公明党の議員として街頭よりご報告 新たな政党「中道改革連合」 が結成
18日(日) 晴天の一日。公明党の衆院議員による「中道改革連合」の結党を受けて、いつもお世話になっている地域の皆さまに、公明党の議員として、街頭よりご報告させていただきました。
「頑張って」とエールを送ってくださった皆さま、ありがとうございました。
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この度、我が国の政治の安定と発展に向け、「人間」 のための中道政治を推進する政治勢力を確立するとの旗のもと、その理念を同じくする衆議院議員が参加する新たな政党「中道改革連合」 が結成されました。
現在、日本社会において、良識ある政治と社会の安定を取り戻す政治を求める声はかつてないほど高まっています。
公明党は、この期待に応え、中道改革の政策を実現する基盤をより強固にするため、今後の党の方針として、1. 党所属の衆議院議員が公明党を離党し、新たに結成された新党に参加すること、2. 今後、公明党は参議院議員および我々地方議員をもって構成し、これまで以上に地域社会と生活者に根差した政治基盤としての役割を深化させ、新党との緊密な連携の下、政治全体の構造刷新を目指すこと、そして、3. 公明党は来る衆院選で、新党を全面的に支援していくことこの3点を決定致しました。
公明党は、昨年10月に自公連立に区切りを付けた後、「中道改革の軸になる」 との大きな方針を定め、政治勢力の結集に向けた努力を続けてまいりました。
今、世界で分断と対立が進み、極右や極左のポピュリズムが台頭し、 特に国家やイデオロギーを重視する右傾化が急速に進んでいます。
我が国においても、右派ポピュリズムによる排外主義的な論調が目立ち、社会の中にあって多様な人々を尊重し、調和させていくとの考え方が軽んじられています。
そのような中にあって、 国家のためでもイデオロギーのためでもなく、「人間」のための中道政治を推進する政治勢力、すなわち「中道改革勢力」を構築することが極めて重要であります。
そこで、公明党は昨年来、立憲民主党や国民民主党、自由民主党の穏健派と言われる方々にも声をかけ、中道改革の軸となる旗印として5つの政策を掲げ、そこに賛同し、志を共にする方々の結集を図ってまいりました。
第一の柱は、「現役世代も安心できる新たな社会保障モデルの構築」です。 医療や介護、教育など、生きていくうえで不可欠な公的サービスに誰もがアクセスできる権利の保障を目指す、いわゆるベーシックサービスの考え方を踏まえ、弱者を生まない社会づくりに取り組みます。
第二の柱は、「選択肢と可能性を広げる包摂社会の実現」です。 教育の無償化拡大と質の向上をはじめ、選択的夫婦別姓制度の導入や、各分野における女性リーダー比率の向上、多文化共生施策など、多様性に富んだ包摂社会の実現を目指します。
第三の柱は、「生活の豊かさに直結する一人当たりGDPの倍増」です。豊かさのバロメーターである一人当たりGDPを政策目標にすることは、人間を手段とする経済から、人間の幸福を目的とする経済政策への転換でもあります。
第四の柱は、「現実的な外交・防衛政策と憲法改正」です。安全保障環境が厳しさを増す中、多国間対話による信頼醸成を目的とした「北東アジア安全保障対話・協力機構」を創設するなど、 紛争を未然に防ぐ平和外交や国連中心の他国間協調を推進します。
第五の柱は、「政治改革の断行と選挙制度改革の実現」です。企業・団体献金の受け皿を限定する規制強化や政治資金の透明化を図る第三者機関の創設に必要な法整備を行うとともに、「民意の反映」を重視した選挙制度改革を実現します。
今回、衆議院が急遽、解散する事態となる中、立憲民主党の野田代表から公明党の斉藤代表に「中道勢力をつくっていこう」との申し出があり、 その後、両党で協議を進め、最終的に新党を結成することで合意に至りました。
一部に選挙のための 「野合」ではないか、との指摘があります。 今回の新党結成は、あくまで「中道改革」の理念・政策に賛同する議員が、党派を超えて結集したものであります。中道改革の柱となる5つの政策に基づき、現実的な外交・安全保障や、原発を含むエネルギー政策などの基本政策を共有しており、野合との指摘は全くの的外れです。
我々の考える「中道」とは、人間の幸せを第一に、人間の生命・生活 生存を最大に尊重する考え方であり、いわば 「人間中心」 の政治を貫くことです。
具体的には、国民の生活を第一に考える 「生活者ファースト」、そして、日本の平和を守ることであります。
今、格差が広がる社会の中にあって、この格差を小さくし、より多くの方が安心して暮らせる社会を作っていく。そして、分断と対立が続く世界にあって、国際協調主義に立ち、諸外国とも健全な外交関係を築きながら、日本の安定と平和を守っていくこれが中道だと考えます。
この考え方に立ち、この度の「中道改革連合」略して「中道」の結党となりました。政治路線としては、日本の政治を正しい方向へ導く羅針盤の役割を果たすことをめざし、政治的な左右への偏りを正し、 政治の安定に寄与する、不毛な対立を避け、合意形成に貢献する、諸課題に対し、時代の変化に応じた建設的な解決策を提言するこどを基本とします。
この理念に立ち、決して、分断と対立を勢力拡大のエネルギーにするのではなく、粘り強い対話で合意形成をめざす政治手法を貫き、日本に新しい政治の流れをつくってまいります。
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公明の理念・政策がベース/西田幹事長に聞く
(公明新聞 2026/01/18 1面) 公明党が掲げた中道改革勢力の結集をめざす新党「中道改革連合」が16日結成されました。結成の経緯や意義、次期衆院選に向けた対応について公明党の西田実仁幹事長に聞きました。
■ (結成の経緯) 右傾化が進む中、公明の呼び掛けに賛同した議員ら結集
――新党の結成に至った経緯は。
公明党は昨年10月に自公連立政権に区切りを付け、「責任ある中道改革勢力の軸になる」との大きな方針を定めました。
世界各国で極端な主張を掲げる左右のポピュリズム勢力が台頭し、日本においても排外主義的な論調、さらには右傾化が進む政治状況が目立ち始める中、分断と対立を乗り越え、国民のための改革を進める中道改革勢力を結集する必要性が高まっていると考えたからです。
実際に、その理念に共鳴すると考えられる自民党のいわゆる穏健派や立憲民主、国民民主各党の政治家に声を掛け、対話を重ねてきました。
そうした中、高市早苗首相が今月召集の通常国会で衆院を解散する意向を示しました。
物価高対策を含む2026年度予算案の審議を急がなければならない中、政治空白を生む首相の判断は理解できません。しかし解散は首相の専権事項であり、解散するのであれば、われわれとして受けて立つ考えです。
国民生活を守るために中道改革勢力の結集を急ぐ必要があると考えていたところ、立憲の野田佳彦代表から「公明党が掲げる中道改革の旗の下に集いたい」との申し出がありました。
党内で協議を重ねた結果、公明党が掲げる政策5本柱に賛同する議員を結集する新党を結成するとの方針に至り、立憲の協力を得て両党で合意しました。
――新党の名称は「中道改革連合」、略称は「中道」となりました。
中道とは、人間の幸せを第一に、生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義という考え方です。分断と対立をあおり自らのエネルギーにする政治手法とは一線を画し、一人一人の生活に焦点を当てながら、多様化した価値観に耳を傾け、粘り強い対話で合意形成を図る政治理念です。
一言で言えば「生活者ファースト」の政策を実現することです。格差社会が広がる中で、その格差を是正・解消し、より多くの方が安心して暮らせる社会を構築していきます。また、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中で、平和国家としての理念を堅持し「日本の平和を守る」ことだと考えます。
――賛同を呼び掛ける政策5本柱とは。
昨年11月の全国県代表協議会で公明党は、中道改革の旗印となる政策を掲げました。① 現役世代も安心できる新たな社会保障モデルの構築 ② 選択肢と可能性を広げる包摂社会の実現 ③ 生活の豊かさに直結する1人当たりGDP(国内総生産) の倍増 ④ 現実的な外交・防衛政策と憲法改正⑤政治改革の断行と選挙制度改革の実現――です。
新党には、この政策5本柱に賛同する人に幅広く参加してもらいたいと考えています。
■ 今後も良識ある与野党政治家の参加呼び掛け
――公明党が掲げる理念や基本政策が新党に引き継がれるのですね。
その通りです。公明党の理念や政策をベースに両党で協議し、新党の綱領や基本政策を作成します。最終的な詰めの作業を行い、19日にも発表します。
中道改革連合は、日本で初めて本格的な中道改革勢力の塊となる政党です。今後も、与野党を問わず良識ある政治家の結集を呼び掛けていきます。
■「ジャパン・ファンド」創設で食料品の消費税率ゼロに
――「生活者ファースト」を掲げる新党の具体的な政策は。
基本政策については、両党の政務調査会長が中心となり、最終調整が行われています。
今、国民生活を取り巻く環境は大変厳しく、食料品や家賃の高騰などで家計は打撃を受けています。私たちはこうした状況を直視し、財源の裏付けを持った生活者ファーストの政策を打ち出すことで、社会に安心と納得をもたらしたい。格差の是正にも力を入れたいと考えています。
柱に据えるのは、公明党が提唱してきた、国の資産を一体運用して財源を生み出す「ジャパン・ファンド(政府系ファンド)」です。
税収ではない新たな財源をつくって社会保険料を引き下げ、現役世代の負担を軽減したい。食料品の消費税率ゼロもめざします。
また、災害大国・日本において防災・減災、国土強靱化を進め、国民の暮らしと命を守ります。
日本の平和を守るため、国際協調主義を掲げ、アジアの近隣の国々とも対話ができる環境をつくっていきます。
――立憲の中には、原発政策や安全保障で、公明党と価値観が異なる人もいると思うが。
新党は、公明党が掲げた中道改革理念や、これに基づく政策5本柱に賛同した人が結集します。
公明党は政策5本柱の中で、原発政策については、安全性が確認され、地元理解が得られた原子力発電所は再稼働を認めることとしています。
安全保障では現実的な政策を重視しています。集団的自衛権の行使を専守防衛の範囲内で収め、他国防衛そのものを目的とするフルスペックの行使を認めていません。
そのため、立憲の中でも、こうした理念に賛同する人たちが集まってくるということです。
■ (衆院選の対応) 公明、新党を全面的に支援、出身者は比例区から擁立
――高市首相は19日にも衆院解散を正式表明します。次期衆院選の対応は。
新党は、衆院選小選挙区では中道改革理念に賛同し、結集した新党の候補者を擁立し、公明、立憲両党が支援します。これまで公明党が候補者を擁立してきた小選挙区に、公明党出身の候補者は擁立しません。
比例区は、公明党出身の衆院議員も登載した統一名簿を作成します。名簿の登載順位は、両党幹事長を中心に協議していきます。
こうした方針の下で新党は、衆院選に向け早急に候補者の擁立作業を進めていきます。
公明党としては、日本社会に良識ある政治と社会の安定を取り戻す政治を求める国民の声の高まりに応え、中道改革の軸として国民生活優先の政策を実現する基盤をより強固にするため、中道改革勢力を結集する新党を全面的に支援します。
――今後の公明党は。
公明党所属の衆院議員は、国政において中道改革の軸を確立するため、公明党を離党し、新たに結成される新党に参加します。
今後の公明党は、参院議員および地方議員をもって構成されます。公明党は「大衆とともに」の立党精神を胸に、国会議員と地方議員のネットワーク力を生かし、数多くの政策を実現してきました。
こうした政策実現力は変わりません。むしろこれまで以上に、地域社会と生活者に根差した政治基盤としての役割をより深化させ、新党と緊密に連携し、政治全体の構造刷新をめざします。
