高槻市営富寿栄住宅建替事業
18日(金) 高槻市営富寿栄(ふすえ) 住宅建替事業の1期建設(A棟 91戸) が完成したことから市議会において現地視察をさせていただきました。
周辺は阪急富田駅、JR摂津富田駅の徒歩圏内で、付近には、市立富田小学校などの公共施設も立地している環境の地です。
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富寿栄住宅は、昭和37年度から60年度に、約32,000平方メートルの敷地面積に19棟508戸分(鉄筋コンクリート造3~5階)が建設されました。そのことから旧耐震基準の住棟が大半を占め、設備の老朽化も進んでいました。また、エレベータも設置されておらず、早急な建替えが必要となっていました。
このため、高槻市は、平成29年度から30年度に策定した高槻市営富寿栄住宅建替基本計画に基づき、富寿栄住宅1号棟から11号棟及び14号棟から19号棟について、1号棟から4号棟、7号棟から10号棟が立地する区域及び旧12・13号棟が立地していた区域に集約して建替える高槻市営富寿栄住宅建替事業を実施しています。
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今回、視察させていただいた1期建設のA棟は9階建てで今後、入居が開始され、A棟含むB、C棟は敷地面積約15,800平方メートルでB棟11階建て112戸、C棟も11回建て117戸が入居される予定(A、B、C棟合わせて320戸)
当市営住宅は、本市初のPFI事業を採用、コストや工期縮減を図り余剰地を活用し周辺まちづくりに寄与されることになっています。
建替事業の効果として、防災(耐震・避難) 防犯、バリアフリー、省エネなどの性能向上による居住環境の向上や地域に開いた公園、集会所における入居者及び近隣居住者との交流促進による地域の活性化。集約建替えに伴う余剰地を活用した富田地区のまちづくりに大きく寄与されるとされれています。
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〔PFI事業〕とは、公共事業を実施するための手法の一つ。 民間の資金と経営能力・技術力(ノウハウ) を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う公共事業の手法で、 あくまで地方公共団体が発注者となり公共事業として行うもの。