最近、特に「米がない」とのとの不安のお声をいただきます。何軒もスーパーを回って、購入できたのは5kgが1袋。社会問題ではないでしょうか。ニュースでも多く取り上げられています。
調べていると現在、主に流通しているのは令和5年産米で高温や渇水の影響により、精米の歩留まりが低下していることやインバウンドをはじめ、外食機会の増加によってコメ需要が高まっていることが理由に挙げられtいました。
但し、今年産米などはすでに市場に出回り始めていることから9月には流通が本格的に始まるとのこと。
また、コロナ禍で需要が落ちたことから、この間は価格がさがりましたが今後、コロナ禍前の価格にもどるとも言われています。
いずれにしても、国民の主食であるお米の供給に混乱が生じないよう引き続き状況を注視し、必要な対応をしていくことが大切です。(高橋みつお参院議員の見解参照)
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(23日 公明新聞「主張」より) 毎年のように襲う猛暑から農作物を守る対策を進めていきたい。
公明党農林水産部会が8日に農水相に申し入れた、来年度予算の概算要求に向けた重点要望には、高温に適応した栽培技術の開発・導入を一層支援することが盛り込まれている。
昨夏の記録的な猛暑を踏まえた要望で、具体的には高温に強い農作物の品種開発や、遮光設備の導入といった高温対策への支援強化を求めている。高温による農作物への被害を防ぐことは、食料の安定供給の観点からも重要である。
各地で起きているコメの品薄も、昨夏の記録的猛暑の影響が一因として挙げられている。
コメは昨年、収穫量こそ平年並みだったものの、夏の猛暑の影響で粒の白濁などの品質不良が全国的に発生。精米時に品質不良の粒を取り除くため、流通量は例年より減ってしまった。さらに、小麦の値上がりなどを背景にコメの消費が伸びたことも重なり、品薄になっているという。
農水省は新米が出荷される9月以降に品薄感は解消されるとみており、消費者に冷静な対応を呼び掛けている。
ただ、今夏も猛暑であり、来年以降も同様の事態が続く可能性はある。中長期的には、党の重点要望にもある高温に強い品種への転換が必要だ。
高温に強いコメの作付け面積は現状、全国で14・7%ほどだ。農水省は、高温に強い品種への転換を加速させるため、生産者団体などを対象とした導入補助事業を進めている。品種が変われば育て方も変わる。地域ごとの土や水に合った高温に強い品種の育成方法の知見を蓄えていきたい。
一方、コメ以外でも今夏の猛暑の影響はトマトやキュウリ、リンゴやミカンなどで懸念されている。
直ちに取り組める高温対策として農水省は、生育時期に応じた適切な水やりを挙げる。暑い時間帯を避けるなど工夫することで、農作物の品質や収穫の低下を防げるという。参考になる事例を周知し、猛暑の被害を和らげてほしい。