“聞こえ”を支える
補聴器 毎日のケア/外したら拭いて乾燥を/故障原因は汗と耳あか
(公明新聞 2026/05/19 6面) 加齢や病気などにより、難聴になった人の“聞こえ”を支えてくれるのが補聴器です。精密機器のため日々のケアを怠っていると故障につながりかねません。適切な手入れの方法について、一般社団法人日本補聴器工業会の担当者に聞きました。
補聴器は直接肌に触れているため、汗や耳あかなどの汚れが思った以上にたまります。この汚れを放置していると内部の部品がさびたり腐食したりして故障の原因になります。
補聴器の形状は主に、耳の後ろにかける「耳かけ型」と耳の穴に収める「耳あな型」の2種類があります。いずれもケア方法は同じです。毎日の手入れを習慣化することで長持ちさせられます。基本は、外した後の「から拭き」と「乾燥」です。
まずは、めがね拭きのような柔らかい布で表面を優しく拭きます【写真①】。表面に付いた汗や耳あかを取ることで、内部への汚れの侵入を防ぎます。
次に、特に耳あかがたまりやすい「音の出口」の掃除です。補聴器を下向きに持ち、専用のブラシで軽く払い落とします【同②】。この際、つまようじなどで無理に突いたり、分解するのは、故障につながるので厳禁です。
一方、乾燥の前に行う手入れは、電池式補聴器と充電式補聴器で異なります。前者は、本体から電池を取り出して、湿気を取り除きます【同③】。後者は、本体と充電ケースの電気端子を柔らかい布や綿棒で拭きます。
最後は乾燥です。専用の乾燥ケースに入れて、内部にたまった湿気をしっかりと飛ばします。
毎日のケアに加えて、3カ月に1回程度は、購入した店舗で定期点検を受けることをお勧めします。細かな部分のクリーニングのほか、聞こえ具合の調整も無料で受けられます。
■ 置き場所決めて大切に保管する
シニア世代で補聴器に関する最も多いトラブルが紛失です。必ず置き場所を決めて大切に保管しましょう。犬や猫にかまれて壊れたというケースも後を絶たないため、ペットにいたずらされない場所を定位置に選んでください。
また、最近の補聴器は防水機能に優れていますが、それでも水ぬれには気を付けてください。万一、ぬれてしまった場合は、すぐに布で拭き取りましょう。早く乾かそうとドライヤーの温風を当てたり、電子レンジやストーブを使ったりすると、高温によって部品が変形して故障するので絶対にやめてください。直射日光に当てるのも同様です。
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令和7年10月の決算審査特別委員会において、障がい福祉に関する事項より「意思疎通支援について(民生費)」質問と要望を
“これからの社会保障の増加、生涯の健康、社会でのコミュニケーション等を考慮した場合、認知症の予防につながるならば、健康福祉部として補聴器の助成制度の検討をするべきだと思います。要望しておきます。” など公明党議員団としても要望してきました。
令和8年度施政方針大綱の重点項目より「健やかに暮らし、ともに支え合うまち」の新規事業として「補聴器の購入費用を助成」が濱田剛史市長から発表されました。詳細は後日ご案内、購入で補助された時は…
(市ホームページから) 令和8年度施政方針、(4) 健やかに暮らし、ともに支え合うまちに向けた取組から“高齢者の社会参加を支援し、認知症やフレイルの予防につなげるため、加齢に伴う聴力低下により補聴器が必要と認められた高齢者を対象に、新たに購入費用を助成します。”
