選挙支援カードなどを要望
令和5年3月定例会 総務消防委員会 選挙事業について質疑・要望
(質問) 令和5年度一般会計予算について、「大阪府知事選挙及び府議会議員選挙事業」「高槻市長選挙及び市議会議員選挙事業について、選挙管理委員会事務局にお聞きします。
この4月は4年に一度の統一地方選挙です。一般会計、当初予算案件より3月9日投票日を予定している23日告示の大阪府知事選挙及び31日告示の府議会議員選挙。
4月23日投票日を予定している16日告示の市長選挙と市議会議員選挙について、前半は1億7百62万2千円と後半は2億2千8百67万7千円と多くの費用で賄われ、選挙執行に伴う経費が計上されています。
私たちも関係するところですが、何より、知事選の告示より約1か月の間、期日前投票も含め、まちが選挙一色になり、有権者の方々が私たちの代表を選択するため、自身の権利を行使する機会となるわけです。
その意味におきましては、選挙管理委員会事務局をはじめ、多くの関係する皆さまが適切に運営される体制が重要であり、有権者もその責任を全うできるよう取り組んでいかなければなりません。
期日前投票の会場をはじめ、関係者の配置、期日前、選挙当日などの体制についてどのように取り組んでいかれるのか。また、今までの選挙で運営上、課題になったことについて改善されているのかお聞かせ下さい。
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(ご答弁) 統一地方選挙における体制ですが、庁内動員職員をはじめ、人材派遣による従事者等を、投票所ごとの規模に応じて適切に配置しております。
投票所については、高齢者や障がいのある方等の選挙権行使を支援するため、できるだけ建物の1階へ設置するとともに、スロープなどにより出入り口の段差解消に努めています。また、申し出があれば投票所職員が選挙人の代わりに候補者名等を投票用紙に記載する代理投票や点字による投票などの対応についてもスムーズに行えるよう態勢を整えてまいります。
期日前投票につきましては、昨年7月の参議院議員通常選挙より、選挙人の利便性を考え、JR高槻駅前の高槻阪急6階多目的ホールにおいて、本市で5か所目となる期日前投票所を開設したところ、初日から多くの投票者が来場されました。
今回の統一地方選挙からは、入場整理券や全戸配布する選挙のお知らせに加え、市内517か所のポスター掲示板にも期日前投票所の案内や市ホームページにリンクするQRコードを新たに記載することで、さらに市民に周知を図り、一人でも多くの有権者の方に投票していただけるよう努めてまいります。
最後に、これまでの選挙で運営上課題になったことについての改善につきましては、国等よりこれまでの選挙において発生した全国の不適切事例について通知されていることから、その内容を参考に従事者用マニュアルを適宜見直すとともに、動画による研修を充実させることで、適正な事務執行に努めているところでございます。
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(要望) ご答弁より、前回の参議院選挙より、私たちも要望してきた期日前投票の会場の増設など、ご尽力をいただいていることには大変、評価しています。特に、統一地方選挙では投票率も気になるところですが、大変な混雑が予測されるところで、関係者の皆さまの事前準備・運営により円滑な投票を期待しています。
ご答弁でもありましたが、高齢者や障がいのある方等の選挙権行使を支援すること。申し出があれば投票所職員が選挙人の代わりに候補者名等を投票用紙に記載する代理投票や点字による投票など。また、新たにQRコードを活用し、一人でも多くの有権者の方に投票いただけるようにしていかれます。
特に、投票所に行けば人混みの中での投票は、人によっては緊張することもあり円滑にいかないことも多少あると聞き及んでいます。その意味において、札幌市では、独自の選挙支援カードを作成し、ホームページからダウンロードできる仕組みになっています。
選挙支援カードは、投票に際し支援が必要な方で、口頭による申出が困難な方にご使用いただくものです。
印刷した用紙にあらかじめご記入のうえ、投票所の受付にご提出いただければ、必要な支援を受けることができると案内されています。近くでは亀岡市でも同様の取り組みが行われています。
また、18歳になりはじめて投票される方々も多いと思います。気持ちの上で、投票所に行く不安を感じられる有権者のためにもYouTubeなどで、例えば「投票に行こう」など製作していただくことを要望しておきます。
若年層の政治参加・投票率向上に向けて、教育委員会等との連携のもと、初等・中等教育でのシチズンシップ教育(主権者教育) の充実に努めつつ、支援学校での選挙・投票に関する学習に対して支援を充実させることが大切だと思います。
今朝、支援学校に通われる保護者の方とお会いし、今要望したことについて期待を寄せられていました。改めて強く要望しておきます。