生活者ファースト貫き、日本の平和を守り抜く/斉藤、野田氏が記者会見で発表
(公明新聞 2026/01/17 1面) 公明党の斉藤鉄夫代表は16日午後、衆院第1議員会館で、立憲民主党の野田佳彦代表と共同記者会見を開き、中道改革勢力の結集をめざす新党の名称を「中道改革連合」と発表した。
席上、斉藤代表は党名に冠した中道について「生活者ファーストと日本の平和を守ることだ」と強調した。
■ 総務省に設立を届け出、略称は「中道」
両党は同日午前、総務省に新党の設立を届け出た。略称は「中道」。
記者会見で斉藤代表は、新党の結成に当たり「公明党は昨年10月に連立政権に区切りを付けて以来、『中道改革の軸になる』という大きな方針を立てた。今回、その塊として中道改革連合をつくることができ、大きな一歩を踏み出したという気持ちだ」と述べた。
党名については「生活者ファースト」「日本の平和を守る」との思いを込めたと述べ、「社会に広がる格差を解消し、多くの方が安心して暮らせる社会をつくっていく。防災・減災、国土強靱化を進め、暮らしと命を守っていく」と力説。また、「分断と対立が続く世界の中にあって、国際協調主義で、近隣の国々と対話によって友好関係を保ち、安定と平和を守っていく」と説明した。
新党の綱領や基本政策については19日にも発表するとし「われわれは、全世代型の社会保障を訴えてきた。具体的な財源を示しながら、消費税の軽減税率や社会保険料を引き下げて、現役世代を応援する政策を打ち出したい」と表明した。
一方、野田代表は、基本政策に関して「公明党が『中道改革の結集の軸をつくっていきたい』という中で、五つの考え方の柱を出した。その柱をベースに詰めの協議をする」と述べた。
高市早苗首相が19日にも正式表明する衆院解散・総選挙について斉藤代表は、物価高が続く中で「暮らしにとって非常に大切な時期に解散することは、国民生活をないがしろにするものだ」と指摘。その上で「分断と対立を政治的エネルギーにする風潮の中で、中道勢力を日本政治の真ん中に置くことが重要だ。生活を守り、平和を守る意味で、中道の塊をつくる第一歩になれば、意義ある選挙になる」との考えを示した。
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中道の政治勢力を大きく/理念に共感・賛同する人結集
(公明新聞 2026/01/17 2面) 16日に配信されたユーチューブの公明党サブチャンネルで、斉藤鉄夫代表は、公明、立憲民主両党の衆院議員がそれぞれの党を離党して新たに参加する新党「中道改革連合」を結成した経緯や意義などについて語りました。動画の内容(要旨) を紹介します。
――新党結成の経緯は。
昨年、自民党との連立政権を離脱して以来、公明党が中道改革の軸になると申し上げてきました。不安定化する日本の中で、中道の政治勢力を大きくしなければ大変なことになるという思いがあり、「『中道の塊』に集まって来てください」と自民、国民民主、立憲民主の各党に話してきました。
――立憲と組むのをめざしたのではなく、中道に共感できる政党に呼び掛けたということですか。
そうです。公明党が掲げる中道主義の五つの政策に賛同する人を集めたいということで、今回、立憲民主、公明両党の衆院議員が離党して新しい中道の塊をつくります。
■ 日本政治より良く平和国家をめざす
――一部で選挙のためとの声もありますが。
選挙のためでは全くありません。新党結成は衆院選が早期に行われることがきっかけになったとは言えますが、目的は日本の政治を良くするため、平和国家としていくためです。
――両党の政策の違いについては。
例えば、公明党が作った平和安全法制は、日本の安全保障上で大きな役割を果たしています。平和安全法制と原発の再稼働を認めることも五つの中道政策の柱に入っています。その理念に賛同する人が集まってくるということです。
■ 参院議員と地方議員で公明存続
――新党結成で公明党はなくなるのですか。
公明党はなくなりません。今回、衆院議員が離党して新しい党に参加しますが、残った参院議員や地方議員はそのまま公明党です。
――現政権に対する認識は。
今の政治状況に危機感を持っていますが、高市早苗首相を否定したり、足を引っ張りたいなどとは思っていません。言うべきことは言い、サポートすべきことはサポートします。例えば、中国との関係で踏み込みすぎた発言があった際も、公明党は国益を守る意味で頑張ってきました。
■ 綱領、政策は公明案がベース
――公明党の支持者への理解は得られますか。
新党には立憲民主党を離党し、公明党が11月29日の全国県代表協議会で示した中道改革の旗印となる五つの政策の柱に共鳴して入ってきます。近く発表する新しい党の綱領も、公明党が示したものがベースとなってできています。
極右・極左の台頭、対立と分断をあおる手法ではなく、皆さんの暮らしに着目して合意形成を図る中道の考え方が、今いかに大切か。このことをしっかり訴え、ご理解を頂きたいと思っています。
――最後に公明党代表として一言を。
中道の塊となる新しい党に移った時、私がどのような立場になるかは分かりませんが、これからも日本の平和と繁栄のために頑張りたいと決意しています。