朝の交差点で確認を 小さな声を聴くチカラ
金曜日の朝は登町交差点からスタート。
昨日からの市民相談を、交差点で相談者とお会いし、ゴミ置場の現地確認。地域の防災拠点、避難所の提案もさせていただいたところです。
2025年5月16日
朝の交差点で確認を 小さな声を聴くチカラ
金曜日の朝は登町交差点からスタート。
昨日からの市民相談を、交差点で相談者とお会いし、ゴミ置場の現地確認。地域の防災拠点、避難所の提案もさせていただいたところです。
2025年5月16日
APD(聴覚情報処理障害) やLiD(聞き取り困難症) に理解を
APDで不安を抱える小学生の保護者から市民相談をいただきました。
「聞こえているのに、言葉が聞き取れない」
APDとは(auditory processing disorder) 聴覚情報処理障害のこと。
通常の聴力検査(静かな場所での検査) で「異常なし」と診断されることが多いが、騒がしい場所や早口の人の会話が聞き取れない、2つの言葉を同時に聞くと処理できないなど。
語音聴力といい、日常会話で使われる言葉(「ア」や「カ」など) を、特定の音量で聞かせて、どれくらい正確に聞き取れているか調べる検査があります。
ご相談では「多くの声が飛び交う学校生活の中などで、補聴器があれば・・・」(時には70dbにもなるよう)
補聴器は高額、難聴児特別補聴器購入費助成事業があるのに、専門医による診断書があっても五音聴力は助成対象になっていないことが課題だと感じます。(難聴児特別補聴器購入助成事業の対象は、子どもで30db以上が軽度難聴)
そもそもは大阪府の事業、高槻市の関係機関に、同じ思いで寄り添っていただきながら調査を。
相談者をはじめ、APDの子ども達らを守っていきたい。調査を開始し、公明新聞の記事等から、相談者と一緒に学ばせていただきました。
*
(4月22日 公明新聞) 聞こえているのに、言葉が聞き取れない–。聴力検査では異常がないにもかかわらず、会話が理解できず悩んでいる人たちがいる。
APD(聴覚情報処理障害) やLiD(聞き取り困難症) と呼ばれる症状だが、まだ診断基準は確立されていない。
当事者家族から相談を受け、対応に当たってきた党宮城県本部(代表=庄子賢一衆院議員) は今月3日、「APD講習会」を仙台市内で開催した。
当日の模様を、東北大学病院の香取幸夫副病院長の講演や当事者家族の話を再構成して紹介する。
■ 東北大学病院・香取幸夫副病院長の講演=要旨
■ 確立されていない診断基準、本人の状況把握して対応
音や言葉は空気の振動として外耳から中耳、内耳へと伝わる。内耳の蝸牛で電気的な興奮に変換されて、神経から脳に達する。耳で“加工”され脳で聞いているのだ。
APDやLiDは「音」が聞こえるため、通常の聴力検査で「異常なし」と診断されることが多い。耳から入った音の情報を脳で処理する際、何らかの障害が生じる症状と考えられるが、診断基準や治療方法が確立されていないのが現状だ。
主な症状は<騒がしい場所や早口の人の会話が聞き取れない><聞き間違いが多い><複数人との会話が難しい>など。
「聞き取り」には音に対する注意力、聞こえた音を言葉として保持する記憶力や精神的な安定が必要だ。聞き取りにくさを考えた上で、聞き取りやすくするための環境を調整してほしい。学齢期であれば教室の座席の位置を前にしたり、社会人なら電話を受けない仕事にするなど、その人に合った対応が望ましい。
また、補聴器やスマホなどの文字音声化アプリといった補助道具も有効な場合がある。まずは家族や学校、職場など周囲が本人の状況を把握し、理解することが大切だ。
大人には読み書きの能力が備わっている場合が多く、文字情報の提示が有効だ。学童期では、言語発達の遅れの一因とも考えられるので、疑わしい時は、耳鼻科を受診してほしい。
■ (当事者家族 齋藤さん一家の場合) 総合病院で検査して判明、学校の配慮や支援が重要
2年前、齋藤光一さん、妙美さん夫妻は長女・美咲さんの「聞こえ方」に違和感を感じた。
当時、美咲さんは小学2年生。普通に家族と話し、友達と遊んでいた。ただ学校では、エアコンや雨の音が大音量に感じ、先生や友達の話が“ぼやけて” 分からなくなるという。
光一さんは「APDかもしれない」と考えた。新聞でAPDを知っていたからだ。最寄りの耳鼻科へ美咲さんと赴くと、医師は「APDは詳しくないが学会で聞いた」と答え、小児耳鼻科の第一人者がいる総合病院へ紹介状を書いてくれた。そこで言語や脳波などを検査した結果、APDと診断された。
診断結果を美咲さんが通う小学校に伝えると状況を理解し、難聴学級でも学べるようになった。先生の声を、マイクから送信機を通じて耳に付けた受信機でクリアに聞ける補聴援助システム「ロジャー」も使用できた。
昨年、光一さんの転勤で一家は秋田市から宮城県白石市へ。転校先に難聴学級はないが、秋田市の小学校から紹介状が送られ「教室では先生の話が静かに聞ける席に」など配慮された。
また、聴覚支援学校の教員が同校を訪問し“APDの人の聞こえ方” を再現。大型スピーカーを教室に持ち込み、“美咲さんが感じている重低音”を流し「聞き取りの困難さ」を教員、児童に伝えると理解が広がった。
美咲さんは聴力検査では異常がないため、聴覚障害の認定が受けられず、支援機器の購入費が補助されない。
ロジャーの購入には約30万円かかる。そこで3万円ほどのイヤホンとマイクが付いた無線機を代用。美咲さんにとっては先生の話をイヤホンでストレートに聞け、話も理解できるという。
スクールカウンセラーから「美咲ちゃんと同じく困っている子を何人も知っている」と聞いた光一さんは「APDに気付かず悩んでいる人も多いのでは」と指摘。「症状を伝えるパンフレットやチェックシートを地域の耳鼻科に置いてもらうなど身近なところから理解を広げてほしい」と願っている。
■ (学齢期の子どもへの対応例)
・ 話しかける前に「○○ちゃん!」と呼び掛けたり肩をたたき注意を向ける ・ 短い文でゆっくり話しジェスチャーを交える ・ 何かをしながら話をしない。話すときは相手に集中する ・ 表情豊かに話す ・ 文字や絵を提示しながら話す ・ 必要があれば補聴器等のツールを使う ・ 聞き取りやすく見やすい座席にする ・ 聞き取れないことを怒らない
2025年5月16日
「この先 自転車・歩行者専用道路」の啓発看板を設置
この道路は里道・水路として管理されているところです。
道路交通法では、自転車・歩行者専用道の標識が既設されいますが、自治会関係者のお話しによると、2箇所とも高位置にあることから自動車運転手が見落としてしまい、間違って進入してしまうようです。
相談者と現地を確認し、担当課に相談。
迅速な対応により、啓発看板の設置ができました。相談者から喜びのメール。関係者の皆さま、ありがとうございました。(№904 沢良木町)
最近、交通事故のニュースをよく見ます。交通ルールを守り、交通安全をみんなで守りましょう。