衆院選を終えて 政治の信頼回復の先頭に立つ 希望の未来は、実現できる
第50回衆院選挙の投開票が行われました。多くの皆さまに真心のご支援を賜り、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
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(28日 公明新聞一面より) 27日に投開票された第50回衆院選は、公明党が擁立した4小選挙区(東京29区、兵庫2区、同8区、広島3区) で劣勢をハネ返し、激戦を突破。
埼玉14区の石井啓一代表は惜敗した。比例区では、18議席以上の獲得が確実。自民、公明の与党両党は過半数(233議席) に届かないことが確実な状況となった。
今回の衆院選で公明党は「希望の未来は、実現できる。」と掲げ、徹底した政治改革や国民の暮らしを守る政策実現に総力を挙げると訴えた。超短期決戦の中、昼夜を分かたず献身的なご支援をいただいた党員、支持者ならびに創価学会員の皆さまに心から感謝を申し上げます。
新たな区割りとなった東京29区の岡本三成氏は執念の拡大で逆転勝利。兵庫2区の赤羽一嘉氏、同8区の中野洋昌氏は最終盤の追い上げで大激戦を制した。広島3区の斉藤鉄夫氏も激戦を突破した。
一方、北海道10区の稲津久氏、埼玉14区の石井代表、愛知16区の犬飼明佳氏、大阪3区の佐藤茂樹氏、同5区の国重徹氏、同6区の伊佐進一氏、同16区の山本香苗氏は党員、支持者の昼夜を分かたぬ懸命な支援で最後まで追い上げたが及ばず惜敗した。
比例区は北海道ブロックの佐藤英道氏、東北ブロックの庄子賢一氏、北関東ブロックの輿水恵一、福重隆浩の2氏、南関東ブロックの角田秀穂、新人・沼崎満子の2氏、東京都ブロックの河西宏一氏の当選確実の報が届いた。
東海ブロックの中川康洋、新人・西園勝秀の2氏、北陸信越ブロックの中川宏昌氏、近畿ブロックの竹内譲、浮島智子、鰐淵洋子の3氏、中国ブロックの平林晃氏、四国ブロックの山崎正恭氏、九州・沖縄ブロックの浜地雅一、吉田宣弘、金城泰邦の3氏も激戦を制した。
東京都新宿区の党本部内の開票センターでは、党幹部が全国の開票状況を見守った。西田実仁幹事長はテレビの中継番組に出演し「党員、支持者、創価学会員の皆さまの奮闘に御礼を申し上げます」と謝意を述べた。
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|| 主張 || 衆院選を終えて 政治の信頼回復の先頭に立つ
(28日 公明新聞「主張」より) 自民党派閥の政治資金問題によって国民の政治不信が渦巻く中、今回の衆院選は、本当に厳しい戦いであった。
さらに、1日の石破茂内閣の発足から26日後には投開票という日程は戦後最短となった。この短期決戦にもかかわらず、地域を駆け巡って票拡大に取り組んでいただいた全国の党員、支持者、創価学会員の皆さまに対し、心から深く感謝を申し上げます。
公明党は、この激戦によって勝ち取らせていただいた勢力で、最大の公約である政治の信頼回復のための改革を何としても成し遂げる決意を固めている。
衆院選は政権選択の選挙だ。しかし、野党は政権をめざすと訴えながら政権の枠組みさえ示すことができないまま選挙戦に突入。さらに最大野党の立憲民主党は、野田代表はじめ多くの幹部が名を連ねていたかつての民主党政権時代に、非現実的だったために破綻した公約を再び掲げた。また、民主党政権は公明党が提出した政治改革法案を廃案にした事実があることも忘れてはならない。
いま求められる政治は何か。少子高齢社会への対応、大規模自然災害への対策、賃上げを進めるための経済活性化、さらには厳しさを増す国際安全保障環境への対処などに腰を据えて取り組み、着実に政策を進める政治である。
公明党は政策実現政党として存在感を示してきた。この姿勢は今後も貫く覚悟であり、まずは衆院選で示された民意に沿った政治改革の断行に取り組む。
先の国会では政治資金に関し、いわゆる連座制の導入で政治家の責任を明確にし、第三者機関によるチェック体制も構築した。これからは、第三者機関の詳細な制度設計の他に、さらなる改革に挑む考えだ。
この改革への取り組みとともに、選挙公約である物価高の克服、公教育の再生、高齢者の支援、防災対策の強化、活力ある地域の実現、国際平和の主導、そして、女性と若者に光を当てることで新しい時代を切り開いていきたい。