高槻市の公式LINEメッセージに届いた記事から
(高槻市の公式LINEメッセージから) 皆さま、こんにちは。公明党・高槻市会議員の吉田あきひろです。
高槻市からLINEメッセージが届きました。「10月1日から 水道料金を改定します」の記事。~災害に強い水道の実現を着実に進めるため~
ただし、物価高騰下における負担軽減策として、令和7年10月から令和10年3月までの2年半の間は、基本料金を段階的に改定する激変緩和措置*を実施します。
*激変緩和措置について
水道事業は、皆さまからいただく水道料金収入によって経営している独立採算制の公営企業ですが、今回の激変緩和措置は、市の物価高騰対策として、その費用を全額市が負担(一般会計が負担) するものです。
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私は、昨年12月定例会の一般質問において、「高槻市水道事業の将来にわたる安定経営に向けて~蛇口から水が飲めるあたりまえを続けていくために~」のタイトルで水道部(2024年12月19日) に質問と要望をしました。
水道料金改定に至るまでの背景(大規模災害・施設の老朽化、耐震化等) や経緯、問題点や課題の整理など。
蛇口から水が飲めるあたりまえを続けていくためには、水道管の強靭化への資金不足が見込まれることから料金の見直しにつながっていること。しかし、現状の物価状況を勘案すると、できる限り負担軽減を図れるよう、市としての経過措置(激変緩和) の導入の検討を要望
また、水道事業は、独立採算の公営企業ではありますが、高槻市の施策として、コロナ禍や物価高騰対策として、市民全般に関わることから私たちも要望し、一般会計を活用して水道基本料金の無償化をこれまで5回に渡り実施してきたことも大きな実績です。
詳しくは「吉田あきひろのごきんじょニュース」や「高槻市水道部のホームページ」をご参照願います。
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さて、改定される水道料金については、令和7年10月から令和8年3月までは、従量料金(使用水量に応じて支払う料金) のみの値上げになります。
例えば、25立方メートル(モデルケースとして大人2人と子ども2人の4人家族) の使用水量の場合、改定前の3,175円が3,405円で230円の値上がり
令和8年4月から令和10年3月までで、基本料金改定額の1/2を値上げ、同モデルケースでは3,505円で330円の値上がり。令和10年4月から残り1/2を値上げし3,605円で430円の値上げとなります。
ちなみに、大阪府(人口878万人)平均3,506円(令和7年1月末現在・改定予定含む) でみると、本市の令和10年4月3,605円と比較すると99円上回り、中核市(人口20万人以上) 平均3,869円に対して265円下回ります。(左表は市ホームページからイメージ)
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10月から料金改定(値上げ) になりますが私は今後も、(水道部としての) 企業努力を徹底し、負担軽減を図りながら、施設の強靭化と安定経営を確立し、どのようなことがあっても安全で安心して蛇口から水が飲める、あたりまえを続けていただけるようお願いをして一般質問をまとめました。
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気になるのはQ. 今後も料金改定を行う予定があるの?
市ホームページには、A. 今回の料金改定で今後10年程度は資金が確保できると見込んでいますが、それ以降については、人口や水需要の動向、水道施設の更新等の進みぐあいなど、その間の経営状況を総合的に検討する中で、再び料金改定が必要になると考えています。
できる限り次の改定を先送りできるよう、または改定率を抑えられるよう、今後も効率的な経営に努めてまいります。