命について考える
令和元年度 十中校区人権講演会へ
昨日は、市立桜台小学校の体育館で行われた「令和元年度 十中校区人権講演会」へ参加させていただきました。
校区の桜台小学校、竹の内小学校、桜台認定こども園等の子ども達やPTAの皆さん、地域方々が会場いっぱいに参加されていました。
今回の講師は、“児童文学作家の今西のり子さん”、演題は、命について考える「命の授業ー捨て犬・“未来”のものがたり」
講演会のオープニングは、第十中学校の吹奏楽部。見事な演奏曲は“あいみよんさん”の“マリーゴールド”など。吹奏楽なので、帰ってから歌詞を調べてみると、こんな一節が・・・♪希望の光は、目の前でずっと輝いている、幸せだ~でも不思議なくらいに、絶望は見えない♬ 今回の演題に合わせたような思いが。
さて、今田のり子さんの講演、「自分のことが好きですか?」「誰しも目指している同じ未来がある、何ですか?」、人生100年時代、この先自分は、どのような思いで生きていくのか?
海の近くに住まわれている今田さん宅には愛犬が。人は可愛いからとペットを飼う、でも、いらなくなったからと山や海辺に捨てる。そんな姿を見て憤りを。捨てられた犬は動物愛護センターへ
施設の役割は、捨てられた犬の譲渡、引き取られない犬は、最後は殺処分(悲しく辛いお話し)、動物“愛護”センターなのに何故!?。命を絶たれても最後まで飼い主を待つ犬の悲しい目。
ある日のこと、今田さんとペットシッターさんとの愛護センターでの出会い。ペットシッターさんと、虐待を受けてきた障がいを持つ子犬との出会い。ペットシッターさんは、今までもセンターから譲渡を受けて3匹の犬を。目の前の小さな子犬を救えないのか!? 救いたい!! 悩む日々。過去の愛猫との悲しい別れを、後悔し思い出しながら。
子犬が殺処分される前日、今の自分にできることを。「引き取ります!!」愛猫への思いを重ねながら、葛藤の中で「この子を引き取ります!!」、引き取ってくれる人を探す決意を。名前は“未来”に。 病院での手当、ネットでの募集も(ブログ:おあずかり日記)
思いある方が引き取ってくださり、あれから14年。砂浜を走り回る”未来”、“未来”の“未来”が守られた瞬間。
人は心ひとつで、人を傷つけたり、幸せにすることができる。「どちらの自分が好きですか?」 相手の立場に立って寄り添うこと。誰かを救うことは自分を救うことに。誰しも目指している同じ未来とは“幸せ”
「今日の自分は好きですか?」と自分に問いかけてほしい。もし今日の自分が嫌いなら、明日から自分を好きになれるよう・・・今西さんのメッセージ。
90分間の講演は一瞬のうちに。人も動物も同じ命、“命について考える”すごく感動的な講演でした。ご準備いただきました関係者の皆さまに感謝の思いです。