高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

明日の 希望は ひとりの人を 思う心から

転ばぬ先の杖に

□街宣活動 党活動 視察・研修会 / 2022年11月18日

令和4年度 高槻市議会議員防災研修が開催され

F70D5144-2BC0-476E-8F1A-E9273765001B紅葉がキレイな金曜日。日増しに寒くなる今日この頃。いつもの交差点から「皆さま、おはようございます」、元気に交わすごあいさつ。今日も一日お元気で、どうぞお気をつけて。

#吉田ただのり #高槻市 #島本町 #公明党 #小さな声を聴くチカラ

さて、15日(火)午前、「令和4年度 高槻市議会議員防災研修」が開催されました。

演題は「みんなで助かるために! 福祉×防災×コミュニティ 個別避難計画策定から見た福祉防災の全体像について」、講師は、一般社団法人福祉防災コミュニティ協会 福祉防災上級コーチ 湯井 恵美子(ぬくい えみこ) 様。

「防災は生活の中に置くもの」と教えていただき、考えてみると、地域のお祭りなどは、地域住民が顔を合わせるための防災対策に通じるものだと感じます。

また災害が起こった時、「避難」には安全な場所へ移動する避難行動と、安全な場所での暮らしの再建を目的とする避難生活があるとのこと。

どこに逃げて、どのような生活をするのだろうと想像すると、身体等に障害があれば、トイレのことなど、より不安にもなると思いますし、お互い様で配慮は重要だと感じました。

自治体が作成しているハザードマップ。被害の状況を色分けして表されていますが、隣接市との整合はできているのか? など考えさせられる課題も。

「正常の偏見」、“自分は大丈夫!” 自分に取って都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまう人間の特性。

「大地震発生直後、あなたは自宅にいます。何をしますか?」、2分間でできるだけ多く書き出して・・・

10項目はかけませんでしたが、「ガスを切る、靴を履く、家族の安否・・・」、答え合わせでは、ケガをしたことを想定して書き出された方は? 自分はケガをしない。それが正常の偏見。

B431E7C4-BAA1-44E2-B47C-4BF6E27DC710介護・障害事業所をとりまく現状。2021(令和3) 年は“福祉防災元年” 3つの大きな制度改正。① サービス事業所に3か年以内にBCPを義務付け(2023年までの間に作成義務)、② 福祉避難所ガイドライン改定、③ 要支援者の個別避難計画作成、市区町村は努力義務。

事業者に求められる役割は、利用者の安全確保、サービスの継続、職員の安全確保、地域への貢献。

(新)福祉ガイドライン(2021年5月)、市町村は、災害が発生し、または発生の恐れがある場合で、高齢者等避難が発令された場合などには、指定福祉避難所を開設することに。

また、一般の避難所に避難してきた者で、福祉避難所の対象となる者がおり、福祉避難所の開設が必要と判断する場合は、福祉避難所の施設管理者に開設を要請する。

課題として、要支援者名簿の作成は、ほとんどの市町村で実施済みであるが、個別計画の作成完了は、平成29年度から減少傾向。(令和3年度:名簿100%、個別計画7・9%)、また96・6%の自治体が知的障がい者を支援対象としているが、軽度なB判定は27%が現状(令和4年度)

内閣府(令和3年の改正災対法) の個別避難計画作成については、市町村の努力義務と規定。要支援者だけでなく支援者の命も守る。

障がい者・高齢者の避難所滞在は難しかった。

東日本大震災の現場で障がい者たちは、大勢の人がごった返す一般の避難所に避難できなかった。一旦避難しても、いくつも違う避難所へ移動、滞在するケースがあった。バリアフリーでなかったり、障がい者について詳しく知ってもらえないので、困っていることなどわかってもらえず、自宅や車中に無理やり避難しなければならなかった。

他にも・・・

この日は、湯井先生より多くの事を学ばせていただきました。法が見直され、改正されても多くの課題がいっぱいあります。

支え合う社会とは? 避難のあり方。避難所の生活。心ない言葉。避難所は何のために、誰のためにあるのか。その時、私はどう行動するのか。様々、考えさせられる約2時間。

高槻市議会災害時等初動及び平常時等における行動マニュアル P4 平常時の取り組みによる防災研修会 <市議会

D7759F16-48C2-463B-A630-970345422A4A翌日、「南天」の実を発見しました。和名、南天の由来、冬に赤い果実が目立つことから、中国では灯火を連想して南天燭と。

また、難を転ずる、難転という意味合いから、高齢者が寄りかかることができる木としてトイレの近くに植えられていたようですね。転ばぬ先の杖。私が誰かのための杖に・・・