「太陽の塔」重要文化財へ
審議会、指定巡る議論大詰め/国と府で公明が強力に推進
(14日 公明新聞) 1970年に開かれた大阪万博のシンボルで、大阪府吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」について、国の重要文化財(重文) 指定を巡る文化審議会の議論が大詰めを迎えている。
公明党はこれまで、国と地方の議員ネットワークを生かし重文への指定を強力に推進してきた。
太陽の塔は、大阪万博の後も代表的なレガシー(遺産) として多くの人に親しまれ、2020年には国の登録有形文化財に認められた。
その直後から、公明党では三浦寿子府議(当時) が中心となり、府に対して重文への指定を繰り返し訴えてきた。
今年2月には、党文部科学部会長の浮島智子衆院議員と党大阪府議団のメンバーが、文化庁で重文への早期指定を求める都倉俊一文化庁長官宛ての要望書を提出。
国会でも同月の衆院予算委員会で山崎正恭氏が石破茂首相に要望したほか、3月の衆院文科委では、浮島氏の質問に対し阿部俊子文科相が「審議会での審議に向け、しっかり準備を進める」と答えていた。
文化審議会は近く、文科相に答申する見通し。
浮島氏は「重文指定が実現すれば、大阪の活性化へさらなる貢献が期待できる」と語っている。
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太陽の塔は、1970年大阪万国博覧会のシンボルとして、芸術家の岡本太郎が設計した塔。
塔の3つの顔(黄金の顔、太陽の顔、黒い太陽)は、それぞれ過去、現在、未来を象徴し、人間の尊厳と無限の進歩、発展を表現されたという。
当時、私は10歳、家族とともに四条畷の自宅から電車・バスを乗り継いで何回も行った思い出があります。
三波春夫さんの♪世界の国からこんにちは♪ を口ずさみながら「月の石」を観るために何時間かけて並んだことでしょう。太陽の塔は、子ども心にビックリ、今でも岡本太郎さんの名言「芸術は爆発だ」は、忘れられません。
大人になって家族ができても、エキスポランドや万博記念公園で一家団らんの時間を過ごしながら太陽の塔を観るたびに感動してきました。
今後、国の重要文化財に指定されることを大いに期待をしています。
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また現在、開催されています「EXPO2025 大阪・関西万博」の無事故、大成功をご祈念しています。