富田奈佐原線について
新名神・交通体系等対策特別委員会が開会
先月の30日(火) 「新名神・交通体系等対策特別委員会」が開会。委員として出席させていただき、「案件3 環状線道路等の整備促進について」質問と要望を行いました。
【質問】
(資料3-2ページより、外環状線道路の⑶ 都市計画道路・富田奈佐原線)
私の方からも、富田奈佐原線についてお聞きします。当路線は、高槻市の西部を南北に縦断し、本市の外環状線道路となっており、この路線を整備することで、JR摂津富田駅及び阪急富田駅へのスムーズな交通アクセス機能の向上を目指すとしています。是非ともよろしくお願い致します。
特に、JRアンダー部の整備促進に向けて、大阪府に引き続き要望しているとありますが、改めて、どのような内容で要望されているのか?
また、地域の声・要望などは把握されているのか? 市として今後、どのような構想、進め方などお考えなのかお聞かせください。
また、関連になりますが、JRアンダー部は関連する鉄道の高架化についても重要なことだと思いますが、どのようにお考えなのかお聞かせください。
*
【ご答弁】都市づくり推進課
都市計画道路富田奈佐原線についてですが、本市では、地域と共に策定した富田地区交通まちづくり基本構想において、「JRガード下の安全対策」及び「富田奈佐原線の早期整備」を優先課題に位置付けるとともに、国道171号から府道高槻茨木線間をネットワーク化でき、大きな事業効果が期待できることから、これまで大阪府に対し早期事業着手されるようあらゆる機会を通じて要望しております。
しかしながら、抜本的な解決には多大な費用と期間を要するなど多くの課題があることから、具体的な整備のめどが立っていない状況です。
このような中、新たなアプローチとして鉄道高架化による課題解決について関係者による検討を行っております。
今後につきましても、関係機関と連携しながら様々な検討を行うとともに、引き続き、事業主体である大阪府に対し、早期課題解決に向け要望してまいります。
*
【意見】
ご答弁より、大阪府への要望項目については、JRガード下の安全対策と富田奈佐原線の早期整備を最優先課題にして早期事業着手を要望いただいていること。
地域の要望等については、ともに策定した「富田地区交通まちづくり基本構想」を基本に進めていること。
しかし、多大な費用と期間を要することから整備のめどが立っていないことが現状とのことです。
また、関連する鉄道高架化についての質問では、新たなアプローチとして、関係者による検討を行っているとのことでした。
結びには、引き続き、事業主体である大阪府に対して、早期課題解決に向けて要望していくとのことでした。
課題解決に向けて、大阪府への要望活動については、評価し大きく期待もしているところですが、JRガード下の安全対策等、抜本的な解決に多大な費用と期間を要することなど、具体的なめども立たない状況で早期の課題解決という表現は、見方によれば、大変失礼な言い方ですが、要望だけで結局進んでいないのかと感じてしまいます。
「交通まちづくり基本構想」には、地元のみなさんとともに、当地区の現状と課題を踏まえつつ、交通とまちづくりの両面から検討を重ね、目指すべきまちづくりの方向性を示す「富田地区交通まちづくり基本構想」を平成21年に策定しました。とあり、基本方針として① 誰もが安全快適に歩けるみちづくり、② 駅周辺の賑わいと活力のあるまちづくり、③ 歴史資源を活かしたまちづくりと定められています。少なくても14年の歳月が流れています。
現地を見ると、人と自動車等が並行して通過する様子に危険性を感じました。
今後の進め方など、新たなアプローチを示されていますが、JRガード下の安全対策が進んでも局所的対策に終わるのか。いや、そのことも「誰もが安全快適に歩けるみちづくり」の観点より十分、重要な取り組みであり。
高架化が進めばある意味すべてが解決していくのではないかと感じています。
地域の皆さまのお声とともに策定・構想したことを基本に今後、しっかりとお取り組みいただけますよう期待して質問を終わります。
(詳細は会議録にて)