世界の平和を祈ります
第36回 平和展へ ~平和な未来に向けて私たちができること~
4日(木)、市立生涯学習センターの1階展示ホールで開催されている市制施行80周年記念プレ事業の「第36回 平和展」に行って来ました。
受付では検温、記名などコロナ感染拡大対策、クイズの答案用紙もいただいて。
本市では、「戦争の悲惨さ」「平和の尊さ」を風化させないよう、その思いを次世代に継承し、非核平和の精神が多くの市民に定着することを目的として、毎年8月に平和展を開催しています。
今回の平和展では、特別展示として「世界を平和にするためのささやかな提案」として、著名人が提案したタイトルのパネル展示から「ナピタンのピースタイムトラベル」(一緒に平和を学ぶコーナー)
また、「平和のメッセージコーナー」では、葉っぱにメッセージを書いて、大きな樹に貼り付けてもらえます。私のメッセージは「世界の平和を祈ります。」(祈り行動することを念頭に書きました)
思い出すのは子どもの頃、母が長崎出身で当時、空襲警報とともに弟を背負ってあぜ道を走り、防空壕に避難した体験談を何回も聞きました。
展示されていた1枚の白黒写真のパネルには、3歳の子どもが三輪車に乗って家の前で遊んでいた時に原子爆弾が投下されたとの解説で、写真には三輪車だけが残っています。
また、こわばった顔のお兄ちゃんが、ぐったりとした弟をおんぶ紐で背負って、直立不動で火葬を待っている姿のパネル。
他に、作文では、原爆投下のあと、お兄ちゃんだけが帰ってこない。大きな火傷をして病院へ運ばれたそう。お父さんとお母さんは追うように病院へ。そして、お父さんとお母さんは帰ってきたけど、お兄ちゃんは帰ってこなかった。白い箱を渡されて抱えて振ってみると、コロンコロンと箱の中で音がする。お兄ちゃんはどこかで見ていてくれているように思うなど・・・(思い出しながら)
印象に残った、白黒のパネルと作文の内容は本当に悲しい出来事。二度とあってはならない出来事。
“戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない。だが、その戦争はまだ、つづいていた”、そして“平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない” と小説人間革命の一節を思い出し、改めて平和を心から祈る思いです。
他に、「平和に関する絵本のコーナー」や「折り鶴寄贈受付・展示コーナー」
ここでは、ピンク色の折り紙をいただき、折り鶴を作りました。子どもの頃に作った記憶をたどり、係の方に教えていただきながら一羽の鶴が完成。余りうまくできませんでしたが、折り鶴を寄贈させていただきました。ありがとうございました。
戦後77年、一人ひとりが平和を祈ることから、小さな声を発することから、何か自分にできる行動を起こすことから平和への一歩がはじまり、大きな世界平和につながっていくのではないかと感じる思いでした。
広島は今日6日、長崎は9日が77回目の「原爆の日」
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平和啓発パネル⑴ 平和啓発パネル⑵ 非核平和都市宣言 平和への取組
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