防災体験
防災を考えよう! 「自分の自宅を点検しよう!」に参加
22日(土)午前中、市立桜台小学校の体育館において、「防災体験 防災を考えよう! 自分の家を点検しよう!」と体験型の研修会が開催されました。
主催は、十中校区地域教育協議会の皆さん。
そして、辻子三・竹の内コミュニティ協議会、同防災会、堤・桜台コミュニティ連絡協議会、同防災会、社会福祉協議会竹の内地区、桜台地区、堤地区福祉委員会の皆さんも協賛されていました。
多くの役員の皆さん、お疲れさまでした。
体験の参加対象は、十中校区の小学生と保護者、中学生となっており、私は見学のみの参加をさせていただき“防災体験” の大切さを実感しました。
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会場に30分前に到着すると、役員の皆さんが1式の“マンホールトイレ” を組み立て中。
備蓄倉庫には6式入っているとのことで、災害時には男性用、女性用と各3式用意できるそうです。(人型マーク、黒赤が表裏で切り替え、トイレのはじめての組立は30分くらいかかったとか・・・)
周辺には災害用貯水槽と注水口があり組立後、手動式のポンプ車で汲み上げ、排泄物を流す仕組みになっていることを確認されていました。トイレの有無は非常に重要です。
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体育館にはブルーシートが敷かれ、たくさんの親子連れの皆さんが参加中。“防災体験” スタート。会長からの開会のあいさつ。「災害には風水害と地震があります。この体育館は何に使わるのでしょう?」 と参加者へ 「避難所」と子どもの声。「正解」
「しかし、この体育館は風水害では使用できず、地震の時に使用。近くにある芥川や淀川が決壊すると、建物の2階くらいまで浸水するから」等々。
さて、本日の講師である、辻子三・竹の内防災会副会長の宮田佳代子さんからの講演。「備えあれば憂いなし」、「自分の家を点検しよう!」家庭での対策が重要。それも100均で揃えることができます。
地震の場合、60%が家の中でケガをします。家具が倒れないようにすることが重要。① 家具を固定すること。② 置き方が重要(人の上に倒れないような配置)、③ テレビやピアノなど滑り止め(地震の時に部屋の端から端まで飛んでいくことも)、④ 食器棚などフィルムを貼る(ガラスの飛散防止)、窓などのカーテンも飛散防止に有効。皆さんのお家ではいくつくらいできてますか?と
次に、備蓄してますか? 大切なのは水と食料。水は1人1日3リットル。避難食など。また、避難する時、カッパか傘か? 長靴かスニーカーか? リュックか転がすカバンか? 、貴重品は? 鍵かけた? ガスの元栓閉めた? などのクイズも。
そして防災で大切なことは、まずは自分自身を守ること「自助」、その次に人を助ける「共助」、「南海トラフ大地震は必ずくると思います!!」
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ここから2班に分かれて、会場の外に設置されているマンホールトイレの見学、ポンプ操作の体験。
会場内では簡易トイレや備蓄品等の見学。避難食の試食体験も。
水やお湯でつくったご飯とパスタ、どちらが美味しい? 水、お湯。他にも、全員がパンは美味しい!! でも1個300円。
簡易トイレは、1万人に何個? 4個、考えさせられました。
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この日の“防災体験” で「備えあれば憂いなし」を考えさせられました。思うことは・・・
災害時に混乱が予測される避難所での準備の難しさ、予算化の重要性、特にトイレが重要。
また家庭で、どこまで防災対策ができているのか。もう一度、家族で話し合って備えることが大切。
さらに、ひとり一人が再認識すること、子ども達に継承すること。
改めて、防災士の宮田さんはじめ、役員の皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。