水道をご利用のみなさまへ
水道料金ってどんなことに使われるの? 水道管の耐震化は進んでいるの? お答えします。
たかつきDAYS12月号と一緒に「水道をご利用のみなさまへ」高槻市水道部から「Q&Aチラシ」を配布。
意外と知らない!?「水道」のこと <市ホームページ
表紙には、Q.水道藤料金ってどんなことに使われているの? 水道の耐震化は進んでいるの?
Q.水道藤料金ってどんなことに使われているの?
3人家族の場合 1か月に使う水の量は…
230L×3人×30日=20,700L およそ20立方メートル 水道料金は1か月2,200円(メーター検針や料金徴収にかかる経費抑制のため実際は、下水道使用料とあわせて2か月ごとの請求 水道料金4,840円+下水道使用料3,931円=8,771円)
《他市と比較》
高槻市 2,200円 茨木市 2,200円
豊中市 2,270円
豊中市 2,270円
池田市 2,500円
摂津市 2,525円
吹田市 2,550円
箕面市 2,667円
A. 水道料金使い道(概ね) 2,200円
733円 水道広域水道企業団から水道水を購入する費用(高槻で使う水道水の約7割)
448円 水道水をつくって届けるための費用
282円 人件費
737円 水道管を地震に強いものに取り替えるなど施設を整備する費用
Point!
水道料金が減ってきています(水道事業は、税金ではなく、皆さまからの水道料金収入で運営しています)
H22 58億円 → R2 52億円 → R12 45億円
人口減少に加え、節水機器の普及やライフスタイルの変化により、水の使用量が減っています。そのため、施設整備をまかなう水道料金収入が年々不足してきています。
(水道部では) 経営改善の取り組み事例
職員数の削減 (H14 1992年) 208人 → (R4 2022年) 87人 半数以下に
受水場や配水施設の統廃合 (H6 1994年) 25施設 → (R4 2022年) 17施設 過剰な施設の保有とならないように
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Q. 水道管の耐震化は進んでいるの?
水道管は地中にはりめぐらされています。地震などの災害が起きると、水道管が壊れて蛇口から水が出なくなることがあります。市では、その対策として、古い水道管を地震に強い「耐震管」に取り替える工事を進めています。
(高槻市の水道管の長さ 全長1,075km 高槻市から札幌市までの距離と同じくらい)
A. 災害時に断水・濁水の影響が大きい管を優先して耐震化を進めています。
被害を受けると断水の影響が広範囲となってしまう大きな管路=基幹管路
耐震適合率(R5年度 全長73.36km) 55.7% R12年度目標は70%
(R4年度比較) 全国平均42.3% 大阪府平均51.0% 高槻市54.2%
災害時に特に水を必要とする拠点病院や救護所などに至る管路=重要給水施設管路
耐震適合率(R5年度 全長33.34km) 78.2% R12年度の目標は100%
「耐震管」のしくみ
地震が起きても地盤の動きに合わせて管が動くため抜けにくい 〇
「耐震」でない管だと 地震が起きると 大きな力がかかると抜けやすく漏水してしまう × (H30年6月 大阪府北部地震 大阪広域水道企業団の水道管破損により被害 下田部町)
Point!
水道施設の更新にかかるお金が増えてきています
これまで (H22) 2012~(R5) 2023年度 約215億円
これから (R6) 2024~(R17) 2035年度 約411億円
水道管をはじめ水道施設の多くは高度経済成長に整備されたため今後、続々と老朽化した古い施設が増えていきます。さらに、物価高騰の影響もあり、更新や維持管理にかかるお金が大きく増えています。
このままだと令和17年度には 約132億円 足りなくなります
→ 更新財源の確保 大規模地震が発生した時にも、安定して水道水を供給できるよう、着実に水道管などの施設の更新・耐震化を進めていきます。
そのため更新財源(水道料金や企業債) の確保が必要です。
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令和6年5月「将来にわたる安定経営に向けて」=学識経験者や市民代表による審議会から「答申」を…
3つのポイント
1. 水道管の強靭化 計画的に地震に強い新しいものへ
2. 水道料金の見直し できるだけ早期に見直しの検討を
3. 企業債の借り入れ 借り入れの検討を
この答申を受けて、市では現在、具体的な検討を進めています。