ここが聞きたい! 公明党
(17日 公明新聞より)
■「大衆とともに」の立党精神を胸に“衆望”に応える
Q なぜ公明党が結党されたのですか?
A 公明党の結党は60年前の1964年11月17日です。
当時の政界は、主に大企業に支えられた自民党と、労働組合が中心の社会党という2大政党が対峙していました。一方で、多くの庶民・大衆は政治から置き去りにされていたのです。
こうした中で「庶民の声を代弁する政党、政治家はいないのか」という庶民の願望や期待、すなわち“衆望”を担って誕生したのが公明党です。
結党時の綱領で「あらゆる階層のいっさいの民衆を包含しうる大衆政党」と強調しているのも、庶民・大衆の利益を第一に考える政党が存在していなかったことを示しています。
Q 立党精神は「大衆とともに」でしたね。
A 立党精神の淵源は、62年9月13日、公明党の前身である公明政治連盟の第1回全国大会における、党創立者の池田大作・創価学会第三代会長の講演です。
「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との指針は、現在の綱領にも明記されており、不変の立党精神として公明党の原点となっています。
Q 衆望に応えるための具体的な取り組みは?
A 最も象徴的なのが、福祉を政治の柱に押し上げたことです。
結成大会の写真を見ると「大衆福祉の公明党」とのスローガンが掲げられています。ところが既成政党からは「政治は慈善事業ではない」と嘲笑されました。
これに対して公明党は、貧困や病気などで苦しんでいる人を救うのが政治の役割であるとして、福祉の充実を訴え続けました。今や、どの政党も福祉すなわち社会保障を政策の柱に掲げ、国政の最重要課題になっています。その先駆けとなったのが公明党です。
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■ 暮らしの最前線で課題を見つけ政策化し解決に取り組む
Q 公明党がアピールする「小さな声を聴く力」とは?
A 暮らしの最前線に足を運び、名も無き庶民の訴えに耳を澄まし、課題を見つけ出して解決に取り組む公明党ならではの持ち味のことです。
公明党の所属議員は、国会議員と地方議員を合わせて約3000人。その一人一人が地域にアンテナを張り巡らしています。住民相談や市民相談は議員活動の柱です。
さらに、党青年委員会による「ユーストークミーティング」や政策アンケート
「ボイス・アクション」、党女性委員会の「ウイメンズトーク」など、若者や女性から意見・要望を直接受ける取り組みも活発です。
Q 声を聴くだけなら他党でもできそうですが。
A 公明党には、受け止めた声を政策に練り上げ、実現する力があります。
地域の課題は地方議会で、国政の課題は国会で取り上げ、他党との合意形成を粘り強く進めて政策実現につなげる。それが公明党の強みです。
Q 小さな声から政策実現につなげた事例は?
A 地方議会を含めて枚挙にいとまがありませんが、一例として、さい帯血移植の普及があります。へその緒と胎盤に含まれるさい帯血は、白血病などの治療に有効なのですが活用されていませんでした。
そこで、さい帯血移植の保険適用と公的さい帯血バンクの設立を求めるボランティア団体の代表である一人の女性が、数多くの国会議員に声を掛けたのですが、協力は得られませんでした。
しかし、公明党だけが訴えの重要性を認め、党を挙げて署名活動などを展開して政府に強く要望。保険適用と公的バンク設立が実現し、今では日本の年間移植件数は世界最多となり、多くの命を救っています。