新名神・交通体系等対策特別委員会報告
1日(水)令和5年3月定例会がはじまりました。この日は、2月3日に開催した「新名神・交通体系等対策特別委員会」の委員長報告を行いました。
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令和4年5月以降における新名神・交通体系等対策特別委員会の審査経過の概要について報告を申し上げます。
最初に、新名神高速道路の整備促進について申し上げます。本件に関し、概要次のとおり報告がありました。
まず、新名神高速道路に係る最近の動向について、令和4年2月にNEXCO西日本が八幡京田辺-高槻間の開通時期を令和9年度へ延期すると発表された。
次に、周辺道路の整備状況について、新名神高速道路の高架下利活用のゾーニング案では、新名神高速道路から国道171号までの 区間は、集い・憩いゾーンとして広場や公園などを想定している。
また、国道171号から淀川までの区間は、スポーツゾーンとして 多目的グラウンド、スケートボードパーク、管理棟を想定しており、 新名神高速道路の開通時期が令和9年度へ延期されたことに伴い、 高架下空間の整備について引き続き検討していく。このほか、高槻インターチェンジへの交通誘導などについて報告がありました。
これらの報告に対して、本市初となるスケートボードパークが整備されることに期待を寄せており、高架下利活用に当該施設を想定 した理由についてただしたところ、庁内検討会において、多世代を対象としたにぎわいやまちづくり、防災等の観点も念頭に置きなが ら、整備方針等を検討しているところであり、平たんで道路のアク セスがよいなどのエリア特性を踏まえ想定したものであるとの答弁がありました。
次に、新名神高速道路等の沿道まちづくりについて申し上げます。 本件に関し概要次のとおり報告がありました。
まず、高槻インターチェンジエリアのまちづくりについて、高槻市成合南土地区画整理組合は、これまで公共施設の整備や宅地造成 に関する工事を進めており、間もなく完了する予定で、今年3月にまちびらきが実施される予定である。また、令和5年度には、換地 計画の策定、換地処分を行い、組合を解散する予定としている。
次に、関連道路沿道のまちづくりについて、十三高槻線エリアで は、引き続き市と前島街づくり推進協議会が意見交換を実施してい る。
令和4年7月からは、市と地域住民が地域の課題等に関する継 続的な勉強会の開催について意見交換を行い、11月には第1回勉強会を実施した。今後は、引き続き地域と勉強会を重ね、地域課題 の共有を図りながら継続的に検討を進めるとともに、沿道の利害関 係者から成る組織の設立に向け、地域の活動を支援する、との報告がありました。
次に、環状幹線道路等の整備促進について申し上げます。 本件に関し概要次のとおり報告がありました。
まず、国道171号交差点改良について、南芥川町交差点の進捗状況として、隣接する市有地を活用した高槻警察署の移転建て替え が予定されており、交差点改良等の整備を要望している。また、国が令和4年度に事業着手され、交差点改良の調査設計を実施中である。
次に、外環状幹線道路について、富田奈佐原線の進捗状況として大畑町交差点から市道郡家茨木線までの区間は大阪府と整備手法 や役割分担等の基本事項を確認し事業実施に向けて都市計画変更等の検討を進めている。
次に、放射状幹線道路について、大阪高槻線に関して市道中小路津之江線との交差部である高西南交差点の改良に関して、令和4年 7月に府と市で交差点改良事業に関する覚書を締結し、現在、交差点改良の設計を実施中である。また、渋滞状況の緩和に向け、国・ 府・市の各道路管理者と交通部、警察、近畿運輸局等の関係機関で 勉強会を開始したところである。
これらの報告に対して、富田奈佐原線の巡礼橋から大畑町交差点の間は、幅員が狭く交通量が多いなど、人が歩くには危険である。 市の担当者は見通しを持って、府の熱意等をしっかりつかんでほし い、との意見がありました。以上、本特別委員会の報告とします。
令和5年3月1日 新名神・交通体系等対策特別委員会委員長 吉田章浩
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3月定例会は、15日間の開催となっており、4月に統一地方選挙があることから、当初予算については継続される事業について提案される骨格予算となっています。
この日は、人事案件や令和4年度の補正予算案件、条例案件、令和5年度の当初予算案件等が提案、採決などが行われ、2日目の質疑を経て委員会に付託され、最終日に採決される運びとなっています。尚、一般質問はありません。
全国的に不安定な状況を安定に転じさせるため、市民生活を守るため、公明党議員団が皆さまの声を濱田剛史市長に届け、安定・拡大する市政運営をこれからもベクトルを合わせ進めていく決意です。