高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

明日の 希望は ひとりの人を 思う心から

人権週間記念事業

□議長公務 いいね!!たかつき 式典・イベント / 2019年12月15日

「人権を考える市民のつどい」が開催され

IMG_210814日(土)午後、生涯学習センター2階の多目的ホールにおいて「人権を考える市民のつどい」のセレモニーが開催され、市議会を代表して、ごあいさつを申し上げました。

“「人権を考える市民のつどい」がこのように盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。

まず、人権まちづくり協会をはじめ、ご出席の皆さま方には日頃から、様々な人権啓発活動に取り組まれ、人権尊重の社会環境づくりに、多大なるご尽力をいただいておりますことに、厚くお礼申し上げます。

さて、私たちの周りでは、男女差別、障がい者差別、人種差別のほかに、社会的弱者である子どもや高齢者への虐待など、今もなお様々な人権問題が存在しています。

また近年では、いじめや、インターネット上での差別書き込み、さらには、過労自殺やパワハラなど労働環境における人権侵犯事件なども増加しており、人権侵害事案は、ますます複雑・多様化しております。

このような問題を一日も早く解消するには、一人ひとりが人権について、正しい理解と認識を深め、お互いを尊重し、お互いを理解する努力が求められていると思います。

この後、「インターネットと人のかかわり合い」~突然、僕は殺人犯にされた~をテーマに、お笑い芸人でタレントの“スマイリーキクチさん”を講師に迎え、ご講演があると伺っています。

インターネットによりコミュニケーションの輪が広がり便利になる一方で、いったんインターネット上で人権侵害が行われると完全に消すことが困難であり、将来にわたって被害に苦しむことになります。

インターネットと人権侵害について、本講演が正しい知識を深める良い機会となることを願っています。

市議会といたしましても、行政や高槻市人権まちづくり協会と協働して、誰もが笑顔でいられる、差別のない心豊かな社会の実現を目指し、人権啓発事業を推進してまいります。

結びになりますが、ご出席の皆さま方のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、私のあいさつとさせていただきます。”

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1階の展示ホールでは、「標語の部」「絵画の部」「作文の部」として、“人権啓発作品展”が開催されていて、私も見学をさせていただき、改めて人権について考える機会になりました。最優秀賞の方の作文で、「見た目で判断しないでほしい」との一文には心を打たれました。

また、2階の多目的ホールでの“セレモニー”では、人権啓発作品展入選者表彰式があり、「標語の部」「絵画の部」「作文の部」の各部門で入選された皆さんが舞台上で紹介されて、お名前を呼んでいただくと「はい」と立礼されて、緊張される姿に、「頑張って!!」との思いに。

濱田剛史市長より、代表の方々に賞状等が手渡され、皆さんと一緒に拍手。「皆さん、本当におめでとうございます。」、最後に、標語の部の最優秀受賞者の方より、「人権擁護都市宣言」が朗読されました。

“人間は生まれながらにして自由であり、人間として尊ばれ、 人間として生きていく権利を有しています。

私たちは、幾多の試練を経て、 基本的人権の尊重を重要な柱とする日本国憲法を制定し、真に平和で豊かな民主社会の確立をめざしてきました。 しかし、現実をみたとき、歴史的流れや社会のしくみなどにより、基本的人権はなお完全に保障されず、 人権侵害の事実があとをたちません。

本市においては、高槻市民憲章を制定し、人権擁護の大切さをうたいあげ、 すべての差別を許さないまちづくりをめざしています。 その実現は、市をあげてのたゆまない日常的な取組みを通してこそ達成されるものであると確信します。

よって、私たちは基本的人権の大切さを認識し、それを擁護していく活動を日常的に進めることを確認し、 人権を守り、自由と公正を守る明るく住みよい高槻市を実現するため、 ここに「人権擁護都市」とすることを宣言します。昭和53年12月22日 大阪府高槻市”

前を向いて、堂々と朗読される姿に、とても感動しました。第二部は講演・・・

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人権週間

国連は、1948(昭和23)年12月10日の第3回総会において、世界における自由、正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、世界人権宣言を採択したのに続き、1950(昭和25)年12月4日の第5回総会においては、世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め、全ての加盟国及び関係機関がこの日を祝賀する日として、人権活動を推進するための諸行事を行うよう、要請する決議を採択しました。

日本においては、法務省と全国擁護委員連合会が、同宣言が採択されたことを記念して、1949(昭和24)年から毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同10日まで)を、「人権週間」と定めています。