精度向上、都道府県単位で/気象庁、3月から新スパコン運用
今日は雨、お出かけの際にはお気を付けて・・・
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(先週8日 公明新聞より) 豪雨災害を引き起こす「線状降水帯」の予測精度が向上した。
気象庁は、気象予測の計算に使う新たなスーパーコンピューターの運用を3月5日から始めた。
線状降水帯の半日前からの予測に活用し、これまで「広域」単位だった予測範囲を「都道府県」単位にまで絞って発表できるようになる。
線状降水帯の形成を事前に知らせて警戒を呼び掛け、早期避難につなげる。新スパコンの計算能力は従来の約2倍。
昨年3月に導入したスパコンと合わせると、2キロメートル四方ごとに雨雲の動きや降水量などを推計した場合の予報時間をこれまでの10時間から18時間先まで延ばせる。
公明党は、線状降水帯による近年の豪雨災害を踏まえ、予測精度の向上へ施策を強力に推進してきた。昨年7月に改定された政府の「国土強靱化基本計画」には、デジタル技術を活用した災害対応力の向上などが盛り込まれている。
このほか気象庁は、新スパコンに関し、インターネットを経由して大容量データをやりとりできるクラウド技術を導入するとも発表した。気象庁のデータを民間企業や研究機関も使用できるようにして、花粉飛散予測などに役立ててもらう。