高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

明日の 希望は ひとりの人を 思う心から

年を取っても成長

□公明新聞 党活動 / 2021年5月19日

きょうから実践! 脳トレの基本 シニアくらぶ

7858F81B-FA54-4B33-A18D-FA348DC5E3E118日(金)の公明新聞の記事から

脳は、使い方次第で幾つになっても成長します。年齢と共に神経細胞はどんどん減り続けていると考えられていますが、神経細胞が減っても、脳は毎日、成長できます。新鮮な日常の刺激によって、眠っていた未熟な神経細胞が活性化されます。

これを潜在能力細胞と私は呼んでいます。潜在能力細胞は、100歳以上生きても使い切れないほどあるのです。これは年を取っても、脳を成長させることができるということであり、実際に脳をどんどん成長させている80歳以上の方もいます。

1960年の平均寿命は女性が70・19歳、男性が65・32歳でしたが、60年近くたった2019年では女性87・45歳、男性81・41歳となりました。現在は、単に寿命が延びるだけではなく、自分らしく主体的に活動できる健康な時間を、長く延ばせるかも課題となっています。

教養を身に付けたり、専門の資格を取るなどの勉強は積み重ねてきましたが、よく考えると私たちは、この長い人生での脳の使い方、成長のさせ方を習っていません。寿命が長くなることについては先人の経験は少なく、私たちが新しい生き方をつくっていくわけです。

脳の健康は自分自身の生活習慣の延長上にありますから、次の五つを日常の脳習慣に取り入れて維持、増進できるよう心掛けたいものです。①1日最低でも7時間の適度な睡眠を取る②午前中に1度外に出て、1日約1時間は歩く③栄養バランスの良い夕食を20時までに取る④感謝や思いやりの心を忘れず日々過ごす⑤孤立せず友人、知人と連絡を取る――です。

私たちの体は、全て脳が指令を出すことで生命が維持され、日常生活を営むことができ、日々成長を続けています。昼と夜の生活にメリハリを付けることで、脳の働きのリズムも安定するのです。

18日(火)の公明新聞より 「脳の学校」代表 脳内科医医学博士 加藤俊徳氏