高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

明日の 希望は ひとりの人を 思う心から

次世代へと継承を

□議長公務 いいね!!たかつき 式典・イベント 高槻市HPへリンク / 2019年11月24日

27回 淀川三十石船舟唄全国大会において祝辞

B757FF4D-35D6-4019-B004-E448EA93638A23日(土・祝)、「第27回淀川三十石船舟唄全国大会」のご開催、誠におめでとうございます。ご盛会を祝し、市議会を代表いたしまして一言ご挨拶を申し上げす。

本日、全国各地から民謡愛好家の皆さまをお迎えして、このように盛大に全国大会が開催されますことは、舟唄の保存・伝承にご尽力いただいております“淀川三十石船舟唄大塚保存会”の皆さま方をはじめ、大会関係者の方々のご尽力の賜物であると敬意を表する次第でございます。

本市には祖先が残した多くの有形、無形の文化財が、古来より受け継がれ、今に残されております。その中でも、淀川三十石船舟唄は、皆さまご承知の通り、“無形民俗文化財”に指定されており、今なお、多くの方々に親しまれております。

かつて、重要な交通・運輸方法として京都・伏見と大坂の間をのぼりくだりした淀川三十石船でございますが、本日、お集まりの皆さま方には、この舟歌を通して、江戸時代の船頭衆が情緒あふれる舟唄を唄う様や、今も変わらぬ、雄大な淀川の流れに思いを馳せていただきたいと思います。

ご出演の皆さま方におかれましては、日頃の練習の成果を存分に発揮されますようお祈り申し上げます。

結びになりますが、関係各位におかれましては、今後ともこの舟唄を次世代へと継承していくため、一層のお力添えをお願い申し上げますとともに、淀川三十石船舟唄全国大会の益々のご発展と会長をはじめ、本日ご出席の皆さま方のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

追伸

淀川三十石船”は、京都・伏見と大坂・八軒家(はちけんや)を結んで、1日2回淀川を往復した乗合旅客船、米を三十石積めることから三十石船と呼ばれたそうですね。この日は、~ここは大塚榎の茶屋じゃ 向こうは枚方番所浦~と「淀川三十石船」の船頭が唄った船唄を多くの方に聞かせていただきました。

船の全長は、約11~15メートル、幅1.8~2.1メートルといわれ、船頭4人、乗客定員は28人。下りは川の流れまかせでしたが、上りは人力、とくに流れの速い瀬では船頭が岸にあがり、綱で引いたと伝えられます。

江戸時代、淀川では淀川三十石船や貨物船が人々の生活と経済活動を支えていました。それら淀川を往来する船に酒や食べ物を売る小舟(煮売茶船)、“くらわんか船”もあり、当時の活気に思いを馳せたところです(高槻市インターネット歴史館)