高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

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BA.2、XE

□公明新聞 党活動 / 2022年4月14日

|| 主張 || コロナ再拡大の兆し 警戒強め、ワクチン接種急げ

82CB4CF2-FACA-4458-A004-F9BD0939CF30(今日の公明新聞「主張」)新型コロナの感染「第6波」が十分収まらないまま再拡大の兆しがみられる。警戒が必要だ。

新規感染者数は全国的に増加傾向にあり、秋田県や新潟県、宮崎県などでは、今月に入り過去最多を更新した。感染「第7波」に入ったとする専門家もいる。

その理由として指摘されるのは、オミクロン株の一つで、より感染力が強いとされる「BA.2」への置き換わりだ。

BA.2の感染力は従来型の約1・3倍で、国立感染症研究所は、全国の新規感染者数に占めるBA.2感染者の割合は既に6割を超え、5月第1週には9割に達すると推計している。

また厚生労働省は11日、感染力がさらに強い変異株「XE」が国内の検疫で初めて確認されたと発表した。感染再拡大を防ぐ対策を急がねばならない。

重要なのは、BA.2、XEともに効果があるとされるワクチン接種だ。中でも10代と20代が新規感染者のおよそ半数を占めており、若者の追加接種を加速させる必要がある。

政府は11日、3回目のワクチン接種率を初めて年代別に公表したが、70代以上は80%を超える一方で、20代と30代は20%台にとどまっている。

若者は感染しても無症状や軽症が多いとされるが、身近にいる高齢者や基礎疾患のある人にうつしたら深刻な事態につながる。また、感染者が急増すれば社会経済活動に再びブレーキがかかりかねない。

さらに今、コロナ後遺症に悩まされる人が増えている。東京都世田谷区が行った調査では、無症状でも3割に後遺症が出たという。

政府はワクチン接種の重要性や後遺症に関する情報の発信に一層努め、若者をはじめ広く国民に接種を促してほしい。

感染再拡大を防ぐため政府は、手指消毒やマスクの着用、3密回避なども改めて呼び掛けている。今月末からのゴールデンウイークでは多くの人の移動が見込まれる。一人一人が警戒心を強める必要があることを重ねて強調しておきたい。