救急救命技術錬成会を見学して
本日は、「救急救命技術錬成会」の開会に際しまして、市議会を代表してごあいさつを申し上げました。
本市の救急医療体制につきましては、市内医療機関への高い収容率や、医師の同乗とともに救急現場へ向かう特別救急隊の運用により、高い社会復帰率を示しているなど、医療体制が充実した地域であることを大変誇りに思っております。
これも、ひとえに本日、ご臨席の高槻市医師会様をはじめ、大阪府三島救命救急センター、大阪医科大学様など、救急医療に携わっていただいている関係各位の皆さま方のご尽力の賜物であると感謝しております。
救急隊員の皆さま方におかれましては、本日の錬成会を通じて、さらなる救命技術の向上を目指していただき、市民の期待に応えていただきますようお願いいたします。
市議会といたしましても、「安全・安心のまちづくり」を推進し、市民の皆さまとともに各種事業を実施できるように頑張ってまいります。
結びに、本日ご臨席の皆さま方のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げまして、あいさつとさせていただきました。
このあと、デモンストレーション及び訓練が開始。デモンストレーションの“想定”として、家族からの119番通報、帰宅したところ糖尿病の持病を持つ70歳の父親が自宅内で倒れており、呼びかけたが反応が鈍い。救急隊が出動。救急隊が観察し、血糖測定、低血糖発作と判断し医師の指示の元、静脈路確保及びブドウ糖投与を行い病態の悪化を防ぎ救急搬送につなげる。
救急隊の機敏で的確な行動に感動しました。
次に、消防隊と救急隊の連携による心肺蘇生及びAEDの実施、適切な救命処置により傷病者の心拍再開までの訓練を見学。冷蔵庫から取り出す“救急医療情報キット(命のカプセル)”を使用しての訓練は、その重要性を感じるところでした。
このように“錬成会”を通じて、救急救命技術の向上を目指し取り組んでいただいている姿には日々、市民の生命を守るための活動として、心から敬意と感謝の思いを感じました。
〈救急救命士法の改正〉
平成16年7月:気管挿管チューブ使用できる器具に
平成18年4月:アドレナリンが使用できる薬剤に
平成27年4月:血糖測定と低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与、心肺機能停止前の静脈路確保と輸液の実施