デマンド交通が実証実験へ
地方議会ジャーナル 皆さまの声をカタチに 三井泰之 高槻市議
(21日 公明新聞「地方議会ジャーナルより) 大阪府高槻市樫田の山間地域で今年秋、地域を巡回するデマンド交通の実証実験が実施されることになり、住民から喜ばれています。
実証実験は10人乗りのワゴン車を使用。
バスと同程度の利用料金で、事前予約に応じて運行する仕組みです。
この実証実験の結果を踏まえて、本格的なデマンド交通導入の可否が決まる予定です。
同地域では市営バスが運行されていますが、本数が少なく、住民ニーズとバス路線のダイヤ合わず、利用者の減少が続いていました。
私(三井市議) は2019年9月定例会で、この問題に触れ、持続可能な公共交通の検討を提案。
住民アンケートや意見交換会の実施も推進しました。
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三井市議が一般質問された3年後。
私(吉田あきひろ) が暮らす地域の声(要望) を受けて、勉強会を経た上で、私も、2022年3月定例会(25日) において、「持続可能な公共交通について」をテーマに、その声を届けさせていただきました。
(ご相談いただいた皆さまも、当日はライブ中継で傍聴していただいたようで大変、喜んでおられました)
交通部、都市創造部のご答弁のあと、濱田剛史市長より「本市は、鉄道駅から市内各地域へ放射状のバスネットワークが市営バスを中心に形成されており、これまで市民の足として本市の発展を支えてきたと認識をいたしております。
昨今、人口減少や少子高齢化などによりまして、公共交通を取り巻く環境は大きく変化をいたしておりますが、このような状況下にありましても、市民の日常生活を支える市営バスを核とした公共交通を将来にわたり維持できるよう、様々に検討を重ね、高齢者や子育て世代など、あらゆる世代の方々に安心して暮らしていただけるよう取り組んでまいります。
また、公共交通というものを考えるとき、重要なのは、公共交通といいますのは、市民の移動手段を確保するために必要不可欠な公共インフラだというところではないかと思っております。
高槻の公共交通体系は、これからの市民生活、そして、地域経済を支えるための全国的なモデルとなるよう、そんな意気込みで、今後、鋭意取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。」とご答弁をいただきました。
今回のデマンド交通の実証実験を大いに期待し、さらなる市域への展開を心待ちにしています。