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中道 新たな形態

2026年9月11日

中道勢力の拡大へ最大限協力/常任幹事会で決定

26/9/10 公明新聞

(公明新聞 2026/09/10  1面)

中道改革連合は9日、国会内で臨時常任幹事会を開き、立憲民主、公明両党の合流断念を踏まえ、中道勢力を拡大するための「新たな形態」について方針を決定した。中道所属議員は1人を除き離党した上で、新たに結成する新党への結集や公明党への再結集をめざす。次期臨時国会においては衆院で統一会派「中道」を結成する。

方針では、新党結成や公明党への再結集などを通じて「それぞれの基盤と強みを生かして、中道政治を前進させる」と強調。新たな形態への移行後も「中道政治の実現と中道勢力の拡大に向け、国会内だけでなく、政策立案、選挙活動をはじめ全ての政治活動において最大限の協力を行う」と明記した。

中道については当面、所属の国会議員1人が残って党を存続させ、清算活動を行った後に最終的な組織整理を行うとした。最終的な組織整理に当たっては、総支部長の意思を確認しつつ、政党支部の解散までの間、活動を支援するとした。

小川淳也代表は、臨時常任幹事会後に記者会見し、中道、立憲、公明3党の合流が実現しなかったことについて「私自身の力不足を含め、責任を痛感している。ご期待、ご支援をいただいた皆さまに深くおわびし、新たな形で、その気持ちに応えていく」と表明。これまでの歩みについては「49人が困難な課題に挑み、対話を重ね、一定の結論に至る過程は極めて尊いものがあり、その過程を通じて生まれた友情や信頼はかけがえのない財産だ」と振り返った。

その上で、統一会派を結成する意義について「中道改革勢力の拡大、伸長の目標、旗そのものを降ろすことはない。それが社会の平和と安定に極めて必要な大きな要素であることへの信念、確信はいささかも揺らがない」と強調。「(先の衆院選で) 1000万人以上の人が『中道』と書いた重みを背負い続けていく」と語った。

■ 公明への再結集を力に/西田幹事長

公明党の西田実仁幹事長は9日、国会内で記者団に対し、中道改革連合が中道勢力の拡大に向けた「新たな形態」について方針を決定したことを受け「再結集した公明党として、新しい出発を切りたい」と力説した。

西田幹事長は、中道への合流断念について「期待していただいた多くの国民の皆さまに責任者の一人として心からおわび申し上げたい」と改めて表明。その上で「中道政治を諦めたわけではなく(一つの政党への結集とは) 違った形で追求していく。中道政治の実現をめざす勢力の塊をつくっていくことは十分可能だ」と強調した。

中道政治の実現に向けた党の役割については「公明党は元々、中道改革を進めていこうという政党だ。その志は一切変わらず、(中道結党時に掲げた) 政策5本柱も進めていく」と力説。「より力を発揮できる体制にして、中道政治をめざす仲間を増やしていく。軸として、しっかりやっていきたい」と述べた。

■ 中道「新たな形態」について(骨子)

① 中道所属の議員は、結成する新党への結集や公明党への再結集などを通じ、中道政治を前進させる
② 次期臨時国会において、衆院会派「中道」を結成する
③ 新たな形態への移行後も、政策立案、選挙活動はじめ全ての政治活動において最大限の協力を行う
④ 中道は国会議員1名を残し、清算活動を完了した後、最終的な組織整理を行う
⑤ 中道は、最終的な組織整理に当たり、総支部長の意思を確認しつつ、政党支部の解散までの間、その活動を支援する

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政策5本柱 <中道改革連合 ホームページ

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党員、支持者の皆さまへ

■ 新たな体制で中道政治の実現へ

党員、支持者の皆さまへ

まず、中道改革連合、立憲民主党、公明党の3党合流協議が、ご期待に応える結果とならなかったことについて、ご支援いただいた党員、支持者の皆さまに心からおわび申し上げます。

衆参両院の国会議員がそろった政党になるとの中道結党時の前提が変化したことを受け、中道改革連合は政党という枠組みをいったん離れ、衆院内の統一会派という「新たな形態」で中道勢力を拡大するといった方針を決定しました。具体的には①公明系衆院議員が党を離れ、公明党に再結集する、②立憲系衆院議員も党を離れ、新たに新党を立ち上げる。その上で、③この新党と公明党が、5本柱の基本政策の合意を前提に、統一会派「中道」を組み、衆院における野党第一会派を構成し、中道勢力の拡大をめざす、というものであります。

この方針に基づき、公明党は中道に参画していた公明系衆院議員を受け入れ、衆参そろった国政政党として、また地方議員と強固なつながりを持ったネットワーク政党として体制を整え、再び大きな力を発揮していきたいと考えています。

当初描いていた体制の実現とはなりませんでしたが、中道政治の歩みを決して終わらせるわけにはいきません。中道政治の旗を、より一層高く掲げていく決意は不動です。今後、「中道」の名は特定の政党名ではなく、志を共有するすべての政党・議員に開かれた会派の名前となります。価値観と基本政策を共有できる方々と幅広く連携し、さらに大きな中道の塊をめざします。

どうか、このたびの判断にご理解を賜りますよう、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。

■ 合流協議の経過

公明党が中道改革連合に合流しないことを決めたのは、立憲が8月28日に「中道への組織的合流はしない」と機関決定をしたことに始まります。そもそも今年1月の中道結党に際し、当時の立憲内では、衆参両院議員総会で中道への合流や、その理念、政策5本柱について了承されていました。すなわち、中道への合流は立憲と公明の公党間の約束事でした。

公党間の約束を信じて協議を続けてきた公明党からすると、その約束が履行されなかったことは誠に残念であり、率直に言って遺憾です。しかし、全国の地方議員の声を受けた立憲の判断を受け入れるしかありません。

政策面でも、立憲側は平和安全法制や原発などについて、中道の政策5本柱とは相いれない主張を変えていないことが明らかになりました。このまま合流協議を延長しても、直ちにこの溝が埋まるとは考えにくいと判断しました。

また、公明党の参院議員のみが合流することも検討しましたが、その場合は、中道がほぼ公明党だけの政党になってしまい、立憲の合流も前提としていた中道所属の前衆院議員が大量に離党しかねないとの懸念も上がっていました。それでは「中道の塊を大きくする」という本来の目的から反することになります。

このような状況を考慮し、非常に残念でありますが、公明党は立憲の「合流せず」との判断を受け入れ、公明のみの合流も断念することにしました。

なお、政策の根本部分で一致が見られなかった立憲との参院での統一会派は組みません。また、一連の対応について、自民党との関係を見直すなどの検討は一切ありません。

■ 公明党として新しく出発

結党以来、中道の政治を追い求めてきた公明党がその結集軸となるとの決意は何ら揺らぐものではありません。そして確たる軸となるためには、公明党がより強くならなければなりません。今後行われるすべての統一外地方選挙に連続勝利し、来年の統一地方選挙、東北復興選挙に、党一丸となって全員当選をめざします。まずは今週末に投票日が迫っている沖縄統一選を断じて完全勝利するため、全力で戦い抜きます。皆さまにも、どうか最後の押し上げを何とぞ、よろしくお願い申し上げます。

新しく出発する公明党は、単にかつての公明党に戻るのではなく、さらに開かれた党へ、衆望を担う党へ、党改革を加速させ、中道勢力の軸として、わが国の未来への羅針盤となる決意です。

これまでの中道改革連合、公明党への温かなご支援に深く感謝申し上げるとともに、今後も党員、支持者の皆さまと力を合わせ、国民の信頼と期待に応えられるよう、誠心誠意取り組んでまいります。変わらぬご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2026年9月10日 公明党

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