油断こそ大敵
自然災害から身を守るには
雑誌「潮」3月号で、“熟年世代の危機管理術”の記事を読みました。タイトルは「自然災害から身を守るには」、災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏が書かれたものです。
はじめに、今年は感染症の脅威にさいなまれながら暮らすことになるのか、ワクチンが普及し、再生の希望の年になるのか、いまだ見通せません・・・と。
しかし、それだけでなく、日本は自然災害の危機にも直面しています。地震や台風、大雨に備えて、どのような心構えや準備をしておくべきでしょうか。と注意喚起をされていると感じました。
2018年、西日本豪雨で237名の犠牲、2019年は台風、大雨が関東地方を襲い、2020年は九州地方から東北地方での長期間の豪雨での被害。
大雨による被害は毎年必ず発生するものだと考えるほかありません。と、10年前は“異常気象”と呼んでいましたが、今は“気候変動”の結果と認識するべきでしょう。とも
そんな中で、身を守るためには、自分の住む場所の危険を確認し、対処する必要があります。
私が気になったのは著者が、私は全国各地で講演やセミナーを行っていますが、住民の方々が「地元の災害リスク」に対して、意外と無頓着であることに驚きます。「そんな大げさな」「自分はここに何十年住んでいるんだ」などと言われるときもあります。の記事
「いままでも大丈夫だったんだから、今後も大丈夫」「自分だけは被害に遭わない」という思い込みに支配されることの恐ろしさを感じました。
“後悔先に立たず”の言葉が脳裏をよぎりました。
著者は、極端な話だと感じるかもしれませんが、実際に地震や大雨のリスクは急激に上昇しています。今一度「自分の住む場所の危険」を再確認し、対処すべき時がきていますと言われてます。
最後に、まとめてとして、①2021年も必ず「自然災害」は発生する、②「豊かな自然」には、もう一つの意味がある、③「大雨」「地震」は日本全国どこでも起きる、④「自宅の改修・耐震化」は公的支援を利用、⑤地元のハザードマップを改めて確認しようと。
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自然の脅威については気候変動の結果、今後も繰り返されると感じます。油断こそ大敵です。