構想に基づき、1人1台端末の更新を計画的に行うとともに、児童生徒の習熟度に応じた学習ができるAIドリルを新たに導入するなど、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図ります。

児童の泳力及び体力の更なる向上と天候・気温に左右されない授業環境の確保を目的とした民間事業者を活用した水泳授業については、対象校及び対象施設を拡大して引き続き試行実施します。

中学校の部活動について、持続可能な運営環境を段階的に整備するため、引き続き、一部種目の休日の活動を試行的に地域クラブ活動へ展開します。

体力や運動能力、運動習慣等の状況を把握・分析できるデジタルアプリを3つの中学校区で導入し、児童生徒の運動意欲の向上と生涯にわたる運動習慣の確立に取り組みます。

全小中学校に設置している校内教育支援センターの環境を整備するとともに、不登校等支援員を増員し、支援体制を強化します。

教員の業務負担を軽減し、より一層児童生徒への指導や教材研究等に注力できるよう、教員業務支援員を増員します。また、学校マネジメントに係る業務を専門的に支援する教頭マネジメント支援員を、新たに中学校2校に配置します。

小寺池図書館については、自習室や親子でくつろげるスペースの確保など、快適に利用できる施設としてリニューアルします。また、芝生図書館及び服部図書館に自習室を新たに整備し、青少年が利用しやすい学習の場を創出します。

 


(4)健やかに暮らし、ともに支え合うまちに向けた取組

「健康医療先進都市たかつき」を推進するため、本市の健康課題である高血圧及び心不全対策として、医療関係者とともに本市が新たに作成する「はにたん血圧みまもりノート」等を活用して効果的な指導・助言を行うなど、「医歯薬連携による地域医療体制(たかつきモデル)」の構築に取り組みます。また、新たに、早期発見が難しいすい臓がんについて、地域医療連携による早期診断プロジェクトを支援します。

健康寿命の延伸に向け、「第4次・健康たかつき21」に基づく取組を推進し、全ての市民が健やかで心豊かに暮らせるまちを目指します。

がん検診については、早期発見・早期治療に向け、引き続き各種検診を無料で実施するとともに、保育付きのがん検診や複数検診項目の同時実施など受診環境の整備を図ります。

若年がん患者が住み慣れた自宅で自分らしく安心して生活を送ることができるよう、新たに在宅介護サービスに係る利用料を助成します。

地域共生社会の実現に向け、複雑化・複合化する支援ニーズに対応するため、「第4次地域福祉計画・地域福祉活動計画」に基づき、多機関協働による包括的な支援体制の充実に向けた取組等を推進するとともに、次期計画を策定します。

魅力ある地域共生社会モデルとして、全ての人が安心して、楽しく過ごせる、にぎわいや交流の創出の拠点となる「たかつき未来パーク」の整備を着実に進めます。また、地域や関係団体等と連携してワークショップを開催するなど、運営開始に向けた気運醸成に取り組みます。

災害時要援護者の支援については、民生委員児童委員等を対象に、ICTを活用した安否確認のシミュレーション訓練を実施します。また、災害ボランティアセンターについては、社会福祉協議会と連携し、スマートフォンアプリでのボランティアの登録やマッチングの管理等ができる運営支援システムを導入し、体制の強化を図ります。

高齢者が、いつまでも健康で活動的な毎日を送れるよう、また、要介護状態等になっても、可能な限り住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に基づく各種施策を着実に推進するとともに、認知症基本法に基づく「認知症施策推進計画」と併せて、次期計画の策定に取り組みます。

高齢者が地域社会の重要な担い手として、多様な分野で活躍し続けることができるよう、「すこやかフェスタ」などの様々な機会を捉えて、地域活動の紹介や生きがいづくりに関する意識醸成を図るとともに、健康・生きがい就労トライアル事業などに取り組みます。

あらゆる世代が手軽に楽しむことができるグラウンド・ゴルフを通じ、高齢者の健康づくりや多世代の交流を促進するため、令和9年度の開設に向け、グラウンド・ゴルフ場の整備を推進します。

高齢者の社会参加を支援し、認知症やフレイルの予防につなげるため、加齢に伴う聴力低下により補聴器が必要と認められた高齢者を対象に、新たに購入費用を助成します。

「第2次障がい者基本計画」及び「第7期障がい福祉計画」に基づき、障がい者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、障がい者施策を着実に推進するとともに、次期計画の策定に取り組みます。

聴覚障がい者が円滑に市へ問合せ等が行えるよう、手話通訳を介した電話リレーサービスを新たに導入します。

 


(5)魅力にあふれ、にぎわいと活力のあるまちに向けた取組

街のにぎわいを創出するため、効果的なメディア戦略とイベントの実施による広域的な観光プロモーション「BOTTOたかつき」を展開し、交流人口及び関係人口の増加を図ります。

キャッチコピー「Living with」を活用した定住促進プロモーションを引き続き展開し、本市の知名度とイメージの向上を図るとともに、転勤者に向けた取組の強化に加え、市民参加型の企画を実施するなど、若年層の転入促進と転出抑制に努めます。

体験交流型観光プログラム「オープンたかつき」について、島本町と連携し、双方の地域の魅力を活用した都市型ツーリズムを展開します。

住宅宿泊事業の適正な運営を確保し、いわゆる民泊に起因する周辺住民への生活環境悪化等の影響を未然に防止するため、「住宅宿泊事業の適正な運営の確保に関する条例」を制定します。

国史跡芥川城跡の保存・活用を推進するため、「史跡芥川城跡整備基本計画」を策定します。また、全国山城サミットへの参加やAR芥川城アプリの活用など、普及啓発活動を強化し、知名度向上に取り組みます。

JR高槻駅の北駅前広場に、将棋をモチーフにしたモニュメントベンチを設置することで、市民だけでなく市外からの来訪者にも将棋のまちを感じることができる公共空間を創出します。

唯一無二のものとして宮内庁式部職楽部に納められる篳篥用「ヨシ」の貴重な産地である鵜殿のヨシ原の保全活動を支援することにより、日本古来の伝統芸能である雅楽の継承と発展を図ります。

高槻の歴史と文化財を日本の歴史の中に位置付け、体系的に学ぶことができる「(仮称) 日本たかつき歴史大学」の令和9年度の開校に向け、その制度やカリキュラムについて検討するとともに、市民が体験できるオープンキャンパスを実施します。

高槻城公園北エリアについては、令和9年3月の一次開園に向け、大手地区の火見櫓や市民会館跡地地区で土塁や土塀等の整備を進め、民間店舗とともに城下町の風情ある歴史空間を創出します。また、同エリアにふさわしい、歴史と文化をテーマとしたオープニングイベントを実施します。

摂津峡公園とその周辺エリアについては、青少年キャンプ場や史跡芥川城跡も含めた摂津峡全体のリニューアルに向けた基本構想に基づき、四季折々の豊かな自然と悠久の歴史が織りなす観光拠点となるよう取り組みます。

「有害鳥獣等特別対策本部」を中心とした連携体制の下、被害防除機材等設置の支援拡大や捕獲に係る報償金の拡充など、対策の強化に取り組みます。

JAたかつきと締結した包括連携協定に基づき、新規就農者への支援や有害鳥獣等対策など、農業者が安心して営農できる環境整備に連携して取り組み、農業振興を一層推進します。また、災害等により市内の米が不足した場合に、JAたかつきから市に優先的に米を供給できる仕組みづくりを検討します。

森林環境譲与税を活用し、台風で被災した森林の効率的な復旧のため、詳細な調査を実施するとともに、林道の機能向上のため改良工事を実施します。

第8弾となる市独自のプレミアム付商品券については、1世帯当たりの購入口数を従来の2倍とし、物価高騰の影響を受けている市民や事業者を力強く支援します。また、デジタル商品券の利用を促進するため、市民への支援体制を強化するとともに、積極的に情報発信を行います。

産業振興を担う中核的組織である商工会議所を支援するとともに、同所との包括連携協定締結を契機として、より一層の商工業振興を推進します。

「創業・個店支援補助金制度」を活用し、魅力ある店舗の新規出店を支援します。加えて、商工会議所との共催による創業セミナーや補助金採択店舗と連携した周遊企画など、創業前後を通じた支援を行い、創業の促進と店舗の定着を図ります。

 


(6)良好な環境が形成されるまちに向けた取組

市域の温室効果ガス排出量の削減を図るため、エコハウス補助金等により、市民や事業者が設置する省エネルギー設備等の導入を支援します。また、公共施設において、空調設備等の省エネルギー改修や照明のLED化に取り組みます。

市民・事業者・団体と共に「エコ&クリーンフェスタ」を開催するなど、「第2次環境基本計画」に示す望ましい環境像の実現を図るための取組を実施するとともに、「たかつき市民環境大学」を引き続き開講し、環境保全活動の担い手を育成します。

日常的に家庭ごみを持ち出すことが困難な高齢者等の世帯に対して戸別収集を行う「高齢者等ごみ出し支援」を新たに実施します。

 


(7)地域に元気があって市民生活が充実したまちに向けた取組

結成50周年を迎えるコミュニティ市民会議や各地区コミュニティが取り組む、地域に根ざしたまちづくり活動や防災活動を支援し、市民との協働による住みよいまちづくりを推進します。また、新たにコミュニティセンターを開設する芥川及び北清水地区の管理運営を支援します。

窓口での市民の負担を軽減するため、市民課に「書かない窓口システム」を導入するほか、音声を認識するオンライン字幕表示システムを導入するなど、来庁者へのサービス向上を図ります。

合葬式墓地については、引き続き高い需要が見込まれることから、埋蔵可能数を1万体から2万5千体に増設します。

配偶者等からの暴力や生活困窮など困難な問題を抱える女性に寄り添った支援を行うため、配偶者暴力等相談員によるDV相談・女性相談を実施し、関係機関との連携を図りながら、迅速かつ適切な対応を行います。

雅楽協会との包括連携協定に基づき、ワークショップを開催し、雅楽の普及啓発に取り組むなど、伝統芸能文化の振興を図ります。

日本将棋連盟との包括連携協定に基づき、棋戦の誘致や将棋まつり等のイベント開催に取り組むとともに、第84期名人戦を開催することで、「将棋のまち高槻」を全国に発信します。また、新入学児童全員への高槻産木材を使用した駒配布や棋士による出前授業等を通じて将棋文化の更なる裾野拡大を図ります。

市民が安全で快適にスポーツできる環境を整備するため、青少年広場の人工芝全面張替工事を実施するとともに、第二中学校に夜間照明を設置します。

 


(8)効果的・効率的な行財政運営が行われているまちに向けた取組

「第6次総合計画」に基づき、まちづくりの目標となる8つの将来都市像の実現に向け、各種施策を推進します。

「デジタル高槻市役所」の実現に向けて、行政手続のオンライン化を更に進めるとともに、全庁におけるAIの利用促進など、引き続き自治体DXを推進し、市民サービスの向上と業務効率化の両立を図ります。あわせて、スマートフォン活用のサポートなど、市民に寄り添ったデジタルデバイド対策を拡充します。

ふるさと寄附金については、返礼品の充実や戦略的プロモーションにより本市返礼品の認知度向上を図るとともに、企業版ふるさと納税において本市施策の効果的な周知に取り組み、更なる寄附金収入の増加に努めます。

公共建築物については、「公共施設等総合管理計画」に基づき、長寿命化を図るなど、将来を見据えた効率的かつ合理的な施設管理に取り組みます。

 


市政の推進に当たって

本市では、「みらいのための改革方針」に基づく歳入改革・歳出改革を推進し、財政的効果をあげるとともに、未来志向のまちづくりを推進してきました。

今後も、健全な財政基盤を堅持するとともに、生産年齢人口の減少や高齢化の進行、公共施設の老朽化など、本市を取り巻く課題や社会情勢の変化に適切に対応し、市民生活の安定とサービスの充実に努めながら、将来に向けた積極的な投資を行っていく必要があります。

さらに、デジタル技術の著しい進展を踏まえ、今後の市政運営においては、他に先んじて、従来の発想の枠を超えて、市民の利便性向上や業務の効率化を図るための改革も必要と考えています。

そのために、一層のスピード感を持ったまちづくりの推進や、将来を見据えた市政運営の変革などの視点で、必要な組織の見直しを行います。

そこで、新たに成長戦略本部を設置し、富田地区のまちづくり、摂津峡周辺の再整備、たかつき未来パークの整備など、部局横断的な重要施策の迅速な推進を図るとともに、デジタルを活用した市政改革を推進することで、窓口の在り方や業務の抜本的な見直しを進めてまいります。

以上の取組を通じ、市民の皆様が将来に対して夢と希望を持てる輝く未来の実現に向け、引き続き市政運営に邁進してまいります。

 

これら、ご説明申し上げました市政運営の方針に則りまして、議員各位を始め、市民各界各層のご意見、ご要望なども勘案しつつ、編成いたしました令和8年度の予算の総額は、

一般会計で   1,511億8,996万1千円

特別会計で   1,118億3,025万3千円

合わせまして、 2,630億2,021万4千円

とし、一般会計につきましては、対前年度当初予算比で1.2%増の予算編成といたしております。

 


むすびに

十数年前、将棋界では、近い将来、棋士が将棋AIプログラムに敗北する日が来るのではないか、もしそうなれば、棋士の存在価値がなくなり、将棋界も消滅するのではないかとの危機感が広がりました。そして、その後まもなくして、棋士がAIに敗北するに至りました。しかし、将棋界は消滅するどころか、棋士や将棋ファンなど関係者は将棋AIを取り入れ、これを活用するため創意工夫を重ね、かえって将棋界は活況を呈し、今や空前の将棋ブームが到来するに至っています。

将棋界が発展を続けている要因は、ひとえに、将棋の主役はあくまでも人間であり、将棋そのものだけでなく、それを取り巻く棋士や将棋ファンなどの人間の営み、歴史、文化、先人への尊敬の念など、どこまでいっても人間にしか持ち得ない要素を大切にし、これを中心に据えてきたからだと思います。

さて、近年の我が国では、経済活動は自由であればあるほど良いとされ、数式で表現された経済合理性のみを追求するのが正しいという考えが広がり、「費用対効果」、「エビデンス」、「選択と集中」などの言葉が様々な分野に頻出するようになりました。

このことは、国や地方自治体においても例外ではなく、本来、営利を追求してはならないはずの行政の運営に「コスト」という概念が過度に取り入れられるようになり、経済合理性を追求することを余儀なくされ、市民の福利のために必要不可欠な投資までもが萎縮しました。その結果、多くの国民が予想だにしなかった「失われた30年」と呼ばれる経済の低迷を招来し、今も国民生活に暗い影を落としています。

この30年にわたる過度な経済合理性の追求で、様々なものが失われましたが、特に、政治や行政の中で急速に失われたのは、なによりも、社会を構成しているのが人間であるという当たり前のことへの認識ではないでしょうか。まさに、人間社会の営みは、数式の羅列では計ることができないということが、この30年で証明されたのです。

人間には心があります。経済合理性は行政運営におけるひとつの指標に過ぎません。行政運営が市民のためにある以上、行政運営はひとえに市民を中心に考えるべきであって、経済合理性の追求のために市民の福利が後退するならば、それはまさに本末転倒と言わなければなりません。

市民への心を込めない行政のまちづくりは、無味乾燥な単なる事務事業であり、市民の福利の向上を望むことはできないし、まちの発展も阻害されます。

市民の心を大切にした心のこもったまちづくり。

これまで市長職を続けて確信したのは、まちづくりに魂を吹き込むのは、市民の心を大切にするという信念であるということです。

そして、今を生きる市民の福利だけではなく、先人の心が体現されたまちづくりによって私達が利益を享受しているように、次は私達が将来の市民のために、未来を見据え、心を込めたまちづくりを進めることが、我がまち高槻の発展のために必要であると改めて決意したところです。

その決意の下、引き続き「日本の高槻」としての存在感を全国に示すべく、先人への尊敬と感謝とともに、現在と未来の市民の心を大切にした、心のこもったまちづくりに全力で取り組む所存です。

引き続き、より一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の施政方針の説明とさせていただきます。

 


令和8年度の主要施策

 


(1)都市機能が充実し、快適に暮らせるまちに向けた取組

 


安全で快適な都市空間・住環境の創造

JR高槻駅南地区については、中核市高槻の玄関口として、風格と魅力あるものとなるよう、市街地再開発準備組合が作成する計画骨子にあわせ、駅前広場や道路等の公共施設の配置について検討を行うなど、準備組合による再整備に向けた取組を支援します。

富田地区については、豊富な歴史・文化をいかした本市西部の都市拠点としてふさわしい、にぎわいあふれるまちづくりを進めるため、新公共施設の整備、伝統芸能にも親しめる文化ホールや歴史資料館の整備、小寺池図書館のリニューアル、老朽化が進む富田支所・富田コミュニティセンター・富田公民館の建て替えに向けて取り組みます。

2期住宅棟が完成した富寿栄住宅については、旧住宅棟の解体や公園整備等に取り組み、建替事業を完了します。

JR京都線の鉄道高架化については、事業の実現が図られるよう、引き続き、大阪府に要望します。また、阪急京都線についても、富田駅周辺の踏切除却に向け、関係者とともに検討を行います。

本市の都市構造を支える持続可能な交通体系を確立するため、「総合交通戦略」に基づく取組を推進します。あわせて、山間部の地域特性に応じた交通手段の導入について検討を進めるとともに、樫田地域では、引き続き、地域住民と協議調整を行いながら、デマンド交通の実証運行を実施します。

高槻城公園周辺については、良好な景観形成資源を保全・創出し、城下町らしい風格と趣のある街並みを形成するため、新たに支援制度を創設します。

「耐震化アクションプラン2026」に基づき、木造住宅の耐震補助制度を拡充し、民間建築物の耐震化を一層促進します。

公共施設のブロック塀については、引き続き、計画的に撤去を推進します。また、民間所有のブロック塀については、撤去補助制度を継続するとともに、通学路沿道の所有者等への啓発により、更なる撤去を促進します。

「第2期空家等対策計画」に基づき、適切に管理されていない空家の改善を図るとともに、健全な空家の流通や利活用を促進するなど、空家等対策を強化する取組を推進します。

三世代ファミリー定住支援事業については、補助金制度の積極的な周知に取り組み、生産年齢世代の転入を促進します。

 


安全で利便性の高い道路空間・交通環境の創造

JR高槻駅から上宮天満宮へ向かう高槻駅前線については、防災性の向上や快適な道路空間の確保を図るとともに、本市の玄関口にふさわしい風格と魅力ある景観を形成するため、無電柱化と美装化を推進します。

JR高槻駅北側については、市営バス乗り場や関西将棋会館への動線において、利便性や快適性に優れた、将棋のまちを感じることができる空間形成を図るため、歩道の美装化やシェルターの設置を行うとともに、下りエスカレーターの整備工事に着手します。

高槻城公園へのアクセス道路である大手八幡線については、安全で快適な道路空間を確保するとともに、公園と調和した景観を形成するため、無電柱化と美装化を推進します。

新名神高速道路については、高槻以東区間の全線開通を目指すNEXCO西日本を引き続き支援するとともに、関連事業である萩之庄梶原線の整備に向け、用地取得と工事に取り組みます。

大阪府が事業主体の幹線道路については、大阪府から受託した萩谷西五百住線歩道整備事業の用地取得業務を行うとともに、大阪府と連携し、十三高槻線及び牧野高槻線(淀川渡河部) の整備促進を図ります。

国道171号については、円滑な交通を確保するため、南芥川町の交差点改良に取り組む国を支援します。

道路の維持管理コストの平準化と縮減を図るため、「道路施設長寿命化計画」に基づき、道路施設の維持補修や道路橋の定期点検を行います。

道路の安全と通行機能を確保するため、「街路樹管理計画」に基づき、街路樹点検の実施、危険木の抽出・伐採や樹木の適正配置に向けた検討を行います。

JR高槻駅西口及びJR摂津富田駅前の公衆トイレについて、誰もが快適に利用できるバリアフリートイレに改修します。

JR摂津富田駅北側については、快適な公共空間を創出するため、新たに密閉型公共喫煙所を設置し、駅北側周辺を路上喫煙禁止区域に指定します。

道路照明灯については、道路法に基づき、安全確保のため定期点検を実施します。

 


安全で快適な市営バスサービスの提供

府内唯一の公営バスである市営バスについては、市民の生活に欠かせない重要な社会インフラとして、新たな「市営バス経営戦略」に基づき、快適で質の高いサービスの提供に努めるとともに、中・長期的な収支改善に資する方策を検討し、更なる経営基盤の確立・強化に取り組みます。

安全な輸送の確保とバリアフリー化の推進のため、ドライバー異常時対応システム等を搭載したノンステップバス車両への更新を計画的に行います。

子育て世帯の外出を支援するため、妊婦特別運賃制度(こうのとりパス) や乳児保護者等特別運賃制度(かるがもパス)、小中学生を対象とした企画乗車券(おでかけパス)を引き続き実施します。

大型二種免許の取得費用を助成することにより、バス運転士の育成及び確保に努めます。

 


安全・安心な水道水の安定供給

安全で安心な水道水の安定供給を堅持するため、基幹管路等の耐震化を着実に進めます。特に、避難所等の重要施設に接続する管路については、「上下水道耐震化計画」に基づき、上下水道一体で推進します。

物価高騰の影響を受けている市民の負担を軽減するため、水道料金の基本料金6か月分の無償化を実施します。

水道管の漏水対策を強化し、有収率の向上を図るため、人工衛星を用いた漏水調査等を実施します。

マイボトルによる水道水の飲用利用を促進し、酷暑への対策や環境負荷の低減を図るため、市内の公共施設に給水スポットを設置します。

市民サービスの向上と将来の安定経営につながるDX基盤として、令和9年度の稼働に向け、新たな上下水道料金システムを整備します。

安全で安心な水道水としての品質を確保するため、令和8年度から新たに水質基準に加わる有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA) の検査を計画的に実施します。

 


持続可能な下水道の運営

効率的で持続可能な下水道等事業の経営を行うため、「第2次下水道等事業経営計画」の策定に取り組みます。

「下水道ストックマネジメント計画」に基づき、下水道施設の点検調査や更新工事など、老朽化対策に取り組みます。また、官民連携によるウォーターPPPの導入に向け、試行的に実施している包括的管理業務委託により、本市に適した維持管理等の手法を検討します。

 


(2)安全で安心して暮らせるまちに向けた取組

 


災害に強く強靱なまちづくり

頻発する自然災害への備え等に資する施策を継続的かつ強力に推進するため、「国土強靱化地域計画」に基づく取組を着実に実施します。

災害対策の中枢拠点として被害情報や対応状況を一元的に把握し、迅速な災害対策の決定や指揮命令を行う「危機管理センター」を4月から供用開始し、平常時においてはVR映像を用いた災害疑似体験など、効果的な防災啓発・研修の拠点として活用します。

「災害用トイレ対策基本方針」に基づき、避難所である第六中学校等にマンホールトイレを整備するなど、災害時における生活環境の向上に取り組みます。

災害時に飲用水を確保するため、避難所である第三中学校及び如是中学校に貯水機能付給水管を設置します。

自助・共助力の更なる向上に向けて、各地区での防災ワークショップの開催や防災活動を担う人材の育成など、市民防災協議会が取り組む活動を支援し、同協議会と協働で災害に強いまちづくり・人づくりを推進します。

防災意識の向上と災害対応力の強化を図るため、市北東地域において市民避難訓練を実施します。また、関係機関と連携し、直下型地震を想定した地域防災総合訓練を実施します。

「総合雨水対策アクションプラン」に基づき、集中豪雨等による浸水被害の軽減を図るため、浸水が多発する地区の排水能力を向上させる局所対策を進めます。

特定都市河川として指定された芥川等については、河川整備の加速化と流出抑制対策の促進を図るため、河川管理者等と連携し、「芥川流域水害対策計画」を策定します。

改訂した水害・土砂災害ハザードマップを周知するため、全戸配布するとともに、啓発動画や出前講座を通じ、市民の理解促進に取り組みます。

 


消防・救急体制の充実

住宅火災による被害の軽減を図るため、住宅用火災警報器や感震ブレーカーの設置について、自治会の訓練等を通じて積極的な広報活動を行うなど、市民の防火・防災意識の向上に取り組みます。

消防団員の確保に向け、消防団のPR活動に取り組むとともに、多機能型消防団等訓練施設を活用した消防団員の能力や資質の向上に取り組み、地域防災力の更なる向上を図ります。

今後も増加が見込まれる救急需要に対応するため、救急安心センターの利用啓発を推進するなど、救急車の適正利用に関する広報に引き続き取り組みます。

令和7年10月に運用を開始した高槻市島本町消防指令センターについては、強化された119番通報の受信体制に加え、迅速な相互応援、大規模災害への対応など共同運用の強みをいかした安全・安心の取組を推進します。

救命率と社会復帰率の更なる向上を図るため、認定救急救命士の養成及び教育研修のほか、119番通報時の映像通報システムの活用や大阪医科薬科大学病院と連携した特別救急隊の円滑な運用に取り組みます。

 


防犯活動の推進と消費者の安全・安心の確保

犯罪の抑止に向け、街頭防犯カメラを適切に運用管理するほか、自治会等が設置する防犯カメラに対して費用の一部を補助します。また、警察や防犯協議会等の関係機関と連携した防犯施策を実施し、安全・安心なまちづくりを推進します。

特殊詐欺被害を未然に防止するため、65歳以上の高齢者がいる世帯を対象に実施している特殊詐欺対策機器の無料貸出しについて、貸出数を拡大し、75歳以上の単身世帯で希望する全ての方に貸与します。

 


(3)子育て・教育の環境が整ったまちに向けた取組

 


就学前児童の教育・保育の充実

将来にわたって適切な集団保育を実施するため、「第3次市立認定こども園配置計画」に基づき、阿武野幼稚園及び芥川幼稚園を認定こども園に移行するとともに、令和9年度に認定こども園へ移行する松原幼稚園及び北清水幼稚園の施設整備を行います。また、磐手保育所及び阿武野保育所については、民間事業者による認定こども園化に向けて取り組みます。

子育て世帯の負担軽減を図るため、北摂初となる特定教育・保育施設等に係る2歳児クラスの保育料無償化を実施します。

小規模保育事業所の増設や、市内の保育施設を有効に活用する送迎保育ステーション事業の実施など、児童の受入枠の確保に取り組みます。

五領・上牧区域の保育需要への対応として、年度末まで臨時的に利用できる「年度利用保育」を行うため、令和9年度の開設に向けて旧五領保育所の改修を実施します。

保育の担い手を確保し、就学前教育・保育の従事者を支援するため、市内の民間認可保育所等に勤務する方への奨学金の返済支援期間を3年から10年に延長します。

 


子ども・子育て支援の充実

市立小中学校の給食費無償化に加え、私立小中学校等に通学する児童生徒の保護者に対して給食費相当額を支給することにより、子育て世帯の家計への負担軽減を図ります。

子どもの医療費助成については、引き続き、自己負担額の完全無償化を実施し、子育て中の保護者の経済的な負担軽減を図ります。

「こども基本法」に基づき策定した「こども計画」について、子ども等からの意見聴取やアンケート調査等を踏まえ、改定計画を策定します。

ひとり親家庭等の生活の安定と向上を図るため、「第四次ひとり親家庭等自立促進計画」に基づく各種施策を推進します。

学童保育については、高学年児童の受入確保と待機児童の解消に向け、民間学童保育室の設置を促進するため、引き続き、開設や運営に要する経費の一部を助成します。

小学校の校庭を有効活用し、安全・安心な居場所を提供する「見守り付き校庭開放」の実施校を20校から40校に拡大し、小学生の放課後の居場所づくりを推進します。

生後6か月から中学校3年生までの子どもに対するインフルエンザ予防接種費用を引き続き助成するとともに、経鼻接種の助成額を増額します。

安心して子どもを産み、育てることができるよう、全国トップクラスの妊婦健診費用助成を実施します。

産科医療機関や助産院の空きベッドの活用等により、助産師等が産後の母子に対して心身のケアを実施する産後ケア事業について、訪問型、宿泊型に加え、新たに日帰り利用が可能となる通所型を開始します。

妊産婦や子育て世帯が身近な地域で相談ができるよう、地域子育て支援拠点等に相談員を配置し、地域の子育て相談支援体制を強化します。

妊娠・出産、子育てに係る不安や負担の軽減を図るため、産前・産後ママサポート事業の利用曜日及び時間帯を拡充するとともに、父親等も支援対象とします。

子育て総合支援センターに隣接する旧高槻保育所跡地において、低年齢の子どもが安心して外遊びができる屋外広場の整備に取り組みます。

移動負担が特に大きい2人以上の未就学児を養育する家庭等を対象に、新たに幼児二人同乗用自転車(3人乗り自転車) の購入費を補助します。

令和9年4月の実施に向けて、小学生の市営バス運賃無償化について検討します。

養育環境等に課題を抱える、家庭や学校に居場所のない児童等に対し、居場所の提供や生活習慣の形成などの包括的な支援を行う事業所の拡充を図ります。

ヤングケアラーへの支援については、啓発事業の充実に取り組むほか、SNSを活用した相談等のピアサポート事業を拡充します。

発達に課題のある児童とその保護者が円滑に地域での生活を送れるよう、「第3期障がい児福祉計画」に基づく施策を総合的に推進するとともに、次期計画を策定します。

 


学校教育の充実

義務教育9年間の一貫性・連続性のある教育活動を通じ、児童生徒の学力向上と豊かな人間性の育成を図るため、学校教育審議会からの中間報告を踏まえ、義務教育学校の調査・研究を行います。

GIGAスクール構想に基づき、1人1台端末の更新を計画的に行うとともに、児童生徒の習熟度に応じた学習ができるAIドリルを新たに導入するなど、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図ります。

児童の学習意欲を向上させるとともに、学習内容への理解を深めるため、画面に直接触れて操作できる電子黒板を小学校の全ての普通教室に導入します。

全中学校区に導入したコミュニティ・スクールの取組を通じ、学校運営の方針を保護者・地域と共有し、学校と地域が協働して教育の充実を図ります。

安全・安心な学校づくりに向け、第三中学校区におけるセーフティプロモーションスクール(SPS) の取組成果を普及するとともに、実践的な避難訓練等により学校の組織的対応力の向上を図ります。

児童生徒の安全に関する資質や能力を育むことができるよう、生活安全・災害安全・交通安全の3分野において、学校教育活動全体を通じた安全教育に取り組みます。

児童生徒の快適で衛生的な教育環境の確保に向け、小中学校のトイレの洋式化・乾式化を進めます。

国に先駆けて実施している小中学校給食費の無償化を継続し、子育て世帯の家計への負担軽減を図ります。

児童の泳力及び体力の更なる向上と天候・気温に左右されない授業環境の確保を目的とした民間事業者を活用した水泳授業については、対象校及び対象施設を拡大して引き続き試行実施します。

中学校の部活動について、持続可能な運営環境を段階的に整備するため、引き続き、一部種目の休日の活動を試行的に地域クラブ活動へ展開します。

体力や運動能力、運動習慣等の状況を把握・分析できるデジタルアプリを3つの中学校区で導入し、児童生徒の運動意欲の向上と生涯にわたる運動習慣の確立に取り組みます。

小中学校文化芸術祭については、高槻市文化祭と連携し、児童生徒の文化・芸術の取組成果を発表する機会を設けることで、児童生徒の豊かな心を育みます。

小学校5・6年生及び中学校全学年を対象に実施している家庭学習支援事業については、アドバイザーを増員し、よりきめ細かな支援を行います。

学校図書館については、蔵書を計画的に増冊し、児童生徒がいつでも本を手にすることができる環境整備を進めます。

目標に向けて学習する経験を通して、児童生徒の学習意欲と登校意欲の向上を図るため、4つの中学校区で漢字検定に引き続き取り組みます。

全小中学校に設置している校内教育支援センターの環境を整備するとともに、不登校等支援員を増員し、支援体制を強化します。

教員の業務負担を軽減し、より一層児童生徒への指導や教材研究等に注力できるよう、教員業務支援員を増員します。また、学校マネジメントに係る業務を専門的に支援する教頭マネジメント支援員を、新たに中学校2校に配置します。

 


社会教育・青少年育成の充実

青少年センターにおいて、青少年が気軽に集い交流や自習等ができるオープンスペース「街角ユースフロア」を引き続き開放するとともに、自習環境の充実に努めます。

放課後子ども教室については、引き続き地域の参画を得て、子どもたちに多様な体験や異世代交流の機会を提供します。

小寺池図書館については、自習室や親子でくつろげるスペースの確保など、快適に利用できる施設としてリニューアルします。また、芝生図書館及び服部図書館に自習室を新たに整備し、青少年が利用しやすい学習の場を創出します。

 


(4)健やかに暮らし、ともに支え合うまちに向けた取組

 


市民の健康の確保

「健康医療先進都市たかつき」を推進するため、本市の健康課題である高血圧及び心不全対策として、医療関係者とともに本市が新たに作成する「はにたん血圧みまもりノート」等を活用して効果的な指導・助言を行うなど、「医歯薬連携による地域医療体制(たかつきモデル)」の構築に取り組みます。また、新たに、早期発見が難しいすい臓がんについて、地域医療連携による早期診断プロジェクトを支援します。

健康寿命の延伸に向け、「第4次・健康たかつき21」に基づく取組を推進し、全ての市民が健やかで心豊かに暮らせるまちを目指します。

がん検診については、早期発見・早期治療に向け、引き続き各種検診を無料で実施するとともに、保育付きのがん検診や複数検診項目の同時実施など受診環境の整備を図ります。

若年がん患者が住み慣れた自宅で自分らしく安心して生活を送ることができるよう、新たに在宅介護サービスに係る利用料を助成します。

市民の命と健康を守る健康危機対策の強化に向け、「新型インフルエンザ等対策行動計画」及び「感染症予防計画」に基づき、平時から感染症の発生及びまん延の防止に向けた取組を進めるとともに、大規模食中毒の発生時に迅速かつ適切な対策を実施するため、関係機関との連携強化等の体制整備を図ります。

市民の利便性の向上を図るため、国民健康保険料に加え、後期高齢者医療及び介護保険の保険料納付手続においても、コンビニ収納及びキャッシュレス決済を導入します。

 


地域福祉の充実と生活困窮者への支援

地域共生社会の実現に向け、複雑化・複合化する支援ニーズに対応するため、「第4次地域福祉計画・地域福祉活動計画」に基づき、多機関協働による包括的な支援体制の充実に向けた取組等を推進するとともに、次期計画を策定します。

魅力ある地域共生社会モデルとして、全ての人が安心して、楽しく過ごせる、にぎわいや交流の創出の拠点となる「たかつき未来パーク」の整備を着実に進めます。また、地域や関係団体等と連携してワークショップを開催するなど、運営開始に向けた気運醸成に取り組みます。

民生委員児童委員については、その役割等の積極的な周知啓発を行うなど、活動しやすい環境づくりに取り組みます。また、関係団体と連携し、引き続き委員の確保に取り組みます。

災害時要援護者の支援については、民生委員児童委員等を対象に、ICTを活用した安否確認のシミュレーション訓練を実施します。また、災害ボランティアセンターについては、社会福祉協議会と連携し、スマートフォンアプリでのボランティアの登録やマッチングの管理等ができる運営支援システムを導入し、体制の強化を図ります。

生活保護については、早期就労・早期自立に向けた就労支援やリーフレットを活用した進学支援を実施します。また、健診の受診勧奨や生活習慣病に対する保健指導など、医療扶助費の適正化に向けた取組を推進します。

生活困窮者への支援については、就労等に向けた自立相談支援や多重債務の解消を含めた家計改善支援など、複合的な課題に対する包括的な支援を実施します。

認知症高齢者や知的・精神障がい者の権利擁護支援を推進するため、成年後見人への報酬助成対象の拡大や、地域連携ネットワークの機能強化に取り組みます。

 


高齢者福祉の充実

高齢者が、いつまでも健康で活動的な毎日を送れるよう、また、要介護状態等になっても、可能な限り住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に基づく各種施策を着実に推進するとともに、認知症基本法に基づく「認知症施策推進計画」と併せて、次期計画の策定に取り組みます。

認知症になっても本人の意思が尊重され、住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができるよう、認知症サポーターや認知症パートナーの養成等を通じ、認知症に対する正しい理解の促進を図るとともに、医療機関に認知症初期集中支援チームを配置するなど、認知症の早期診断・早期対応に向けた支援体制の構築を図ります。

高齢者が地域社会の重要な担い手として、多様な分野で活躍し続けることができるよう、「すこやかフェスタ」などの様々な機会を捉えて、地域活動の紹介や生きがいづくりに関する意識醸成を図るとともに、健康・生きがい就労トライアル事業などに取り組みます。

住民主体の介護予防活動を推進するため、「介護予防マイスター」や、「ますます元気体操」及び「もてもて筋力アップ体操」の普及啓発を行うとともに、楽しみながら介護予防活動に参加できるよう、通いの場や健幸ポイント事業の充実を図ります。

あらゆる世代が手軽に楽しむことができるグラウンド・ゴルフを通じ、高齢者の健康づくりや多世代の交流を促進するため、令和9年度の開設に向け、グラウンド・ゴルフ場の整備を推進します。

高齢者の社会参加を支援し、認知症やフレイルの予防につなげるため、加齢に伴う聴力低下により補聴器が必要と認められた高齢者を対象に、新たに購入費用を助成します。

 


障がい者福祉の充実

「第2次障がい者基本計画」及び「第7期障がい福祉計画」に基づき、障がい者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、障がい者施策を着実に推進するとともに、次期計画の策定に取り組みます。

障がい者の自立促進を図るため、障がい福祉サービス事業所等と連携し、生産品の販路拡大や受注マッチングの支援、生産設備整備への補助など、個々の事業所のニーズや課題に応じた支援を行います。

聴覚障がい者が円滑に市へ問合せ等が行えるよう、手話通訳を介した電話リレーサービスを新たに導入します。

 


(5)魅力にあふれ、にぎわいと活力のあるまちに向けた取組

 


まちの魅力をいかしたにぎわいづくり

街のにぎわいを創出するため、効果的なメディア戦略とイベントの実施による広域的な観光プロモーション「BOTTOたかつき」を展開し、交流人口及び関係人口の増加を図ります。

キャッチコピー「Living with」を活用した定住促進プロモーションを引き続き展開し、本市の知名度とイメージの向上を図るとともに、転勤者に向けた取組の強化に加え、市民参加型の企画を実施するなど、若年層の転入促進と転出抑制に努めます。

体験交流型観光プログラム「オープンたかつき」について、島本町と連携し、双方の地域の魅力を活用した都市型ツーリズムを展開します。

市内で開催する学会や学術フォーラム等を誘致するため、補助金制度を創設し、更なるにぎわいの創出を図ります。

住宅宿泊事業の適正な運営を確保し、いわゆる民泊に起因する周辺住民への生活環境悪化等の影響を未然に防止するため、「住宅宿泊事業の適正な運営の確保に関する条例」を制定します。

国史跡芥川城跡の保存・活用を推進するため、「史跡芥川城跡整備基本計画」を策定します。また、全国山城サミットへの参加やAR芥川城アプリの活用など、普及啓発活動を強化し、知名度向上に取り組みます。

高槻城公園北エリアの開園に合わせたしろあと歴史館での講演会開催やXR高槻城アプリの配信などを通じて、高槻城下町エリアの魅力を発信します。

JR高槻駅の北駅前広場に、将棋をモチーフにしたモニュメントベンチを設置することで、市民だけでなく市外からの来訪者にも将棋のまちを感じることができる公共空間を創出します。

史跡新池埴輪製作遺跡(ハニワ工場公園) については、来園者の利便性と魅力の向上を図るため、リニューアルに向けた保存活用計画を策定します。

唯一無二のものとして宮内庁式部職楽部に納められる篳篥用「ヨシ」の貴重な産地である鵜殿のヨシ原の保全活動を支援することにより、日本古来の伝統芸能である雅楽の継承と発展を図ります。

高槻の歴史と文化財を日本の歴史の中に位置付け、体系的に学ぶことができる「(仮称)日本たかつき歴史大学」の令和9年度の開校に向け、その制度やカリキュラムについて検討するとともに、市民が体験できるオープンキャンパスを実施します。

 


魅力あふれる公園づくり

安満遺跡公園については、本市のセントラルパークとして、安満人倶楽部や指定管理者、民間事業者と協力し、更なる魅力の向上とにぎわいの創出に取り組みます。

高槻城公園北エリアについては、令和9年3月の一次開園に向け、大手地区の火見櫓や市民会館跡地地区で土塁や土塀等の整備を進め、民間店舗とともに城下町の風情ある歴史空間を創出します。また、同エリアにふさわしい、歴史と文化をテーマとしたオープニングイベントを実施します。

摂津峡公園とその周辺エリアについては、青少年キャンプ場や史跡芥川城跡も含めた摂津峡全体のリニューアルに向けた基本構想に基づき、四季折々の豊かな自然と悠久の歴史が織りなす観光拠点となるよう取り組みます。

公園施設を安全に維持するため、「公園施設長寿命化計画」に基づき、南松原公園等において、改良工事を実施します。

 


農林業の振興

農業経営基盤強化促進法に基づき、農業の担い手への農地の集積・集約化を図るため、地元との協議を踏まえて策定した地域計画に沿って、効率的な農地利用を促進します。

「有害鳥獣等特別対策本部」を中心とした連携体制の下、被害防除機材等設置の支援拡大や捕獲に係る報償金の拡充など、対策の強化に取り組みます。

JAたかつきと締結した包括連携協定に基づき、新規就農者への支援や有害鳥獣等対策など、農業者が安心して営農できる環境整備に連携して取り組み、農業振興を一層推進します。また、災害等により市内の米が不足した場合に、JAたかつきから市に優先的に米を供給できる仕組みづくりを検討します。

「大阪エコ農産物」認証取得を支援するとともに、学校給食の食材として供給し、安全・安心な地元産農産物の普及・消費拡大を図ります。また、ビニールハウス設置の支援により、農産物の供給量拡大に取り組みます。

森林環境譲与税を活用し、台風で被災した森林の効率的な復旧のため、詳細な調査を実施するとともに、林道の機能向上のため改良工事を実施します。

 


商工業の振興と雇用・就労の促進

第8弾となる市独自のプレミアム付商品券については、1世帯当たりの購入口数を従来の2倍とし、物価高騰の影響を受けている市民や事業者を力強く支援します。また、デジタル商品券の利用を促進するため、市民への支援体制を強化するとともに、積極的に情報発信を行います。

雇用機会の拡大や市内産業の活性化を図るため、「企業立地促進条例」に基づく奨励制度を周知するなど、市外企業の誘致及び市内企業の定着を促進します。

生産年齢人口の増加を図るため、「社宅等整備促進補助金制度」の利用促進に向け、市内外の企業に対する周知活動を強化します。

産業振興を担う中核的組織である商工会議所を支援するとともに、同所との包括連携協定締結を契機として、より一層の商工業振興を推進します。

「創業・個店支援補助金制度」を活用し、魅力ある店舗の新規出店を支援します。加えて、商工会議所との共催による創業セミナーや補助金採択店舗と連携した周遊企画など、創業前後を通じた支援を行い、創業の促進と店舗の定着を図ります。

中小企業者等による将棋関連の新商品創出や販路開拓を支援し、「将棋のまち高槻」の地域ブランドをいかした商業活性化を進めます。

就職困難者の雇用・就労を促進するため、「就職困難者就労支援計画」に基づき、関係機関と連携して合同就職面接会や各種セミナー等を実施します。

 


(6)良好な環境が形成されるまちに向けた取組

 


温暖化対策・緑化の推進

市域の温室効果ガス排出量の削減を図るため、エコハウス補助金等により、市民や事業者が設置する省エネルギー設備等の導入を支援します。また、公共施設において、空調設備等の省エネルギー改修や照明のLED化に取り組みます。

鉄道事業者との地域脱炭素連携協定に基づくプロジェクトを通じて市域の再生エネルギー導入を促進します。

花苗や緑化樹の配布、園芸講座の開催により地域緑化を図るなど、市民との協働の下、みどり豊かで心地よく暮らせるまちづくりを推進します。また、「第2次みどりの基本計画」の中間見直しを行います。

特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害を防止するため、拡散防止と防御対策を引き続き実施します。また、クマ対策については、出没に備え、関係機関と連携した体制強化に取り組みます。

 


良好な環境の形成

市民・事業者・団体と共に「エコ&クリーンフェスタ」を開催するなど、「第2次環境基本計画」に示す望ましい環境像の実現を図るための取組を実施するとともに、「たかつき市民環境大学」を引き続き開講し、環境保全活動の担い手を育成します。

生活環境の保全を図るため、関係法令に基づく事業者への立入検査等を通じて、適切な指導を実施します。また、市域における水質、大気、騒音・振動の現況をモニタリングします。

河川水路については、本市のシンボルである芥川において、豊かな生態系を回復し、様々な活動の場として次代に引き継いでいくため、市民団体や河川管理者等と共に、河川愛護の取組を推進します。また、東部排水路において、水辺空間の創出や環境改善を図るため、事業主体の大阪府と連携し、整備を促進します。

農業用排水機場については、老朽化した施設の機能を保全するため、玉子排水機場の計画的な更新を推進するなど、適正な維持管理を行います。

 


廃棄物の排出抑制と循環的利用の推進

令和8年度を始期とする「一般廃棄物処理基本計画」に基づき、事業者に対し、事業系紙ごみの削減の啓発を行うとともに、市民に対し、フードドライブやごみの減量・資源化についての講演会を実施し、ごみの減量を推進します。また、多量排出事業者への立入指導を引き続き実施し、廃棄物排出の更なる抑制を図ります。

ごみの適正な排出に向け、ホームページや各種媒体を活用した啓発を行うとともに、環境教育の手段として、幼児・児童を対象に、ごみの分別に関する啓発グッズを配布し、市民の分別意識の高揚を図ります。

日常的に家庭ごみを持ち出すことが困難な高齢者等の世帯に対して戸別収集を行う「高齢者等ごみ出し支援」を新たに実施します。

エネルギーセンターにおいては、安定的なごみ処理を行うため、引き続き、第二工場の基幹的施設整備工事を実施します。また、焼却過程で発生する熱エネルギーを有効活用した高効率発電を行うことで、売電収入による財源確保と環境負荷低減を推進します。

 


(7)地域に元気があって市民生活が充実したまちに向けた取組

 


市民参加・市民協働の推進

結成50周年を迎えるコミュニティ市民会議や各地区コミュニティが取り組む、地域に根ざしたまちづくり活動や防災活動を支援し、市民との協働による住みよいまちづくりを推進します。また、新たにコミュニティセンターを開設する芥川及び北清水地区の管理運営を支援します。

「樫田地区空き家情報バンク制度」を広く周知するとともに、地元自治会と協働して樫田地区への定住を促進し、コミュニティの活性化を図ります。

コミュニティハウス(集会所) の新築や増改築、耐震診断等に必要な経費の一部を補助し、自治会活動の活性化を促進します。

市民協働や市民公益活動を一層促進するため、中間支援組織である市民公益活動サポートセンターの活動を支援します。

市民が主体となって取り組む「高槻まつり」や「高槻ジャズストリート」、「安満遺跡青銅祭」などのイベントを支援し、市民意識の高揚やにぎわいの創出を図ります。

窓口での市民の負担を軽減するため、市民課に「書かない窓口システム」を導入するほか、音声を認識するオンライン字幕表示システムを導入するなど、来庁者へのサービス向上を図ります。

マイナンバーカードについては、健康保険証や運転免許証などへの利用拡大により、カードの新規作成や更新等の増加が見込まれるため、申請受付等が円滑に行えるよう体制を整備します。

合葬式墓地については、引き続き高い需要が見込まれることから、埋蔵可能数を1万体から2万5千体に増設します。

住民票や税に関する証明書発行及びパスポート申請に係る手数料の支払いにキャッシュレス決済を導入し、市民の利便性向上を図ります。

 


人権の尊重・男女共同参画社会の実現

人権尊重に関する意識の高揚を図るため、「第2次人権施策推進計画」に基づき、各種施策を総合的に推進します。

男女共同参画社会の形成を図るため、「第2次男女共同参画計画」に基づき、各種施策を総合的に推進するとともに、同計画の中間見直しに向けた調査を実施します。

配偶者等からの暴力や生活困窮など困難な問題を抱える女性に寄り添った支援を行うため、配偶者暴力等相談員によるDV相談・女性相談を実施し、関係機関との連携を図りながら、迅速かつ適切な対応を行います。

 


文化芸術の振興と生涯学習の推進

市民一人ひとりが文化芸術に親しみ、心の豊かさを感じられるよう、「第2期文化振興ビジョン」に基づき、各種施策を総合的に推進します。

雅楽協会との包括連携協定に基づき、ワークショップを開催し、雅楽の普及啓発に取り組むなど、伝統芸能文化の振興を図ります。

日本将棋連盟との包括連携協定に基づき、棋戦の誘致や将棋まつり等のイベント開催に取り組むとともに、第84期名人戦を開催することで、「将棋のまち高槻」を全国に発信します。また、新入学児童全員への高槻産木材を使用した駒配布や棋士による出前授業等を通じて将棋文化の更なる裾野拡大を図ります。

 


スポーツの推進

スポーツを通じて市民の活力を増進するため、「第2期スポーツ推進計画」に基づき、市民がスポーツに親しむことができる取組を推進します。

市民が安全で快適にスポーツできる環境を整備するため、青少年広場の人工芝全面張替工事を実施するとともに、第二中学校に夜間照明を設置します。

 


(8)効果的・効率的な行財政運営が行われているまちに向けた取組

 


経営的行政運営の推進

「第6次総合計画」に基づき、まちづくりの目標となる8つの将来都市像の実現に向け、各種施策を推進します。

「第3期まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、地方創生の取組を推進するとともに、国の支援制度を積極的に活用します。

「みらいのための改革方針」に基づき、財政面の充実を図るとともに、本市の更なる発展に向けた成長戦略を展開し、未来志向の魅力あるまちづくりを推進します。

国及び大阪府の地方分権に向けた取組の動向を注視するとともに、近隣自治体との広域連携の可能性について、引き続き検討を行います。

市内大学との連携を推進するため、ふるさと寄附金を財源とする補助制度を創設します。また、「夏休みこども大学」については、企業等とも連携し、講座内容を充実します。

「デジタル高槻市役所」の実現に向けて、行政手続のオンライン化を更に進めるとともに、全庁におけるAIの利用促進など、引き続き自治体DXを推進し、市民サービスの向上と業務効率化の両立を図ります。あわせて、スマートフォン活用のサポートなど、市民に寄り添ったデジタルデバイド対策を拡充します。

外部の専門人材である「DXアドバイザー」による知見の活用や、DX推進の中核を担う「DX推進コアリーダー」による部局を横断した課題解決に取り組みます。

国の「自治体DX推進計画」に基づく基幹業務システムの標準化については、国の方針策定に先駆け導入している、安全性等に優れた国内事業者のクラウド環境を基盤として、引き続き対象システムの安全かつ円滑な移行に取り組みます。

働き方改革を推進し、生産性の向上と効率的で働きやすい職場環境の構築を図ります。また、行政サービスを担う人材の安定的な確保に向け、オンライン説明会の開催や技術職に特化した採用動画の作成など、職員採用活動の強化に取り組みます。

ホームページについては、デザインのリニューアルを行い、情報の検索性を高めるとともに、転入転出時の手続を案内する機能を新たに導入し、利便性の向上を図ります。

市庁舎東広場及び総合センター1階エントランスホールについて、庁舎の玄関口としてより良好で快適な空間の形成を図るため、美装化に取り組みます。

ふるさと寄附金については、返礼品の充実や戦略的プロモーションにより本市返礼品の認知度向上を図るとともに、企業版ふるさと納税において本市施策の効果的な周知に取り組み、更なる寄附金収入の増加に努めます。

 


アセットマネジメントの推進

公共建築物については、「公共施設等総合管理計画」に基づき、長寿命化を図るなど、将来を見据えた効率的かつ合理的な施設管理に取り組みます。

公有財産の一層の有効活用を図るため、元養護老人ホーム等の売却に向けた測量に取り組むなど、税外収入の確保や遊休地の利活用を行います。

 

このページに関するお問い合わせ先

みらい創生室代表
大阪府高槻市桃園町2番1号
高槻市役所 本館3階

Tel:072-674-7392 Fax:072-674-7384

お問い合わせフォーム<外部リンク>

明年は草創の思いで「躍進」

2025年12月31日

2025年「あきひログ」トピックス

2025年も大晦日。

今年一年、皆さまには大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。

吉田あきひろのごきんじょニュース、吉田あきひろの毎日ブログ「あきひログ」もご愛顧、アクセスいただきまして誠にありがとうございました。(今年は533投稿、2日で3件のご報告ができました) 今年一年を振り返り「2025年 あきひログ トピックス」を綴ります。

安全・安心のまちづくり、声を届ける議会活動、続く物価高騰対策、選挙等の政治活動、街宣活動など全力で進め、たくさんの実績を積ませていただきました。そして、党として大きく転換した一年だったと感じます。

立党精神「大衆とともに」と信条である「明日の希望」を胸に刻み、「断じて諦めない」「冬は必ず春となる」「ピンチをチャンス」と捉え、新しい年は「草創」の思いで「躍進」して参ります。これからも誠心誠意、全力で頑張っていく決意です。

今後とも皆さまの、ご指導とご鞭撻、そして、ご支援を心からお願い申し上げる次第です。一年間、本当にありがとうございました。以下、2025年を振り返って・・・

*

1月1日
新たな協調の時代への萌芽に期待 公明党は、どこまでも人間中心の中道政治を徹底して貫く「大衆とともに」使命を果たす

1月14日
成人の日 記念街頭を 公明党大阪府議と高槻市議団でお祝い 皆さまを応援

1月25日
茨木市議選 本日最終日 (近隣市 公明党の応援に)

1月27日
令和6年度高槻市地域防災総合訓練 市民参加型訓練 市議会の一員として参加

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2月3日
皆さまからのご声援に勇気百倍 2月27日2025年2月公明党大阪府本部の「一斉街頭」でご挨拶と取り組みをご報告

2月27日
令和7年度 施政方針の発表
 令和7年3月 高槻市議会定例会が開催 施政方針で公明党議員団の要望が随所に反映

*

3月16日
ツゲの木から駒 将棋のまち高槻 耳を澄ますと、将棋を指す音が聞こえてくる駒音公園の完成

3月26日
こども誰でも通園制度について 一般質問より 濱田市長「子育てのトップランナー都市として、より一層充実した子育て支援を進める」とご答弁

*

4月2日
北摂初 18歳以上にも拡大 この4月から 人工内耳専用電池・充電器の補助開始 一般質問から実現(北摂初)

4月4日
スクラム高槻「地元のお店応援券」第7弾 公明党議員団の要望がカタチに デジタル商品券の登録・販売は7日から

4月6日
子どもの医療費が完全無償化 大阪府内ではじめての取り組み

4月14日
島本町議選 公明完勝 多くの皆さまのご支援に心から感謝 これからも全力で

*

5月15日
令和7年5月臨時会が閉会 一致団結 公明党議員団の使命の大きさを感じ 私は議運委員長に(役選)

5月31日
充実の「語る会」 ご参加いただいた皆さまの貴重なお声をいただき

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6月19日
ともに強靭なまちへ 平成30年の大阪府北部地震から7年の月日が経ちました

6月21日
2025デフリンピック大会に向け 聴覚障がい者の国際スポーツ大会 応援要請 共に頑張りたい

6月25日
相談者と同じ思いで一般質問を APD聴覚情報処理障害とLiD聞き取り困難症について(一般質問)

6月26日
防災ワークショップでの声を届け 一般質問 淀川の氾濫に備えて、いざという時に備えよう

6月28日
ご利用は7月から 物価高騰対策 市内の店舗で使用できる”スクラム高槻「地元のお店応援券」第7弾”を発行

6月29日
第27回 参議院議員通常選挙 ポスター掲示板設置 7月3日公示、20日投票 期日前投票は4日から19日まで

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7月14日
♬さーさのは さーらさら♪ 第25回 たなばた歌謡フェスティバルが盛大に開催 堤コミセンの地域行事

7月21日
公明、4選挙区で勝利 真心のご支援に感謝 高橋(兵庫)、下野(福岡) 氏が逆転 杉(大阪)、川村(東京) 氏も当選(参院選)

7月24日
広域連携 大阪の高槻市と島本町 消防指令事務の共同運用開始をめざし(公明新聞掲載)

7月27日
楽しい夏まつり たくさんの、楽しい夏の思い出づくりができますように(地域行事)

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8月3日
新しい発展の歴史が刻まれて 第56回市民フェスタ ~世代を超えて 笑顔が繋がる 高槻まつり~(高槻城公園)

8月15日
対立超えた協調へ 平和創出への行動起こす/「党ビジョン」を具体化(街宣活動)

8月23日
議会運営委員会 行政視察 阪神淡路大震災から30年 「人と防災未来センター」を視察(初の日帰り視察)

8月30日
5回目最終の防災ワークショップ 5月から8月までの有意義な時間 地域のみんなで助かるために(地域の防災減災活動)

*

9月11日
防災ヘルメット議場に設置 令和7年第4回定例会の2日目 閉会後、全員で防災訓練を実施(議場等の設置は公明党議員団の要望)

9月23日
手話言語の国際デー ブルーライトアップ 聴覚障がい団体の皆さまの熱い思いがカタチに

9月25日
第8弾のプレミアム付商品券を要望 令和7年度高槻市一般会計補正予算(第4号) について

9月26日
福祉避難所の拡充を 市民の生命を守るとの思いから一層の強化を(一般質問)

*

10月8日
最新鋭の消防指令システム 高槻市・島本町の議員団で以前より広域連携を要望

10月11日
公明、連立政権に区切り 26年に区切り 歴史的な出来事

10月19日
「かしらく号」の試験的な運行開始 樫田地域でたかつきデマンドバスの実証実験

10月23日
総務費の質問と要望 12年ぶりの決算審査特別委員 最後まで全力で 63項目216分(決算審査特別委員会 項目別時間)

10月29日
10月度の党員会を楽しく新出発 楽しく学ぼう 楽しく語ろう 楽しくやろう!!

10月30日
頑張れ! 丘村彰敏選手 高槻市民がデフリンピック出場

*

11月8日
アクセス160万件突破 感謝、吉田あきひろのごきんじょニュース

11月17日
公明党ここにあり 61回目の結党記念日 新たな挑戦

11月22日
令和8年度に向けて予算要望 物価高騰対策も盛り込み市長へ提出

11月27日
今年最後の党員会 楽しく学ぼう 楽しく語ろう 楽しくやろう党員会

*

12月8日
美味しく楽しく餅つき大会 自治会の皆さんと会話しながら 良き新年を(地域行事)

12月11日
大きく支援するのは今 「物価高騰対策追加分の緊急要望書」を濱田市長に提出

12月19日
要望からの上程、可決・成立 高槻市の物価高騰対策、賛成の立場から質疑

12月20日
生活者支える対策を 物価高騰対策、市独自の対策約42億円、緊急要望を市長に

12月23日
安全・衛生的で暮らしやすい生活環境を 自治会のご相談を受けて「廃棄物の適正な処理等の推進について」を一般質問

今日、大晦日。年末のご挨拶と歳末警戒パトロール、年越しそばで、2025年を閉幕したいと思います。皆さま、新年からも何卒宜しくお願い致します。

林野火災について

2025年12月12日

議案第87号 火災予防条例中一部改正について 消防指令センターにも期待

10日(水) 総務消防委員会に付託を受けた議案第87号「火災予防条例中一部改正」について消防本部予防課に質問させていただきました。

*

岩手県大船渡市(おおふなとし) の林野火災を受けて、消防庁では消防防災対策のあり方に関する検討会を開き報告書をまとめられ「林野火災注意報」や「林野火災警報」の的確な発令等により、林野火災予防の実効性を高めることが、必要であるとされ、本条例の一部改正が消防庁より通知され、本市においても林野火災予防を目的に、本市条例の一部を改正するとされています。

大分市でも令和7年(2025年) 11月18日に複数の大規模な山林火災が発生しており、特に大分市佐賀関(さがのせき) 地区の火災が大きな被害をもたらしました。住宅など約187棟が焼損、焼損範囲は約4万8,900㎡とニュースは報じていました。

また、飛び火や入り組んだ路地、木造住宅密集地であることや、発災後に強風が続いたことが被害拡大の要因と言われています。また、8日にも群馬県富岡市の妙義山(みょうぎさん)、9日には神奈川県伊勢崎市の日向山(ひなたやま) においても火災があり、続く山火事の怖さを感じています。

一方、本市の面積は約105平方キロメートル、山間部は市域の北半分(約50~60平方キロメートル) を占めています。山火事の報道を聞く中で、予防の観点からも心配をしています。

【1問目 質問】

(1点目) まず、初歩的なことかもしれませんが、林野火災と山林火災の違いを教えてください。

(答弁) 1点目の林野火災と山林火災の違いにつきましては、林野火災とは「森林、原野又は牧野が焼損した火災」と定義されており、一般的に「山林火災」、「森林火災」や「山火事」と言われるものは、林野火災に含まれるものでございます。

(2点目) また、今回の改正の契機となった大船渡市の林野火災の概要をお聞かせください。

(答弁) 2点目の令和7年2月26日に発生した岩手県大船渡市の林野火災の概要につきましては、死者1名、焼損建物226棟、延焼範囲が約3,370haと甚大な被害をもたらし、4月7日に鎮火したものでございます。

発火源の特定には至っておりませんが、延焼が拡大した要因としましては、2月の降水量が観測史上最少となり林野内の可燃物が乾燥していたこと、火災初期の強風により飛び火が発生し、多方面へ延焼拡大したためとされております。

(3点目) 本条例の一部改正については「火災予防」が主眼と理解をしています。

改正される条例案の1つ目について、林野火災の予防上注意を要すると認めるときは、「林野火災注意報」を発令することができるとされていますが、どのような気象状況で発令するのか、また、警報との違いについてお答えください。

(答弁) 3点目の林野火災注意報につきましては、前3日間の合計降水量が1ミリメートル以下かつ前30日間の合計降水量が30ミリメートル以下であるとき、または、前3日間の合計降水量が1ミリメートル以下かつ乾燥注意報が発表されているときに発令するものに対し、林野火災警報につきましては、消防法に基づく火災に関する警報のうち、林野火災の予防を目的としたもので、林野火災注意報発令時の気象状況に加え強風注意報が発表され、火災の予防上危険であると認めるときに発令することを予定しております。

【2問目 質問】

(1点目) 条例案の2つ目ですが、林野火災の予防を目的とした火災に関する警報の発令中における火の使用の制限に関する事項についてお答えください。また、どのように市民に周知をされるのかお聞きします。

(答弁) 1点目の林野火災の予防を目的とした火災に関する警報の発令中におきましては、① 山林・原野で火入れをしない、② 煙火を消費しない、③ 屋外で火遊び又はたき火をしない、④ 屋外では可燃物等の付近で喫煙をしない、⑤ 山林・原野等で喫煙をしない、⑥ 残火、取灰、火粉を始末することの6項目の火の使用が制限されます。

また、市民への周知につきましては、消防本部ホームページにわかりやすく掲載する予定でございます。

(2点目) また、林野火災注意報等発令時の火の使用の制限の対象となる区域を指定できるとも示されています。

本市の場合、どのように考えればいいのか。今回の条例案については山間部が対象となると思いますし、ほぼ全域が指定されると思いますが、各所にある集落について、制限区域の考え方をお示しください。

(答弁) 2点目の林野火災注意報等発令時の火の使用の制限の対象となる区域につきましては、国が示す基準に従い、森林法第5条の規定により大阪府知事が作成する地域森林計画や、同法第7条の2の規定により近畿中国森林管理局長が作成する国有林の地域別の森林計画の対象となっている区域を予定しております。また、人が住む家屋が集合する集落等につきましては、制限区域の対象とならないことを予定しております。

(3点目) この10月に、高槻市島本町消防指令センターの運用が開始されました。最新鋭の消防指令システムを導入して、市民・町民の生命と財産を守るため、迅速な対応で広域的な消防行政を実施されています。

本市と隣接する島本町の林野火災注意報等発令時の火の使用の制限の対象となる区域指定についてお聞かせください。

(答弁) 3点目の島本町における区域指定につきましては、本市と同様に、国が示す基準に従い、区域指定を行う予定であると伺っております。

【3問目 要望】

最後に要望と致しますが、まずは、大船渡市や大分市など火災において、尊い生命を失われた方々に心から哀悼の意を表し、被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、消防関係者の皆さまには、いつも市民等の生命及び財産を守る取り組みに敬意と感謝の思いです。

今回の「火災予防」についての条例改正は重要なことと理解をしています。

しかし、私たち市民は「火の用心」は万人の方がご存知だと思いますが、火の使用の制限など、注意報が発令されても、6項目全てを具体にご存知の方は多くないのではと思います。

注意報は、平時の環境が変わることで発令されますので、どこで知ることができるのか、どこまで意識できるのかが大切なことと思います。今後の予防の対応に期待をしています。

さらに、条例の施行が令和8年1月1日となっており、そのスピード感を評価しています。どうか市民等への周知徹底を宜しくお願い致します。

また、2問目で申し上げましたが、高槻市島本町消防指令センターの運用が開始されています。私たち高槻・島本の議員団としても広域連携の在り方について推進して参りました。今後も、市民・町民の生命と財産を守る迅速な対応を宜しくお願い致します。

住宅宿泊事業法について

2025年11月11日

地方分権推進特別委員会が開催

10日(月) たかしま佐浪枝委員長(公明党議員団) のもと、地方分権推進特別委員会が開催され、案件1「地方分権改革の推進に向けた取り組みについて」と案件2「広域行政推進に係る諸課題について」報告がありました。

私の方からは、案件1「地方分権改革の推進に向けた取り組みについて」住宅宿泊事業法に関する事務の大阪府の移譲について質問と意見を申し上げました。

*

民泊を行う場合、大阪府の区域では3つの法律のうち、「旅館業法」は許可、「国家戦略特別区域法」は認定、「住宅宿泊事業法」は届出の必要性があります。

旅館業法は、もともと本市が所管しており、実績やノウハウをお持ちだと思います。また、国家戦略特区法は認定であり、本市は対象区域外となっており、事務移譲の観点より対象となるのは、住宅宿泊事業法となっています。

これは、国で定められた法律により人の住居の用に供されている家屋を宿泊用に提供でき、営業可能、年間宿泊日数は180日以内と定められています。

住宅宿泊事業法の第一章の総則より目的第一条には、「国内外からの観光旅客に対する需要に的確に対応して、これらの者の来訪及び滞在を促進し、もって国民生活の安定向上及び国民経済の発展に寄与することを目的とする」と記されています。

また、第四節の雑則、第十八条の条例による住宅宿泊事業の制限より住宅宿泊事業に起因する騒音の発生その他の事象による生活環境の悪化を防止するため必要がある時、合理的に必要と認められる限度において、条例で区域を定めて、実施する期間など制限を設けることができるとされています。

大阪府から事務移譲を受けることで、政令指定都市や中核市など保健所設置は、大阪府に代わってこの事務を実施できることになり、市の条例で制限を設けることができるとなっているわけです。

近年、宿泊者による深夜の騒音やゴミの分別不足が、住民からの苦情につながる社会問題に発展しています。

(1問目) これらのことについて、市としての見解を聞きます。

1点目に、届出制であることから、これまで大阪府への届出され事業をされている実績はあるのか、また違反事例などはあるのかお聞きします。

2点目に、届出受付、指導、監督などの業務を市が担うことになるため、特に、違反事例への対応や住民からの苦情処理には専門的な知識と迅速な対応が求められますが、どのようにお考えか?

3点目に、制度変更に伴い、市民や民泊事業者が新しいルールを理解していない可能性があり、誤った届出や無許可営業が発生するリスクがあるため、丁寧な広報と説明会の実施が必要です。どのようにお考えか? お聞かせください。

(答弁) 【観光シティセールス課】/みらい創生室/保健衛生課

内容が他部局にわたりますので、調整の上、私からご答弁申し上げます。1点目の大阪府への届出住宅件数は24件となっており、これまで違反件数は無かったと聞いております。

2点目についてですが、本市では、住宅宿泊事業と関連する旅館業法に基づく監視指導を既に行っていることから、事務移譲後も円滑な対応が可能と考えております。

3点目につきましては、届出の窓口が大阪府から本市に変更することも含め、市ホームページ等で周知を行う予定としております。また、大阪府のホームページにおいても、本市が窓口であることを案内することとなります。

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(2問目) さらに、スケジュールとして、これまで10月に事務移譲の引継ぎ等の協議を行ってこられ、この11月(今月) 事務移譲に関する協議書を提出し大阪府から同意を受けることになっています。

本特別委員会の開催のタイミングはどうなのかと感じるところですが、これまでの協議内容と今後どのように進めていかれるのか聞かせてください。

(答弁) 【観光シティセールス課】/みらい創生室/保健衛生課

内容が他部局にわたりますので、調整の上、私からご答弁申し上げます。大阪府とは届出事務の内容や事務移譲に関するスケジュール等について協議を行ってまいりました。

今後につきましては、適正な住宅宿泊事業の運営を確保する観点から、具体的な事務移譲の協議を進めるとともに条例による制限を検討してまいります。

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(意見) 住宅宿泊事業法第18条により、生活環境の悪化を防ぐために、条例で実施期間や区域の制限を設けることが可能となります。

事務移譲を受けることで、地域の実情に応じた柔軟な対応が可能となり、騒音やゴミ問題などの生活環境への影響に対して、条例による制限を設けることができることは有効です。

但し、どの程度の制限が合理的かの判断が難しいのではないか。

また、市民の安心・安全な生活環境の確保と観光振興の両立を図るための制度設計が可能となる点で、地方分権改革の推進に資するものだと思います。

しかし特に、住宅密集地や学校・福祉施設周辺では慎重な対応を求めます。より適切な進め方を望みます。

さらに、事務移譲を受けるに当たっては、「必要な体制」も整えることが大事だと思います。宜しくお願い致します。

*

案件2「広域行政推進に係る諸課題について」の消防行政に係る広域連携の取り組みについては質問はしていませんが、高槻市と島本町の広域連携については、これまで公明党議員団として全力で推進してきました。

2020年12月に島本町長から高槻市長に対する「消防行政に係る広域連携の協議について」申入れがあり、2022年3月に、消防力のより一層の強化及び行財政運営への効果などを踏まえ、消防通信指令業務の共同運用に向け、地方自治法に基づく協議会の設置に係る具体的な協議のお願いとして依頼がありました。

そして、12回の協議会、10回の幹事会を経て2025年10月7日に高槻市島本町消防指令センター完成・共同運用開始となりました。

今後は高槻市消防本部に設置された「高槻市島本町消防指令センター」に両市町から入電があれば、ダイレクトに出動要請がされることから災害等、迅速な対応が可能になり、期待と高い評価をしています。

最新鋭の消防指令システム

2025年10月8日

地域住民の安全・安心を共同で守る

7日(火) 高槻市消防本部に設置された「高槻市島本町消防指令センター見学会」に参加させていただきました。

(パンフレットから) 最新鋭の消防指令システム

高槻市と島本町が消防指令事務を共同運用する当センターに最新鋭の消防指令システムを導入

火災、救急、救助事案をはじめ、激甚化・頻発化する自然災害などの様々な災害に対応可能な効率的で安定した情報共有体制を整え、地域防災の要として、新たな一歩を踏み出します。

*

指令台を見学

事案情報・地図などを4画面表示に配置し、119番通報の受付を行い、災害地点から最も早く到着できる消防隊や救急隊の編成が可能なほか、出動指令機能、無線管制機能、関係機関とのホットライン機能を有し、119番通報の受付から部隊運用まで総合的な指令完成業務を行うことができます。

(見学会から) 4画面に映し出される高槻市エネルギーセンターの煙突(約100mの位置) に設置されたカメラにより管轄区域全体を見渡すリアルタイムの映像。高槻市総合センターが鮮明に。島本町の映像も

また、エネルギーセンターの敷地内からドローンによる映像も。淀川などでの水難事故など救命具などの移送もできるとか

災害情報共有システム(DAMS) 等、大型のモニターに映し出し、大規模災害など指令室が中心に。このモニターが電動でテーブルになり、映画で見たような感覚でした。

この日はデモンストレーションも

24時間365日、日々、市民・町民の生命と財産を守る取り組みに感謝を申し上げ、今後とも消防行政に期待を寄せて

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先駆けて、設備導入前に高槻市・島本町の公明党議員団で視察も。これまで議員団として「広域連携」を推進。声がカタチに

見学会のパンフレット↓

高槻・島本公明党議員団として

2025年6月5日

高槻市島本町消防指令業務の共同運用について視察

3日(火) 吉田ただのり府議とともに、高槻市と島本町の公明党議員団として、10月から運用開始される「高槻市島本町消防指令業務の共同運用について」高槻市消防本部を視察させていただきました。(現行の通信システムを運用をしながら新システムの移行運用になります)

これからの様々な災害を憂慮する時、防災・減災の観点から広域連携の重要性に鑑み、市町公明党議員団としても全力で推進を行ってきたところです。

この日は、共同運用までの経緯や費用負担のあり方、仕組み、期待されること等ご説明をいただき、現行の通信システム等も見学させていただきました。

私の方からは、今回の経緯として、島本町から高槻市に申入れされたことから市町の公明党議員団として広域連携の推進を行ってきたこと。大阪府域の広域化等の現状を質問。淀川や北摂の山脈に囲まれる地域として、今後の広域連携のあり方に期待を寄せながら、日頃の市町の住民の安全・安心、生命と財産を守る取り組みに敬意と、これからの期待の思いを述べさせていただきました。(府内の指令業務の共同運用は21市町、広域化は27市町村と進んでいます)

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ご説明では経緯として、令和2年12月に島本町長から高槻市長に「消防行政に係る広域連携の協議について」申入れが行われました。

(消防行政におけるこれまでの協力関係を基礎として、今後一層の連携強化を図りたく、消防指令通信業務の共同運用をはじめとする消防行政の広域化をめざし、具体的な協議を行いたい)

令和3年1月の高槻市議会・地方分権推進特別委員会での消防行政に係る検討について(消防行政に係る検討について)、同年8月の高槻市・島本町広域行政勉強会(今後の進め方について)、高槻市・島本町広域行政勉強会事業連携ワーキングが回を重ね開催。

また、令和4年3月には町長から市長に、消防通信指令業務の共同運営に向け、地方自治法に基づく協議会の設置に係る具体的な協議のお願いがありました。

そして、令和7年5月までに、高槻市島本町消防指令事務協議会を9回開催されてきたことなどのご説明をいただきました。

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今回は、10月の運用開始を前に指令センターのイメージ図のご説明をいただき、現行の体制の説明、それぞれの市町で119番通報を受け、出動指令、電話による応援要請が実施されていること。

共同運用開始後は、高槻市の消防庁舎内の高槻市島本町消防指令センターにおいて119番通報を一括して受け、地域を特定したあと出動指令が行われ即座に出動。

電話による応援要請ではないため、速やかな指令で水平連携されるとのことです。

共同運用の仕組みとしては、管理執行協議会方式(地方自治法第252条の2の2第1項) 消防指令センターで両市町の災害発生状況等の情報を一元管理するもの。災害対応はこれまで通り両市町で対応します。

今後期待されることとして、共同運用の効果は、受信体制の強化、相互応援体制の迅速化、大規模災害時の充実強化など、消防体制面の他、運営費用の縮減も見込んでおり、両市町の連携強化による市民サービスの向上が期待されます。

特に、広域連携を条件とする国の財政支援について「緊急防災・減災事業債」活用を予定(充当率100%、地方交付税算入率70%)

財政面の効果では、地方交付税措置876,820千円(高槻市81.9%/島本町18.1%) が見込まれており大変、重要なことだと思います。

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【参考】

令和6年災害出動件数等比較

119番通報
高槻市(総数31,235/一日平均85.3) 島本町(総数1,773/一日平均4.8)

火災
高槻市(総数67/一日平均0.2) 島本町(総数9/一日平均0.0)

救急
高槻市(総数25,450/一日平均69.5) 島本町(総数1,610/一日平均4.4)

救助
高槻市(総数363/一日平均1.0) 島本町(総数37/一日平均0.1)

人口(令和7年人口)
高槻市(344,852) 島本町(32,297)

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資料
高槻市消防本部 高機能消防指令センター(現状)

公明党議員団を代表して

2025年3月6日

2025年3月議会 ―代表質問― 笹内議員

5日(水) 高槻市議会は代表質問の一日です。2月26日の議会初日、濱田剛史市長から、令和7年度 施政方針の発表が行われれ、このことを受けて各会派からの代表質問です。

公明党議員団からは、笹内和志議員が登壇。7名の議員団が団結し、市民の皆さまのお声を届ける力強い代表質問となりました。(以下、全文です。正式には後日、会議録に掲載されます。写真はイメージ、この日は曇りでした。)

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皆様、おはようございます。公明党議員団の笹内和志です。今、定例会で濱田剛史市長が示されました「令和7年度の施政方針」につきまして、会派を代表し私の方から代表質問をさせていただきます。

はじめに、濱田市長のこれからの決意をお伺いします。

令和7年度は、市長4期目3年目の取り組みとなります。高槻の輝く未来を創造し、3つの柱「次世代への積極投資」「成長基盤の強化」「健全財政の堅持」のもと、「大阪の高槻」から「日本の高槻」へと飛躍をしてこられました。

市政の発展と市民福祉の向上への取り組み、子育て教育、安全・安心、健康・福祉・医療、文化・芸術、にぎわい創出など。今回の予算編成につきましても、市民への「還元」など具体的な取り組みに高い評価を致します。

一方、社会問題として起こる少子化や子どもたちを取り巻く環境、2040年問題など高齢化等による扶助費の増加、刑法犯の3年連続の増加、埼玉県八潮市の陥没事故など、公共施設や社会インフラの老朽化、法定点検の有用性、自然災害等、能登半島地震から1年経過した復旧復興の状況など、本市も大阪府北部地震より被災地の経験をしたことからも、[質問①]「備えあれば憂いなし」の強い思いより、安全・安心やにぎわい創出等と同時に、未来に起こりうる課題に対して、力強く賢明に、リーダーシップを発揮しながら進めていかなければならない現状を、私たちも同じベクトルで進めていきたいと決意しており改めて、この令和7年度の市長の強い決意をお聞かせ下さい。

このあとは、各施策について、項目順に沿ってお伺いして参ります。

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先ずは【1】「都市機能が充実し、快適に暮らせるまちに向けた取組について」です。

JR高槻駅南地区のいわゆる再々開発については、中核市高槻の玄関口として、風格と魅力あるものとなるよう、市街地再開発準備組合による再整備の取り組みの支援とともに、高槻市の都市機能のあり方等も共有し、今後の展開に期待をしています。

駅周辺の公衆トイレや公共喫煙所については、市民の皆様から様々なお声を頂戴しております。誰もが快適に利用できるバリアフリートイレや、密閉型喫煙所のリニューアルに取り組まれることに期待を致します。

富田地区についてお伺いします。
富田地区の豊富な歴史・文化遺産などについては、地域住民にとっても大切なものであり特に、新たな公共施設の再編にあっては、行政と地元関係者の間でのより丁寧で粘り強い対話が重要と感じています。

また、駅周辺の利便性を、さらに向上させた本市・西部の都市拠点にふさわしい「まちづくり」についても、近年における期待は大きくなっております。

[質問②] 今回お示しになられた、富田地区全体を俯瞰した「まちづくり」の検討とは、具体的にはどのような取組となるのでしょうか、市の見解をお聞かせ下さい。また、同地区で、従前より課題とされている、鉄道の高架化やJRアンダー等の安全対策についても引き続き、大阪府への要望活動をお願い致します。

次に、まちづくりと連携した交通施策デマンド交通についてですが、山間部における、樫田地区のデマンド交通の実証実験の開始については、これまで求めてきた第一歩であり高く評価するところであります。

[質問③] 地域住民との意見交換が出発点と感じますが「持続可能で快適なまちづくり」に連動させる観点より、市として地域の課題、市域の課題をどのように分析しているのか今後、市域全体への展開をどのように考えているのかお聞かせ下さい。

次に、市営バス事業「市営バス経営戦略」についてお伺いします。

府内唯一の公営バスは、今や重要な社会インフラの一つです。高槻市営バスの永続的な事業展開を望むところであります。

[質問④] 事業を取り巻く環境の変化の現況、さらなる経営基盤の確立強化が重要なところでありますが「市営バス経営戦略」改定のポイントについて、また、2024年問題によりダイヤ改正が実施され、その後の状況について、そして今後、人材育成と確保が生命線と考えますが、具体の取り組みについてお聞かせ下さい。

次に、上下水道の耐震化と点検についてお伺いします。

安全で安心な水道水の安定供給を堅持することは、水道事業の使命と責務であります。能登半島地震等の災害状況や今後、危惧される南海トラフ巨大地震等の状況から基幹管路の重要性は言うまでもありません。

また、八潮市の陥没事故を見ても、50年以上経過する社会インフラは、私たちの生命・生活を維持する上で欠かせないものであり、5年に1回以上とされる下水道点検について検査後、3年で事故が発生したことは油断大敵だと思います。

そこで、お伺いしますが、[質問⑤]「上下水道耐震化計画」に基づく、上下水道一体での耐震化の取り組み進捗状況など、市の見解をお聞かせ下さい。

下水道施設は、排水機能の停止や道路陥没などを未然に防止することは重要であり、市民生活への影響に直結します。市は「下水道ストックマネジメント計画」等、点検調査や更新工事など、老朽化対策、地震対策等推進されていることは承知しています。

[質問⑥] 国は八潮市の事故を受け、直径2m、処理能力30万トンの下水管の緊急点検を指示されましたが、本市には、対象の管路はないとのことです。規模の違いはありますが、下水管破損による道路陥没は非常に危険で市民生活に直結します。対象の管路以外にどのような取り組みをしたのかお聞かせ下さい。

[質問⑦] また今後、国が推奨するウォーターPPPの導入を見据え、試行的な取り組みをされるとのことですが、どのようなメリットがあるのかご説明下さい。官民共同で実施され、資金や人材・技術力の強化等のメリットがあることは伺っていますが、契約は10年間という長期的な動きであることから、一度スタートすれば、負担が増したと分かっても止められないとの声も聞かれますので見解をお聞かせ下さい。

次に、水道料金の改定についてと、激変緩和措置についてお伺いします。

水道料金の改定を令和7年10月から進めるとの提案です。特に現在の物価高騰がいつまで続くのか心配される中、改定については「何が課題なのか」を市民に明確に示さなければいけません。

[質問⑧] 能登半島地震等の教訓より、基幹管路等の老朽化や耐震化の必要性・重要性は必至であります。当然、持続可能なインフラ整備は更新しなければならないし、財政的な課題は必ず伴います。また、これまでの節水型の料金体系が現状に合わず、これまで据え置きしてきたことから、貯えが枯渇する問題点があります。本市は、これまで他市と比較しても低廉な料金体系でありましたが、これまでの状況をしっかり説明し、その上で、将来世代も利用する観点からの市債のあり方、企業努力としての経営方針と今回の緩和措置を含めて進めて頂きたいと思います。これまでの水道事業の経緯と今後の取り組みについてお聞かせ下さい。

次に【2】「安全で安心して暮らせるまちに向けた取組について」お伺いします。

この度の施政方針においても、継続的かつ強力に災害に強いまちづくりに向けた取組を進められるとの方針を示されました。先ず、防災活動のサポートと人材育成、「(仮称) 危機管理センター」と防災庁の関係、貯水機能付き給水管等についてお伺いします。

防災活動のサポート活動を担う人材育成は、重要な取り組みであります。令和6年度も大規模な防災訓練が淀川河川敷で実施され評価致します。

引き続き、令和7年度も市内・南西地区での訓練実施に期待をしています。世界有数の災害発生国である我が国において、防災業務の企画・立案機能を飛躍的に高め、平時から万全の備えを行うため、令和8年度中の防災庁設置に向けた検討が始められました。

国では、内閣府防災担当の人員、予算を拡充し避難生活環境の整備、地域防災力の強化、防災DXの推進など重要課題への対応強化に加え、災害発生時には司令塔機能を抜本的に強化していく方向性が示されています。

本市では、災害時には災害対策の中枢拠点として、平常時には防災の普及啓発、研修等、自助・共助力を強化する場として活用する「(仮称) 危機管理センター」を令和7年度中の整備完了に向けて取り組むとのことであります。

[質問⑨] 国の防災庁と本市が整備する(仮称) 危機管理センターは、それぞれ、災害時、平常時とも重要な役割があり、災害対応力、地域防災力のさらなる向上を期待するところですが、国との連携を含め、(仮称) 危機管理センター整備による効果について、市の見解をお聞かせ下さい。また、災害時の飲料水の確保等、水道庁舎に貯水機能付給水管の設置や避難所である小中学校への設置に向けた検討は評価するところですが、水道庁舎に設置する貯水機能付給水管を平常時に、どのように有効活用するのか市の見解をお聞かせ下さい。

(仮称) 危機管理センターについては、平時の災害の普及啓発に、小中学校等の教育見学コースの設置や、親子でも気軽に見学できる取り組みを要望しておきます。

頻発化、甚大化する自然災害への対策についてお伺いします。

[質問⑩] 避難所トイレ、水の確保などや生活環境の整備、充実が欠かせませんが、本市の取り組みについて、お聞かせ下さい。また、多様な課題に対して、伴走型で支援する「災害ケースマネジメント」が重要だと考えますが、本市の見解をお聞かせ下さい。また、政府が閣議決定(衆院通過) した2025年度予算では、耐震改修工事の補助金を拡充する方針ですが、本市の取り組み状況についてお聞かせ下さい。

[質問⑪] 加えて、南海トラフ巨大地震が発生した際の、大規模災害後の速やかな復旧復興に向けた備えについて本市の見解をお聞かせ下さい。

消防広域連携としての消防指令事務の共同運用について、以前より要望してきた消防行政の広域連携である島本町との「消防指令事務の共同運用」が、今年10月から開始されることに、まちの安全と安心に高い期待を寄せております。よろしくお願い致します。

次に、特殊詐欺についてお伺いします。

特殊詐欺の手口は多様化し、被害者については、大阪府全体において女性の割合が69%で、65歳以上の高齢者が85%を占めています。当時のニュースでは、市内で発生した特殊詐欺被害は、2022年が91件で過去最多。被害総額は約2億2千万円で、前年の3倍超に上るとされました。

[質問⑫] これまでの経緯、対策の成果をどのように分析しているのか、今後も、市独自の特殊詐欺被害防止サポーター制度の取り組みを推進し、詐欺電話対策機器の無料貸し出し数を増加するとしていますが、対策の効果的な活動として、どのように考えているのか、お聞かせ下さい。

次に【3】「子育て、教育の環境が整ったまちに向けた取組について」お伺いします。

子育て教育の取組については、市長と同じベクトルであり、私たちも要望してきたことが実現することに、大変、高く評価しています。

この4月からの受診分から子ども医療費は「完全無償化」されることは、大阪府でも初めての取り組みであり、「給食費無償化」の継続等も負担軽減に繋がりますし、小中学校の「体育館のエアコン」は令和7年度中に設置が完了予定です。

また、不登校児童の為の「校内適応指導教室」の設置、「不登校支援員」の増員など、内容の充実により、本市で、安心して子育てができる環境が整うことに、安全・安心を感じています。また「子どもたちにとって、最大の教育環境は教員自身」と、言われるように、教員の負担軽減のため、「教員業務支援員」の配置も実現することから、支援員と業務を分担し、共に子どもたちを育んでいくことに、期待をしています。

先ずは、子ども家庭みまもりセンターについてお伺いします。

子ども保健課と子育て総合支援センターが連携しながら、充実した事業を進めてこられたと思いますが、これらの機能を統括するとのことで、[質問⑬]「子ども家庭みまもりセンター」を新設し、一層の充実を図るとのことですが、この時期に機能統括をする理由、今までの事業は継続されるのか、事業内容に変更があるのか(増減)、専門職等を含め、体制はどうなるのか、これからの取り組みへの見解をお聞かせ下さい。

子育て支援について、私たちは結婚、妊娠・出産から、子どもが社会に巣立つまで、ライフステージに応じた切れ目のない政策が重要と考えています。高槻市の未来を考えた時に、将来を担う子どもたちが、希望をもって元気に成長されることが大切です。子ども達や子育て世代が、夢と希望をもてる高槻へ、「子育て教育の環境が整ったまちに向けて」、これからも課題は多くあると思いますが、前へ進める取組を宜しくお願い致します。

次に、教育に関連して中学校の部活動についてお伺いします。

一部の種目において、休日のクラブ活動を、試行的に地域クラブに移行されます。教員の働き方改革にも繋がることで評価はしていますが、主体は生徒であり、[質問⑭] 移行に当たっての課題を、どのように整理されているのか見解をお聞かせ下さい。

次に、義務教育学校についてですが、小学校、中学校の区切りを無くした教育課程9年の新たな学校制度であります。一貫性、連続性の教育活動より、児童生徒の学力向上、豊かな人間性の育成を目指し今後、検討を進めるとのことで、意見が反映されるよう、議論をしっかり進めて頂きますよう強く要望致します。

次に【4】「健やかに暮らし、ともに支え合うまちに向けた取組について」お伺いします。

先ずは、「健康医療先進都市たかつき」の推進について、お伺いします。

令和6年2月22日、学校法人大阪医科薬科大学、一般社団法人高槻市医師会、一般社団法人高槻市歯科医師会、一般社団法人高槻市薬剤師会と市は「『健康医療先進都市』推進のための連携に関する協定」を締結され、全ての市民が健康でいきいきと、暮らすことができ、質の高い医療・介護が受けられる「健康医療先進都市たかつき」を推進するため、5者がより一層、連携し、「健康」、「医療」に関する施策のさらなる充実を図るとともに、全国に向けて、その強みや、魅力を発信していくとされました。[質問⑮] 1年が経過したところ、この間の成果や、健康課題について、どのように評価しているのか、見解をお聞かせ下さい。

次に、帯状疱疹ワクチン補助事業についてお伺いします。

特徴的に市民要望の多かった予防についての帯状疱疹のワクチン接種については、この4月から定期接種化され、国が市区町村の総接種費用の3割程度を支援する地方交付税により、接種費用の一部が公費助成されます。生活保護や非課税世帯については自己負担なし、[質問⑯] また、自己負担については、市区町村で決定でき、独自の設定を行うところもあります。本市の取組について経過をお聞かせ下さい。軽減の検討を要望しておきます。

次に、がん検診の無料継続と全世代型の取組についてお伺いします。

早期発見、早期治療に向けて引き続きの無料検診は評価致します。胃がん対策として、30歳から49歳までの成人ピロリ菌検査について、[質問⑰] 新たに20代に対象を拡大し、全世代型の総合的な胃がん対策とした理由について見解をお聞かせ下さい。

次に、国民健康保険等、マイナ保険証への移行と応答サービス(マイナカード取得率) についてお伺いします。マイナ保険証への移行については、マイナンバーカードを用いて自身で登録をする必要があります。

うまくいったのか、との不安の中で進めることもあると思いますが、移行に関して的確にできるのか、[質問⑱] 24時間対応可能な電話音声自動サービスは、どのような仕組みを考えているのか、また、マイナンバーカードの普及率は現在、何パーセントとなったのか今後、どのような普及促進をしながらマイナ保険証への移行を進めるのかお聞かせ下さい。

次に、(仮称) 地域共生ステーションについて、お伺いします。

地域住民がお互いに寄り添い支え会える社会「地域共生社会」の実現に向け、市は川添公園周辺に、そのモデルケースとなる「(仮称)地域共生ステーション」を整備します。

令和7年度は、いよいよ、PFI事業者を募集するということです。これまで地域での説明会やワークショップが行われてきた中で、[質問⑲] 市民の皆様、特に、川添公園周辺の地域住民の期待は、大変、大きいと考えます。是非、地域に愛される施設となって頂きたいとは思いますが、全国的にも今までにない、施設整備・運営の未来像について、市の見解をお聞かせ下さい。

次に、災害時要援護者支援のICT化についてお伺いします。

努力義務となっている「個別避難計画について」は、地域の関係団体と連携・協力し適切に取り組むこと。また、「誰一人取り残さない」取り組みは重要であります。

[質問⑳] 災害時要援護者の支援についての理解がどこまで進んでいるのか、高齢者等要配慮者や在宅避難者など、様々な支援ニーズに対応するため福祉の視点が重要と考えますが見解をお聞かせ下さい。また、ICTの活用を進め安否確認を実装したシステム導入を図るとされていますが、どのような仕組みで、どこまで支援体制の効果を見込んいるのか、本市の見解をお聞かせ下さい。

次に、障がい者施策の推進について、お伺いします。

[質問㉑] 障がい者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、障がい者施策を着実に推進するとしていますが、どこまでの内容を含んでいるのか、団体などの要望等は検討されているのか、など、次期計画の策定についてはアンケート調査を行うとのことです。その声の反映を期待致します。人工内耳を装着する障がい者への新たな取り組み、専用電池及び、充電器の購入費用の補助については、高く評価するところです。

さらに、令和6年6月定例会において「聴覚補助機器等の積極的な活用への支援を求める意見書」が、全員賛成で可決されました。特には、骨導聴力を活用する「骨導補聴器」などがありますが、加齢性難聴高齢者等を対象とした、補聴器購入に対する補助制度を、創設することを、要望しておきます。

次に【5】「魅力にあふれ、にぎわいと活力あるまちに向けた取組について」お伺いします。

先ずは、「Living with」 若年層の転入促進について、お伺いします。

[質問㉒] 若年層の定住促進に、これまでも取り組んでこられました。先ずは、その現状と評価をお聞きします。その上で、さらなる増加に向け、定住促進アンバサダーと、新しいキャッチコピー「リビング・ウィズ」を活用したプロモーションの展開を提案しています。リビング・ウィズは「共に生きる」と訳されますが、テーマの理由について説明を求めます。

若年層に向けては、キャッチコピーによるインセンティブが働く取り組みも魅力的だと思いますが、定住に向けては、雇用や子育て、住居、文化・スポーツなどの充実が重要であり、これまでも要望してきましたが、さらに、庁内連携の強化を図り進めて頂きたいと思います。

次に「将棋のまち高槻」の、さらなる推進についてお伺いします。

平成30年に全国の自治体としては、初めて日本将棋連盟と包括連携協定を締結し、昨年は全国初となる「将棋のまち推進条例」を制定。また、12月3日には将棋の西の聖地となる、新関西将棋会館がグランドオープンしました。

この間、アマチュア将棋大会の創設や将棋のタイトル戦の誘致、そして高槻将棋まつりや「全国将棋サミット」の開催等、「将棋のまち高槻」としての知名度は、全国的に上がっていると思います。

まさに、「大阪の高槻」から「日本の高槻」へと、飛躍を遂げる一つであると思います。

[質問㉓] 今後の「将棋のまち高槻」のまちづくりについて、どのように考えておられるのか、ソフト面も含めて見解をお聞かせ下さい。

次に摂津峡公園の観光拠点として期待しながらお伺いします。

摂津峡公園については、豊かな自然をいかしつつ、誰もが楽しむことができる北摂ナンバーワンの観光拠点となるよう要望を行って参りました。特に、芥川城の国指定を受け三好山を含む摂津峡エリアの一体化を期待しています。

[質問㉔] 今後の取り組みについては、市民の声を反映し公園一体化計画などを作成した上で、見える化など進め醸成していくことが望ましいところです。市の見解をお聞きかせ下さい。

次に、第7弾プレミアム付商品券と高槻版デジタル地域通貨についてお伺いします。

物価高騰がいつまで続くのか、日本を取り巻く環境より、政府も様々な対策を行っていますが、市独自の取り組みも未だ欠かせない状況です。その中にあって「スクラム高槻地元のお店応援券」の名のもと、経済の活性化や家計を守る取り組みに対して、第7弾の決定をしたことに、非常に高い評価をしています。

[質問㉕] また、市内の消費喚起と、継続的な地域経済の活性化を、我々も要望してきました、地域活性化のための新しいツールとして注目されている、「デジタル地域通貨」について、検討をするとしています。どのような取り組み内容を考えているのかお聞かせ下さい。

次に【6】良好な環境が形成されるまちに向けた取組についてお伺いします。

熱中症対策、市有施設のクーリングシェルター指定についてですが、近年の地球温暖化による気温の上昇、猛暑日が増加することで、熱中症のリスクは高まっています。

命に係わるため、早目の予防が重要であります。今回、市有施設に対して「クーリングシェルター」の指定をするとのこと。正式には「指定暑熱避難施設」と呼ばれ、すでに総合センターでは「ひと涼みしましょう」と、その時期には旗を挙げていますが、[質問㉖] 市有施設として、どこまでの規模と取り組み内容を検討しているのか、お聞かせ頂き、環境省が示す指針をもとに、本市も明文化し取組んで頂けることを、要望しておきます。

次に【7】「地域に元気があって、市民生活が充実したまちづくりに向けた取組について」お伺いします。

先ずは、市民協働、コミュニティの取り組み、防災活動の支援についてですが、本市がこれまで先進的な取り組みをしてきた、地域が主体のコミュニティ活動を評価致します。

現在も公民館との拡充を図っていますが、センター運営について、老朽化の対策やバリアフリーなど、施設整備の充実、地域の主体性を重視した「自由と責任」のもとでの活動支援、地域防災の、さらなる意識啓発が重要であります。今後の取り組みに期待致します。

次に、文化芸術の振興についてお伺いします。

市民一人ひとりが文化芸術に親しみ、心の豊かさを感じられるよう、各種施策を総合的に推進するとあります。中学生を招待する文化芸術鑑賞会については、文化庁の「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」メニューを活用されます。

この事業は、他にも様々なメニューが用意されており、高齢者が文化芸術に触れる機会の提供や、小さい頃から子どもたちに質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保することなど、子どもたちが、心豊かに、成長できる環境の整備など重要な取組みだと考えます。

[質問㉗] 劇場の魅力の向上、発信、文化芸術に触れるきっかけづくり、そして、市内で活動されている、文化芸術活動への支援に関する取組も必要だと考えますが、市の見解をお聞かせ下さい。

「文化の華を咲かすまち」市民憲章の一文は、コミュニティ形成の根幹であり、全世代に通じるものであります。国の補助金などを活用し、高槻城公園芸術文化劇場などで、子ども達に本物を経験させてあげられる取り組みには高い評価と、今後の継続的な活動に期待をしています。

また、民間団体などの活用で、学校体育館などでの開催もご検討願います。要望しておきます。 

次に【8】「効果的・効率的な行財政運営が行われているまちに向けた取組について」お伺いします。

先ずは、8つの将来像についてですが「1. 都市機能が充実し、快適に暮らせるまち」、「2. 安全で安心して暮らせるまち」、「3. 子育て・教育の環境が整ったまち」、「4. 健やかに暮らし、ともに支え合うまち」、「5. 魅力にあふれ、にぎわいと活力のあるまち」、「6. 良好な環境が形成されるまち」、「7. 地域に元気があって市民生活が充実したまち」、「8. 効果的・効率的な行財政運営が行われているまち」改めて、8つの将来像の実現に向けて、濱田市長には、これからも頑張って頂きたいと思います。大いに期待をしています。

次に、自治体DX、窓口業務改善、課題解決に向けてお伺いします。自治体DX推進に向けたロードマップに基づき、デジタル高槻市役所の実現、地域のデジタル化など、市民の利便性向上に資する取り組みを、計画的に進めることに期待をしています。

[質問㉘]「DX推進コアリーダー」による窓口業務の改善を、部局横断的に行い、課題解決を進めるとのことですが、人材や部局のあり方をどのように考えているのか、現状での課題整理は、どこまでできているのかお聞かせ下さい。また、引き続きになりますが、デジタルデバイド対策の拡充や高齢者のスマーフォン教室の充実も併せて要望しておきます。

次に公共建築物、合理的な施設管理についてですが、国において、公共施設のZEB化、省エネ改修、LED照明の導入、公用車における電動車の導入など、有利な財政措置がなされており、アセットマネジメントの観点からも活用の検討を加速化するよう要望しておきます。

次に【9】市政の推進に当たってお伺いします。

令和7年度の予算編成につきましては、濱田市長の思い、各部局の思い、私たちの要望等が相まって、前年度比6.4%増の予算編成とされました。併せて、昭和58年度からの黒字決算、健全財政に高い評価をするものです。

予算編成の方針については、高槻の輝く未来を創造する3つの柱「次世代への積極投資」「成長基盤の強化」「健全財政の堅持」より、あらゆる分野において、さらなる、施策の充実、市民の皆さんの意見に謙虚に耳を傾け、建設的な議論を交わし、政策の「実現」を追求する姿勢に最も高い評価をさせていただきます。

そして、予算編成内容としては、新規・拡充ともに公明党議員団として、これまで予算要望を濱田市長に提出をさせていただき、随所に反映されたことにも同様の評価をさせていただきます。

[質問㉙] その上で、前年比6.4%増の予算編成とされたことについて、歳入増があっての歳出増となるわけですが、市税の増とともに市債などは、前年比30%超となっています。歳出では民生費、教育費等が前年比増となっています。令和7年度の予算編成のポイントをお聞かせ下さい。

以上が、この度の施政方針に対する公明党議員団よりの代表質問となります。我が党は昨年、結党60周年の佳節を迎え、新たな決意で再出発を致しました。

高槻市公明党議員団は、高槻市民の福祉の向上と、安心して暮らして頂けるまちづくりを目指し、これからも粉骨砕身、精進して参りますことをお誓い申し上げまして、質問と致します。ありがとうございました。(約35分)

*

この後、濱田市長からのご答弁をいただきました。

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