公明党の斉藤国交相再任
(今日の公明新聞) 第2次岸田再改造内閣は13日午後、皇居での認証式を経て発足した。
岸田文雄首相(自民党総裁) は、閣僚19人のうち女性を過去最多に並ぶ5人起用。初入閣は11人となった。公明党からは斉藤鉄夫国土交通相が再任した。
改造内閣発足に先立ち、岸田首相と公明党の山口那津男代表は首相官邸で会談し、自公両党の連携を確認した。
席上、岸田首相は「新しい閣僚11人、女性閣僚5人のフレッシュな顔触れで、さまざまな課題を乗り越えていきたい」と強調。
山口代表は「与党として力を合わせて岸田改造内閣をしっかり支えていきたい」と述べた。
首相は同日夜、首相官邸で記者会見し、新たに発足した内閣について「変化を力にする内閣だ」と力説。「経済、社会、外交・安全保障の三つを政策の柱とし、強固な実行力を持った閣僚を起用することとした」と説明した。
物価高などを踏まえた経済対策については、「大胆な経済対策を実行する」と強調。今月中に閣僚に柱立ての指示を行い、来月中に取りまとめる考えを明らかにした。補正予算の編成では「経済対策の内容を踏まえ、しかるべき時期に指示をする」と述べた。
今回の内閣改造では、松野博一官房長官や鈴木俊一財務相ら主要閣僚の多くは続投。骨格は維持し、政権基盤の安定も重視した。女性閣僚のうち、外相に上川陽子元法相を起用。加藤鮎子氏を、こども政策担当相に充てるなど3人が初入閣となった。
防衛相に木原稔氏、厚生労働相に武見敬三氏が就任。経済再生担当相は新藤義孝元総務相が再入閣した。河野太郎デジタル相と高市早苗経済安全保障担当相、西村康稔経済産業相も再任した。