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文書通信交通滞在費

□公明新聞 党活動 / 2021年12月5日

ズバリ聞きます! 答える人=党幹事長(衆院議員) 石井啓一さん

01C6B946-9A27-40C7-B5C4-785B2512D441(5日付け公明新聞より)国会議員に歳費とは別に支給されている月額100万円の文書通信交通滞在費(文通費)について、先の衆院選で当選した新人らが、10月は31日の1日だけの在任にもかかわらず同月分が満額支給されたことに対し、世間から疑問の目が向けられています。公明党はどう考えるのか、石井啓一幹事長に聞きました。

■Q 支給の目的は?
■A 議員の日常活動にかかる郵送費など経費に充当

アスカ 文通費支給の目的は?

石井 議員の日常活動に積極的に取り組んでいれば、印刷費や郵送費、電話代などの経費は多額に上ります【図参照】。このため、国会法や歳費法に基づいて導入されたのが文通費です。毎月10日と月末の2回に分けて50万円ずつ支給されています。

文通費は、使い道の報告や領収書提出の義務がありません。「第2の給与」などと呼ばれないよう、国会議員一人一人に自らを律する姿勢が求められます。

アスカ 導入されたのは、いつですか。

石井 1947年に「通信費」という名称で、月額125円が支給されたのが始まりです。その後、物価の上昇に伴って支給額が徐々に増えました。63年に「通信交通費」となり、74年には既存の「調査研究費」と統合して「文書通信交通費」に変更されました。

さらに93年の法改正で、出張先での宿泊代など“滞在”にかかる経費を加え、支給額を100万円に引き上げ、現在の名称となりました。

■Q 在任1日で「満額」なぜ?
■A 現行は国庫に返納できず公明は寄付する方針決定

アスカ 在任期間1日で100万円満額支給され、疑問の声が上がっています。

石井 国民の目から見て違和感があるのは当然でしょう。歳費のように「日割り」制度がないため、10月31日付で議員となった新人と元職にも一括して現金で手渡されました。

現在の仕組みでは、文通費を国庫に返納することができません。従って、公明党所属の新人9人と元職3人の全員については、本人の同意を得た上で自主返納の形で、全額を党に拠出してもらい、それを国民の理解が得られるような所に寄付する方針を決めました。

アスカ 衆院選で再選を果たした前職も寄付するそうですね。

石井 そうです。前職は解散後の日割り分55万円を寄付したいと思います。

10月分の文通費についてはこうした措置を速やかに取ります。併せて今後、同様の問題が起こらないよう、各党に働き掛けて合意形成を図り、見直していきたいと考えています。

■Q 抜本的な改善策は?
■A 日割り支給にするための法改正の早期実現めざす

アスカ 抜本的な改善策として、文通費を日割りにする考えですか?

石井 はい。日割り支給にするための法改正については自民、公明両党で既に合意しています。

一方、野党各党も日割り自体は賛同していますので、あす6日から始まる臨時国会で実現をめざします。

実は、文通費問題は2009年の衆院選の後にもクローズアップされました。公明党は翌10年に行われた参院選のマニフェストで、満額支給されていた歳費や文通費の日割り支給を掲げました。参院選直後の7月には、歳費や文通費の日割り支給を可能とする法案を国会に提出しました。

結果として、歳費の日割りは実現しましたが、文通費については各党の意見が異なり実現には至りませんでした。

アスカ 公明党のかねての主張だったんですね。

石井 当時は野党でしたが、今は与党の立場にあります。各党の理解を得て法改正をめざします。

併せて使い道の透明性の確保も重要な課題です。この点も各党と議論を深めていきます。