あきひろ日記 国交省の気象庁情報など「防災の日」に考える
史上最強と言われた台風10号は、1日午後0時ごろ、熱帯低気圧に変わったとニュースは伝えています。
8月最後の週から台風の影響で九州方面等、雨や土砂崩れなどで被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げます。
(非常に強い台風10号は、28日17時現在、中心気圧が935hPa、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルで、屋久島の西の海上を北へゆっくりと進み、鹿児島県の大隈地方が風速25メートル以上の暴風域に入りました)
そして、ゆっくりと日本縦断かと日本中が心配されたと思います。さらに、線状降水帯の発生や雷雨、土砂崩れなど警戒が必要とのことです。
奇しくも昨日(1日) は「防災の日」地震や台風などの自然災害が頻発しており、この日をきっかけにご家庭での防災対策について見直してみることも大切ですね。
防災の日に、台風について調べて見ました。
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台風の発生について、気象庁の情報では海面水温が高い熱帯の海上(赤道付近) では上昇気流が発生しやすく、この気流によって次々と発生した積乱雲(日本では夏に多く見られ、入道雲とも言います) が多数まとまって渦を形成するようになり、渦の中心付近の気圧が下がり、さらに発達して熱帯低気圧となり、風速が1秒間に17メートル超えたものを台風と呼ぶそうです。
台風は、大別すると発生期、発達期、最盛期、衰弱期の4つの段階に分けることができるとか。日本に接近する台風は主に最盛期と衰弱期のものだそうです。
発達期は、台風となってから、中心気圧が下がり勢力が最も強くなるまでの期間を言い、暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギー源として発達し、中心気圧はぐんぐん下がり、中心付近の風速も急激に強くなります。
最盛期とは、中心気圧が最も下がり、最大風速が最も強い期間。
台風は海面水温が熱帯よりも低い日本付近に来ると海からの水蒸気の供給が減少し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変わります。ここが衰弱期。
温帯低気圧化/熱帯低気圧化
北から寒気の影響が加わると、寒気と暖気の境である前線を伴う「温帯低気圧」に変わります。この時、低気圧の中心付近では多くの場合風速のピークは過ぎていますが、強い風の範囲は広がるため低気圧の中心から離れた場所で大きな災害が起こったり、あるいは寒気の影響を受けて再発達して風が強くなり災害を起こすこともありますので注意が必要です。
また、台風がそのまま衰えて「熱帯低気圧」に変わる場合もありますが、この場合は最大風速が17 m/s未満になっただけであり、強い雨が降ることがありますので、「温帯低気圧」、「熱帯低気圧」いずれの場合も消滅するまで油断はできません。
これからも注意や備えが必要ですね。皆さまどうかお気をつけて。
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台風11号は2日(月) 午前3時現在、フィリピンの東にあって、時速25キロで北西へ進んでおり今後、フィリピンの東を北よりに進む見込むとのことです。
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