人間万事塞翁が馬
あきひろ日記「じんかん ばんじ さいおう が うま」
ある日、テレビのコマーシャルから聞こえたきたメッセージ。「にんげん ばんじ・・・」何気なしに聞いていましたが、気になり調べてみました。
「人間万事塞翁が馬」中国の故事。
人間は、「じんかん」と読むんだとか、世間と言う意味らしいですね。世間の起こりうることは、塞翁の馬の通り。塞翁とは、中国北端の国境近くの要塞、砦の近くに住む翁さんという占いが得意な老人。
ある時、老人の飼っていた馬が逃げて敵地に入ってしまいました。周りの人々は皆、口々に気の毒がって慰めました。しかし、その老人は「いや、幸いがやってくるでしょう」と言います。
それから数ヶ月して、逃げた馬が敵地の駿馬を連れて帰ってきました。そこで人々が祝福すると、老人は喜ぶどころか、「これは災いを招くに違いない」と答えます。
その心配が現実のものになり、老人の息子が落馬して、脚に大ケガをしてしまいました。周りの人々は皆、かわいそうに思って慰めましたが、その老人は「きっとこれは慶事でしょう」と、おだやかにいいます。
その一年後、敵が侵入してきます。若者は弓を引いて戦い、十人中九人が悲惨な結果になりました。しかし老人の子は脚のケガのため、戦乱に巻き込まれずに生き延びることができたのでした。
人生における幸・不幸は予測しがたいという故事。 幸せが不幸に、不幸が幸せに、いつ転じるかわからないので、私たちも一喜一憂せずに・・・
「ピンチがチャンス」ということも・・・