関西の中央都市 高槻「第6次高槻市総合計画」
令和3(2021)年度から令和12(2030)年度の、「第6次高槻市総合計画」概要版から、「輝く未来を創造する」ことに向けて、より良い事業として展開されるよう期待していきたいと思います。
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輝く未来に向けて、濱田剛史市長のごあいさつから
高槻は、北摂山系の美しい山並み、淀川、芥川などの豊かな水と緑に恵まれ、先人の英知と努力によって、豊かな歴史と文化を育み、大阪・京都間の拠点として発展を続けてきました。
しかし現状の課題として、国全体と同様に少子高齢化の進行が続き、昭和40年代に住宅都市として、全国的にもまれにみる人口急増を経験、当時整備した公共施設の老朽化などの課題を抱えていること。
また、相次いで発生した自然災害、さらに世界的規模のパンデミックとなった新型コロナウィルス感染症などがあり、安全・安心な市民生活を守ることが求められています。
本計画では、本市が抱える様々な課題を克服し、持続可能な成長を次世代につなげて市民福祉のさらなる向上を図るため、基本構想において、まちづくりの目標となる8つの将来都市像掲げ「輝く未来を創造する 関西の中央都市 高槻」をまちづくりの合言葉に、市民・事業者とともに実現に向け、全力で取り組んでいくと決意を述べられています。
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本市の特長
① 高い交通利便性:JR東海道本線の特急・新快速の停車、大阪・京都間が約15分、市営バスが鉄道駅ターミナルから放射状ネットワークを形成、さらに新名神高速道路の高槻ジャンクション・インターチェンジが開通
② 豊かな水と緑、歴史資源による良好な景観:北摂山系に連なる北部の森林、淀川に注ぐ芥川、近畿地方最古級の弥生集落・安満遺跡など
③ 良好な住環境:ゆとりとうるおいの住宅地や、都市的利便性の高い住宅地等
④ 商工業や学術機関の集積:中心市街地への店舗、事業所などが集積については、府内有数の集積を誇り、さらに多くの学術機関も集積
⑤ 充実した医療:基幹的な役割を担う病院が多く所在、傷病者の医療機関への搬送する割合は、全国的にも極めて高い水準
⑥ 充実した子育て・教育環境:市立小学校全学年での35人学級編成、連携型小中一貫教育を全校区で実施、全市立中学校で完全給食の実施など
⑦ 活発な市民活動:「高槻まつり」や「ジャズストリート」、「こいのぼりフェスタ1000」などの大規模イベント
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人口・財政の状況
人口減少と少子高齢化が進行。今後、生産年齢人口の減少により、税収の減少が想定され、高齢化の進行により社会保障関係費の増加などが見込まれ、厳しい財政状況が予想される。
市民の暮らしを支える行政サービスを維持するためには、社会の担い手である「働く世代」に選ばれるまちであることが必要。
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高槻市を取り巻く社会環境と課題
❶ 人口減少と少子高齢化の進行、❷ 自然災害の増加と感染症の流行、❸ 子育て、教育環境の変化、❹ 情報社会の進展、❺ 持続可能な社会づくり
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輝く未来を創造する 関西の中央都市 高槻(8つの将来像)
1⃣ 都市機能が充実し、快適に暮らせるまち
1-1 安全で快適な都市空間・住環境の創造
1-2 安全で利便性の高い道路空間・交通環境の創造
1-3 安全で快適な市営バスサービスの提供
1-4 安全・安心な水道水の安定供給
1-5 持続可能な下水道の運営
2⃣ 安全で安心して暮らせるまち
2-1 災害に強く強靭なまちづくり
2-2 消防・救急体制の充実
2-3 防犯活動の推進と消費者の安全・安心の確保
3⃣ 子育て・教育の環境が整ったまち
3-1 就学前児童の教育・保育の充実
3-2 子ども・子育て支援の充実
3-3 学校教育の充実
3-4 社会教育・青少年育成の充実
4⃣ 健やかに暮らし、ともに支え合うまち
4-1 市民の健康の確保
4-2 地域福祉の充実と生活困窮者への支援
4-3 高齢者福祉の充実
4-4 障がい者福祉の充実
5⃣ 魅力にあふれ、にぎわいと活力あるまち
5-1 まちの魅力をいかしたにぎわいすくり
5-2 魅力ある公園づくり
5-3 農林業の振興
5-4 商工業の振興と雇用・就労の促進
6⃣ 良好な環境が形成されるまち
6-1 温暖化対策・緑化の推進
6-2 良好な環境の形成
6-3 廃棄物の排出抑制と循環的利用の推進
7⃣ 地域に元気があって市民生活が充実したまち
7-1 市民参加・市民協働の推進
7-2 人権尊重・男女共同参画社会の実現
7-3 文化芸術の振興と生涯学習の実現
7-4 スポーツの推進
8⃣ 効果的・効率的な行財政運営が行われているまち
8-1 経営的行政運営の推進
8-2 アセットマネジメントの推進
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第6次高槻市総合計画 <市ホームページ